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2010年9月16日 (木)

A・ライオン生誕100年ブルーノート再発盤(8)・・・備忘録

これは’08.7.26にアップしたモノの要約です。

今日紹介するのはCLIFFORD BROWNです。

アルバムはMEMORIAL ALBUM(’53.6.9、8.28録音)です。

Ⅰ 1.HYMN OF THE ORIENT 2.EASY LIVING 3.MINOR MOOD 4.CHEROKEE 5.WAIL BALT

Ⅱ 1.BROWNIE SPEAKS 2.DE-DAH 3.COOKIN’ 4.YOU GO TO MY HEAD 5.CARVING THE ROCK

メンバーはCLIFFORD BROWN(tp)、LOU DONALDSON(as)、GIGI GRYCE(as、fl)、CHARLIE ROUSE(ts)、ELMO HOPE(p)、JOHN LEWIS(p)、PERCY HEATH(b)、”PHILLY” JOE JONES(ds)、ART BLAKEY(ds)です。

このアルバムはブラウンが22歳の時に収録したものです。そして3年後交通事故死と言う悲劇的な最期を遂げたのでした。享年25歳と言う若さはこの稀に見る天才の余りに早い人生を象徴的に表したものだ。

ヒム・オブ・ジ・オリエントでは完璧に演奏するブラウニーのテクニックが良く分かる。65秒間のこのパッセージは本LP中のハイライトだろう。

イージー・リヴィングで、ブラウニーは優雅なバラードを聴かせてくれる。

マイナー・ムードは中間テンポのブラウニーの曲。

チェロキーは非常なアップ・テンポだ。ブラウニーはエネルギー溢れる演奏をし、後半ではブレイキーと4小節の掛け合いをする。

ウエイル・ベイトはメロディックなテーマをジジとジョン・ルイスとブラウニーが聴かせる。

ブラウニー・スピークスでは彼は3コーラスに亘っていささかも退屈しない即興演奏を繰り広げる。非常に個性的で刺激的なスタッカートの演奏スタイルだ。B面の他の曲もブラウニー・スピークスに優るとも劣らない出来だ。

彼は既に模倣演奏と言う狭い海峡を脱し、オリジナル性豊かな広い流れに乗っていた。中でもディー・ダーは多くのミュージシャンが忘れている自明の事実を教えてくれる。即ち上手くやりさえすればバップがそれを生み出した時と同様に新鮮で刺激的なものになりえるのだ。

クッキンは従来のハーモニー演奏の構成とは異なる12小節のテーマの後、ソロになる。そして全員が登場し、全員が本当に「熱い」。

ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッドではこの古びないバラードの作曲者のアイデアとドナルドソンとブラウニーのアイデアが良く混じりあっている。

カーヴィング・ザ・ロックは最後のフラット5度まで最高にスイングすることが分かる。

ブラウニーが不遇の内に死んだ訳ではないと報告出来るのは幸いなことだ。最後の2年間は相応の評価を受けていた~ライナ・ノーツ。

演奏だけ聴いているととても22歳とは思えませんね。他のメンバーに臆することなく渡り合っていて「本当に君は22歳かい」と問いたくなる演奏ですね。天才っているのですね。ビックリしたー

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