本(オーディオ関係)

2015年9月21日 (月)

本の紹介

AA誌のムック本『電源&アクセサリー大全2016』http://www.phileweb.com/editor/special/dengen2016/がネットに紹介されていました。

座談会(の写真)には4人の名前が書かれていました。

左から島元(出水電器社長)、土田プロデューサー、オーディオファン、ライター田中伊佐資(敬称略)です。

さてこのオーディオファンって誰でしょう(爆)(苗字をストレートに英訳すれば分かるよ)。

これを見る限り彼がAA誌(phileweb)とは良い関係であることは推して知るべし。

以上です。

追記

私はこんな本買いません、って言うか現在オーディオ誌初め本は一切買っていません(爆)。

 

| | コメント (2)

2011年2月 5日 (土)

ジャズ・ヴォーカル 名曲名盤161

標題の本がありましたので紹介したいと思います。

Img_51701’83に出版された本(¥750.-)です。著者は山口弘滋です。音楽の友社から出ています。

ー音楽の楽しみの原点はヴォーカルにありーと言うのが著者の持論のようです。

私もかつてはヴォーカルが一番好きでした。↑の言葉は良く分かります。

今でもメインのソフトは女性ヴォーカルでしょうか。ただ、以前よりは演奏モノも好きになり、ソフトも増えましたが...。

この本は原曲名順に161曲を網羅し、1曲ごとに詳細な説明が書かれています。

それを全部紹介する訳には行きませんので私の知っている曲名を抜粋して一覧表にしてみました。

原曲名とその出版年です。

APRIL IN PARIS 1931
AUTUMN IN NEW YORK 1935
AUTUMN LEAVES 1947
BODY AND SOUL 1930
BUT BEAUTIFUL 1947
BUT NOT FOR ME 1930
BYE BYE BLACKBIRD 1926
CHEEK TO CHEEK 1935
COME RAIN OR COME SHINE 1946
THE DAYS OF WINE AND ROSES 1962
EASY TO LOVE 1936
EVERYTHING MUST CHANGE 1974
FLY ME TO THE MOON 1954
GEORGIA ON MY MIND 1930
THE GIRL FROM IPANEMA 1963
GONE WITH THE WIND 1937
HONEYSUCLKLE ROSE 1929
HOW HIGH THE MOON 1940
I CAN’T GET STARTED 1935
I CONCENTRATE ON YOU 1939
I DIDN’T KNOW ABOUT YOU 1944
I GOT RHYTHM 1930
I’LL REMEMBER APRIL 1941
I REMEMBER YOU 1942
IT DON’T MEAN A THING  1932
IT’S ONLY A PAPER MOON 1932
JUST FRIENDS 1931
LOVE FOR SALE 1930
LOVER、COME BACK TO ME 1928
LOVER MAN 1942
LULLABY OF BIRDLAND 1952
LUSH LIFE 1949
THE MAN I LOVE 1924
MISTY 1954
MOOD INDIGO 1931
MOONLIGHT IN VERMONT 1944
MY FUNNY VALENTINE 1937
MY MAN 1920
MY SHINING HOUR 1943
THE NEARNESS OF YOU 1940
NIGHT AND DAY 1932
ON A CLEAR DAY 1965
ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET 1930
OVER THE RAINBOW 1939
ROUND MIDNIGHT 1944
SATIN DOLL 1958
SEPTEMBER SONG 1938
THE SHADOW OF YOUR SMILE 1965
SOLITUDE 1934
A SONG FOR YOU 1970
SOPHISTICATED LADY 1933
SPEAK LOW 1943
SPRING IS HERE 1938
STARDUST 1929
STARS FEIL ON ALABAMA 1934
ST. LOUIS BLUES 1914
SUMMERTIME 1935
SWEET GEORGIA BROWN 1925
S’WONDERFUL 1927
TAKE THE A TRAIN 1941
TEA FOR TWO 1925
TEACH ME TONIGHT 1953
TENDERLY 1946
THAT OLD BLACK MAGIC 1942
WAVE 1967
WHAT IS THIS THING CALLED LOVE 1929
WHAT’S NEW 1939
WILLOW WEEP FOR ME 1932
YESTERDAY 1965
YESTERDAYS 1933
YOU’D BE SO NICE TO COME HOME TO 1942

ご覧の皆さんもご存知の曲があれば想いを馳せて懐かしんで下されば幸いです。

なお、この本はアマゾンで中古で安く手に入れられるようです。

続編も出ているようです。

| | コメント (0)

2010年9月 7日 (火)

アイデアとノウハウがいっぱい!スピーカ・システム製作集・・・備忘録

これは’09.9.25にアップしたモノです。

アイデアとノウハウがいっぱい!スピーカ・システム製作集・・・ラジオ技術3月号別冊(’87.3.10発行 初版本 ¥1,600.-)です。

Img_83641

私もこの頃までは未だ自作と言うかそう言うことへの興味もあったので買ったのでしょうが、結局SPはユニットばかり昔のモノを沢山手当てして、そのままになってしまいました。coldsweats01

従ってこの本もまともに読んでいないので状態は極めて良いです。

ヤフオクではそれ程高値は付いていません(尤も第2刷ですが)が、アマゾンで中古が出ていますが¥3,400~¥4,500.-程度と結構良い値段が付いています。

さて、いつものごとく大雑把に目次順に紹介します。

なおSP自作の一方の雄でもあった、長岡鉄男氏の作は一件も紹介されておりません。雑誌社の関係でしょうか。長岡派の方には対象外の本です。残念でした。

スピーカ作りの基礎知識

入門/スピーカ・システムのすべて・・・茶谷郁夫

バスレフ・ポート3種の特性の違いを探る・・・梅田典明

12DB/OCT定抵抗型ネットワークの製作・・・石井義治

SPチューニング用オシレータの製作と応用・・・近藤光

フルレンジ・スピーカのよさを生かす

20PW09を使ってバスレフ・システムを作る・・・小原由夫

大型密閉システムの製作・・・山田正

新ロクハンP-610D、Fを解剖・・・編

コーラルFLAT-8Ⅱによるバスレフ・システム・・・近藤光

ダブル・バスレフ・システムの製作・・・近藤光

TQWT型フルレンジ・システムの製作・・・拝郷明良

マルチウェイ・スピーカ・システムの作り方

バイ・アンプ方式2ウェイ・システムの製作・・・土屋赫

無共振を狙ってエンクロージャに工夫・・・須賀田弘

TADを使った2ウェイ・システム・・・田中俊夫

高性能ユニットによる3ウェイ・システム・・・佐藤則行

テクニクス5HH10+コーラル8A702ウェイ・システムの製作・・・石田一郎

高性能3ウェイ・システムの設計・製作・・・梅田典明

アイデアへの挑戦/マニア風実験記

新聴感バランス方式システムの製作・・・水尾忠雄

ダエン形エンクロージャ・システムの試作・・・四元浩二

トゥイータ・アレイ・システムの製作・・・蓮沼弘

15kgの鋼塊をユニットにつけてみると・・・高橋和正

ロクハンの後にレンガをつけてみた・・・編

サンドイッチ16cmユニットの製作・・・島津知久

ホーン作りのノウハウ教えます

CW形バックロード・ホーン・システム・・・渡辺勝

縮小形ホーン・スピーカの原理・・・小島靖一

米松合板を重ねて木製ホーンを作る・・・須賀田弘

工夫第一、しんちゅうホーンの製作・・・八谷具佳

低音再生ならこの方式で

Wバスレフ・エンクロージャの製作・・・小原由夫

TQWT方式システムの試作・・・塩野谷建治郎

2ウェイ広帯域スピーカの製作・・・中川堅司

発泡スチロール超低音ウーファの製作・・・島田貴光

とまぁ、こう言った内容です。

時代的なこともあるのでしょうが、これらは素人の域を出ない製作集ですね。

現在、サーロジックの村田さんが作ろうとしているSPシステムに比べたら、これらは単なるキャビ作りの域を出ないモノとしか言いようがない。

ユニットそれぞれの個性を良く理解し、それらを上手く活用した存在感のあるSPシステムでなければ納得出来るモノとは到底言えないでしょう。

その意味でも完成が待たれます。

| | コメント (0)

2010年8月27日 (金)

新・オーディオ100バカ・・・備忘録

これは’09.8.26にアップしたモノの要約です。

この本は新しいオーディオの考え方と言う副題を付けられた「オーディオ100バカ」の続編である。’84初版 高城重躬著 (株)芸術現代社刊 ¥1,200.-です。

Img_75841 本当はもうちょっと色が濃いです。

尚、前著と合わせて100バカです。(それぞれ50バカずつの記事です)私は生憎前著は持っていません。

この方は知る人ぞ知るこの世界においては著名な人物でオーディオ評論家の草分けとも言える人です。元々は数学の先生で後校長を最後に退官し、好きなオーディオが収入の糧になった幸せな方です。’99死去。87歳。

世に言う原音再生を唱える源流の人でもあります。ただこの場合の原音再生は彼の自宅で録音し、再生された音が同じと言う極めて狭義の考え方で巷で言われるものとは一線を画します。これならそのように聴こえなければ駄目だと言っても不都合はないと思います。

巷の原音再生論は甚だ無意味な話で私は全く意に介しません。考えてもみて下さい、あれだけの機材・経路を経由して録音されたモノがどうしたら原音再生と言う発想に結び付くのか、全く分かりません。・・・この件はこの本の紹介に当たって本筋の話ではありませんのでこれで終わります。質問も一切、お受け致しませんので悪しからず...。

この本はちょっとネットで調べて見ましたが、現在は入手は難しそうですね。私は買った当時真面目に読んだことはないのですが、今改めて読むと私って本当にバカだなー、と思うことが一杯書いてあります。(爆)

今更気付いても後の祭りですが、私自身の考えを述べるより、先人の著したこの本で私自身も納得した部分を抜粋して紹介したいと思います。

1.(パイプ)オルガンから重低音だけを期待するバカ

この楽器は大小様々あり、時代により、国により音創りも違う。同じオルガンは二つとない。

日本のオルガンも年々増えてはいるものの、これと切り離せぬ関係にあるホールないしは教会を含めての響きとなると、未だゝヨーロッパの足元に及ばない。その上、歴史的銘器となるとこれは絶望的。

この点からもオルガン音楽のレコードは貴重だ。単に重低音だけを期待するのでは、演奏者はもとよりオルガンにとっても気の毒と言うほかない。

2.湿度、温度の影響を考えぬバカ

楽器の音が湿度によって変化することは良く知られている。温度によっても音は変わる。パイプオルガンのパイプを収納した部屋には人が一人入っても温度が変化し調律が狂うと言う理由で入室が許可されなかった。

同じようなことは他の楽器でも言える。

オーディオも同じ。

例としてカートリッジ、寒い日は当然、びり付き易くなる。適正針圧は温度によって変わる。

湿度の影響で一番音質が変わるのはスピーカ。それも紙を使ったコーン型である。最近は防湿処理をしたりしているようだが、昔の製品は特にひどかったようです。

部屋の温度・湿度の管理は重要です。特に日本の旧来の和室はもろに影響を受けるので要注意。

3.はびこる悪貨に気付かぬバカ

悪貨は良貨を駆逐する、とは良く言われたものです。オーディオだけに限ったことではなく、楽器メーカーにしてもこの現象によって姿を消した良貨は枚挙に暇がない。

ポリシーの一貫。これは長いスパンで見れば一目瞭然。注目を集めたと見るや大手が参入し、又潮の流れを見てさっさと引き上げてしまう。これの繰り返しでオーディオも混乱の極致を味わって来た。

私は、昔から大手メーカーのモノには余りちょっかいを出さず、専業メーカーのモノを求めて来たがこれとて言うは易く行うは難しであった。

4.音楽を目で見るバカ

スペクトラム・アナライザーのことです。この本来の目的は周波数分析の為に開発されたものです。音楽は飽く迄も耳で聴くもの、録音の良否もその音楽を念頭に置いた上でこれ又耳と頭で判断すべきだ。こんな装置は測定用に止めたい。

5.遮音と吸音を混同するバカ

遮音に一番良いのは部屋の仕切りの天井、床、壁などに重い材料を使うこと。遮音材には吸音効果はない。コンクリート壁では音の反射がひどい。

理想は鉄筋コンクリートで外郭の骨格を形成し、内側に木造で部屋を作る2重構造。・・・浮床仕様ではない。空間は充分な容量を設けて音の逃げ場を確保する。ライヴを目指すが、木造の部屋はどんなに強固に作ってもデッド方向に行くので柱の間隔等を狭めてカチンカチンの構造とする。

勿論上下・前後・左右は全て非平行とする。(ギザギザにする必要はない)・・・構造上のテクはサーロジックのHPを参照されたい。・・・これは私が目指す方向です。

6.読み物としての記事を真に受けるバカ

多くの場合、読む方はその記事をそのまま鵜呑みにしない方が良いことは言うまでもない。

例えば調整、ややドンシャリ気味のバランスを中音をそのままに低音や高音を下げるようにすれば当然、素直な音になる。でもこれで音楽が楽しめるか。

そう言う意味でこの種の記事は読み物として参考用くらいに受け止め、そのまま真に受けないことだ。病気の療養と同じで一回で気分よくなったとて、それで全治したとは限らない。

7.耳を大切にしないバカ

60歳を過ぎたら1万Hz以上は聴こえない人が多い、殊に老人ホームなどでのんびり暮らす人は高域がガタ落ちとのことだった。そうだとすると、耳は適当に使った方が良いらしい。やかましい音を避けるのも手だ。歳を取ればとりわけ高域が落ちるのは避け難いこと。

音楽を聴くとなると話は違い、こんな単純なものではなくなる。大切なのは今鳴っている音に対する判断力ではなかろうか。今鳴っている楽器が何であり、それがどう聴こえるか、バランスはどうか・・・と言ったこと。いつも音に好奇心を持つこと、これが耳の劣化を防ぐことにもつながると思う。

神経を集中して、耳で聴くことをしないで、音の洪水にどっぷり浸ってばかりいたのでは、耳が鈍化しても致し方ない。

8.古楽器演奏を敬遠するバカ

オリジナル楽器による演奏とは制作された当時のままの状態で演奏することを意味する。古楽器は現在、クラシックでは使われていない。民族楽器も含めて、古い楽器と言うことにしておこう。古楽器による演奏は、現代の楽器のように洗練されてはいないにしても、その素朴な音にはひきつけるものがあることは確かだ。

音の履歴書

昭和27年、家を新築するに当たり、最初から巨大な低音用ホーンを建築の一部とすることにした。

開口部を天井に持つこの低音ホーンの建設も、日本で最初のことだったかも知れない。ホーンは全て自分で設計。数学が専門だからコンピューターがない時代でも訳なく出来た。

オーディオには数学と音楽が不可欠である。・・・高城重躬

この時、彼は高校の数学教師で趣味としてやっていた。

それにしても何とも凄い人がいたものだ。

ただ、残念なのは全て分っている人はいない、と言うことですね。

高城邸を(写真で)拝見すると兎に角モノが溢れ、足の踏み場もない。これでは100バカと言って批判記事をものした人も尤も肝心なところで抜けていたと言わざるを得ません。

私から言わせると自戒を込めて「アンタが最高の大バカ」と言えそうです。

それにしても某サイトでアップされていましたが、生前故人が愛した機器類も主がいなくなれば正に粗大ゴミとなる運命のようです。

何年か経ってからでしょうが、愛用の機器類もヤフオクで売りに出されたようですね。

しかし、壁に埋め込んだゴトウユニットなどは手の付けようがない訳で残された者のことを考えれば、精々家毎のオーディオだけは避けた方が良さそうです。(爆)

| | コメント (0)

2010年8月13日 (金)

音楽 オーディオ 人びと・・・備忘録

これは’09.8.6にアップしたモノの要約です。

「音楽 オーディオ 人びと」・・・中野英男著 ¥1,200.-’83 第3刷です。

Img_74351

著者の中野英男は当時トリオの相談役でした。・・・若い人はご存じないと思いますが、トリオとはオーディオ・メーカーです。・・・トリオの名はこの3年後に終焉を迎えます。今はケンウッドと言います。チューナーで有名でしたね。

又、ここから巣立った春日兄弟によってアキュフェーズが誕生(’72)しました。(設立時はケンソニックと言いました)

今回はいつもと違って本の中で感銘を受けた部分を抜き書きし、紹介したいと思います。これは今から27年以上(初版発行)前の本ですから古いところもありますが、読んでいてへぇー、と納得させられる部分も沢山ありました。

私もこの時点ではこの趣味に嵌って10年位経った頃ですが、本の入手は恐らくもう少し後だったのではなかろうかと思います。その当時読んでいれば又違った方向へ進んでいたかも知れない、と言う意味で...。

と言うことで今回は目次とは関係なく進めます。(一応本の中の順番通りですが...)

長岡鉄男の本

私の書斎に彼の著書がある。オーディオの本ではない。機知・頓知・隠し芸に関する新刊書である。この本の執筆時から遡ること20年前、彼はラジオ・テレビのコミック・ライターであった。天才的、としか評しようのない創造力で幾つかの人気番組を作り上げておられた。

私にしてみれば今、オーディオに専念されておられるのが残念で仕方がないと...。その後の彼の行き方を見ると何となくその時の名残が投影されているようで面白い。(・・・私の感想です)

同じシステムでの音の違い

物理的条件の違い(空間・セッティング・空気の湿度・部屋の仕様:ライブ・デッド等々)もあるが最大の違いはそれを使う「人間の差」であろうと思った。

再生装置は持ち主の音がする。その人が音楽の中で、どの部分を大切にするのか、音楽の素材から何を聴き取ろうとするのか。無意識の内に線を繋ぎ、つまみを動かし、音を鳴らす。そう言う行為が知らず知らずの間にその人の全人格を反映する結果を現出するのである。

再生装置の音は必ずその人に似て来るだろう。

温故知新

池田圭はSPの開発においては徹底した模倣主義を勧めた。何が売れるか分りもしないで一生懸命紙を漉いたり、箱をいじったりするのは愚の骨頂である。何よりも世界で一番売れているSPと同じ音のする機械を作ってみよ、全てはそこから始まる。温故知新をこれほど明快に示す表現もないだろう。

EMTについて

中野氏がEMT-927DSTを買ったのが10年以上前だとか。(単純計算して’70初め頃)斡旋者は瀬川冬樹であった。

彼はこのプレーヤを使うようになって初めてレコードに関心が向くようになったと...。で、この時期聴いていたレコードの80%が東西のドイツ・プレスとオランダ・プレスである。又この時期、自社でもレコードを作っていた時期でもあったが反省しきりだったようである。

この頃の彼の述懐:オーディオと音楽の道はそれほどまでに深く、かつ楽しくて底が深いものだと。

ある春の宵、瀬川氏が松見達夫博士*と言う医者を連れて来られた。目的はEMT-927DSTを買う切っ掛けになれば、との狙いである。

この時点で瀬川氏所有の930STは聴いておられる。その松見博士が現物をご覧になり、その音をお聴きになった途端、顔色が一変したそうである。

即座に購入の意思を固められた。しかもその後、アルコールが入り、メートルが上がるにつれ瀬川氏の持っている930STなんかゴミみたいなもんだ、の発言まで飛び出し、瀬川氏も買うことになったそうだ。

この時点ではその後のことは書かれていませんので買ったかどうかは分かりません。(爆)・・・当時250万円以上していたようです。・・・蛇足ですが当時からゴミ発言をされていた方がいたのですね。(爆)・・・当時私の給料で計算すると少なく見ても110ヶ月分位にはなる。ドッヒャー、ですね。

*・・・氏は写真家木村伊兵衛氏の主治医兼高弟であられた。木村氏に傾倒する余り、以後木村氏の健康管理全て無料で引き受け、最期まで見届けられた方である。

2機種のスペック状の差は極めて少ない。だがそこに醸し出される安定感と雰囲気の差は如何ともなし難いものがある。・・・「オーディオは数字ではない」と痛切に感じた、と。

この時、筆者の年齢は70歳を超えている。・・・矢張り60歳程度は未だゝ鼻垂れ小僧なのかもしれない。

その後トーン・アームを新型の997型に替えようと言うことになった。その結果は一段と再生音の質が向上したことは言うまでもないことであった。

その時、瀬川氏からこのプレーヤに内蔵されているイクォライザーを通して再生すると良いですよ、と囁きがあったのでした。

中野氏は購入した当時は半年程使用していたが、性能が思わしくない、との理由で取り除き他のプリのイクォライザー経由で使って来た経緯がある。

瀬川氏の折角の進言ということでやっと重い腰を上げて、10年間ほったらかし状態のイクォライザーに接続、音出しをした瞬間、その場に居合わせた人々の間に深い沈黙が支配したのである。あの瞬間、私の居間を支配した静けさはまさしく、本当の美しさに対する沈黙であった。

このことは装置の問題ではなく当時の耳、いや心がそれをとらえなかったのだとしか思えない。聴く耳を持たないと言うことは恐ろしいことだ。・・・未だ残されている空白の分野は無限にある-これがこの夜の結論である。

SP遍歴

凄まじいものだったようである。何とパラゴンは日本での導入第一号だとか。(’64年頃は未だ日本にもう1台あっただけとか...)アジアでは二番目、それがどうした、と言われれば、別にどうもしませんけれど。・・・この後パラゴンは江川三郎の許に嫁いだと...。今は何処へ。

更に彼の部屋には数機種のSPがあった。その内のヴァイタ・ヴォックスが旅立った後のSPの音は低域が素晴らしく爽やかな音で、吹き抜けるようになった。ヴァイタ・ヴォックスが巨大な共鳴箱として悪さをしていた訳です。・・・部屋に複数のSPを置く弊害がモロに出ていたようですね。

SPの問題:「耳」だけ良い人はいくらでもいます。・・・作り手に感性があり、音楽感の違いが製品作りに影響している。・・・スペックの問題だけではない。

カートリッジ作り

カートリッジを作る為には、カッターとカッター・ヘッドに関する知識が不可欠だ。日本人にはそれが決定的に欠けている。それなしに絶対に良いカートリッジは出来ない。

どう言うことかと言うとカッターとカッター・ヘッド、それにレコード制作のプロセスに重大な問題点が数ヶ所あり、欧州系のメーカーは、その欠陥をカートリッジ側でキャンセルしたり、巧妙に利用したりすることによって魅力ある音創りを行っている。

カートリッジの物理特性を良くして行くと、何となく音楽が詰らなくなる。

オーディオの追及の仕方

評論家やメーカーの方がテストに使うソースにはジャズが多い。ジャズによるテストはそれなりに重要な意味を持つが、逆にマッシヴな合奏の響きとか、連続音とかは分からない。今のやり方は部分部分に囚われて音楽にとって一番大切な要素であるハーモニーと響きの美しさを忘れてしまったようなオーディオの追及にはやりきれない思いがしてならない。・・・相沢昭八郎

オーディオの歴史は低音を聴きたいと言う願望の歴史なんです。本当の低音が響いた時の音楽の美しさを近頃の人は知らない。シューベルトの「ます」なんて、50Hz以下がきちんと出るようにした装置で聴いて初めて納得出来るんですよ。皆さんが聴いておられる「ます」はピアノ五重奏曲でなくてコンバスの抜けた「ピアノ四重奏」ですな。・・・池田圭(曲じゃぁない、と言っているのです)

日本人は生理的に「低音音痴」なのではあるまいか・・・これは当時の筆者の感想である。

日本人の低音音痴は赤ん坊の時教会に通って毎日曜日ミサのオルガンを聴いた体験を持たないからだ。・・・五味康祐

オーディオの原点

オーディオによる完全な原音再生なんて出来る訳がない。事実再生機器が介在する限り、100%忠実な音像の再現は不可能に決まっています。

ですが不可能と言うことは一生やっても終着点がないって言うこと、これは無限の可能性があるってことですから極め尽くせないものに挑戦するのが一番面白い・・・とはこの仕事を死ぬまで続けたい、と言った若い技術者の発言。

EMTで聴く音楽は全てドイツ・オーストリアの香りを帯びてしまう。感動的に聴こえますからEMTのポリシーは間違っていないでしょうがEMTの開発技術者はある特定のホール・特有のアコースティックを前提に音作りをしているように思われてなりません。

これがある意味自然のまま、と言うことでしょうか。無意識の内の原体験が製品作りに反映されている。・・・これではスペック重視の日本製は適わない。

| | コメント (0)

2010年8月 7日 (土)

図説・MC型カートリッジの研究・・・備忘録

これは’09.6.28にアップしたモノの要約です。

図説・MC型カートリッジの研究=長島達夫~季刊ステレオサウンド別冊’78.11.20発行 ¥1,400.-と言う本の紹介です。

Img_55571

それでは目次です。

1.世界のMC型カートリッジ代表機種

2.ミスターMC vs ミスターMM

3.MC型カートリッジの特徴をそのメカニズムからのぞく

4.世界のMC型のいろいろ

5.すぐれたMC型カートリッジの性能を引き出すための七章

6.使っているうちに音質は劣化してゆくもの

7.磁石のはなし

1.世界のMC型カートリッジ代表機種 として21機種上がっていますが、その中の4機種私は使ったことがあります。それは

①デンオン/DL-103D、②FR/FR-7、③ジュエルトーン/JT-RⅢ、④ソニー/XL-55proです。

この当時使っていたヘッドアンプはマークレビンソン/JC-1ACです。機種によっては若干時期がずれていたものもあると思いますが...。

その後、私にとって衝撃的なカートリッジと出会うことになるのです。それがソノボックスのSX-8です。

驚いたのはこのカートリッジ1台で前述の4台全部買えてしまう価格だったことです。聴いてみてその差にびっくりしましたので納得せざるを得ませんでした。イケイケドンドンの時期でもありましたので結局買ったのでした。(爆)

私はこのカートリッジを得たことでアナログ終焉まで浮気もせず無事添い遂げることが出来ました。目出度し、目出度しです、と思いきや10年以上のブランクを経た後、今から2年少し前、某所でLP12を聴いたことで又々アナログへの思いがメラメラと燃え上がり、翌年1月に導入の運びとなった訳です。さしづめ老いらくの恋ってところでしょうか。(爆)

矢張り私にはアナログの音が忘れられなかった、と言うことですね。そして何よりも回帰させた一番の要因はアナログってこんなに良かったっけ、と言う新鮮な感慨が得られたことです。幸いにも手持ち不要機器は処分を進めていましたがLPだけは手を付けなかったのでそのまま利用出来ることも導入の決め手となりました。

今私は貧しいながらも幸せな音楽ライフを過ごしています。LPは貴重な財産です。大切に扱いたいと思います。

MCカートリッジについては所謂オルトフォンタイプは使ったことがありますが家元のオルトフォンは結局一度も使いませんでした。理由は鉄芯を使っていたことが引っ掛かっています。まぁ、それがソノボックスに惚れ込んだ理由でもあります。上記4機種の内、鉄芯1機種を使った経験からの判断でした。

4.世界のMC型のいろいろ では上記21機種についてそれぞれ2ページに亘って図説入りの詳細な説明をしています。

中でも変ったところは

FR/FR-7・・・コイル用導線はわりと太目の銀線が使用されている。そしてヘッドシェル一体型の製品で自重が30gと重いのが特徴。

ジュエルトーン/JT-RⅢ・・・これはリボン型カートリッジである。通常リボン型は出力電圧が小さいのでこれはデュアルリボンの構造としている。そしてリボンの駆動が針先に近いところで行われている為、リボン型としては出力電圧は大きい。更に針交換が可能である。

サテン/M-18BX・・・発電効率はMCカートリッジ中随一と言って良いほど高い。1.5mvある。又ゴム製ダンパーは使用していない。一番の大きな特徴は針交換可能であること。交換は針ブロックのみが簡単に出来ること。

この会社のカートリッジは一度使ってみたいと思いつつ機会がないまま終わってしまった。

ソニー/XL-55pro・・・このカートリッジのカンチレバーは三重構造になっている。カンチレバーを軽量にし、しかも無共振化するために複雑な構造が採られた。更に本機はマグネシウムキャストシェルに一体構造となっている。

と言ったところでしょうか。それにしても各社各様によくもまぁこれだけ色々と考えて作ったものです。全部を聴いた訳ではないので何とも言いようがありませんが少なくとも私が聴いた4機種はそれぞれ音に違いはありました。でもどんぐりの背比べの感は拭えず、これだけアイデアが盛り込まれても大きな違いはないと言うことでしょうか。

その経験を踏まえ、ソノボックスに到達したのですから...。今我が家にはソノボックスSX-8SSSが一台だけ使用されぬアームに取り付けられたまま傍らで日々AKIVAの音色を聴いています。ご苦労様でした。私にとっては永遠のスーパースターですよ、あなたは...。

| | コメント (0)

2010年7月20日 (火)

ジャズ日本列島(’51年版No.3)~季刊ジャズ批評別冊・・・備忘録

これは’09.4.28にアップしたモノの要約です。

価格は¥950.-です。

Img_54971 たまたま整理していたら出て来ました。今となっては恐らく可なり少なくなっているであろうジャズ喫茶の貴重なデータです。

今から33年前の本ですから私もオーディオと言う趣味に嵌りつつある頃で且つ東京に出て来て矢張り何か指標が欲しかったのでしょうね。当時はこの手の本も随分読みましたし、昼休みは近所のオーディオショップで音楽を聴きながら昼寝をしていた良き時代でもあります。

結果的にはこの本に紹介されているジャズ喫茶にはそれ程行った記憶がありませんが驚くべきは今でも当時から続いているお店があると言うことですね。30年以上続けることって大変なことです。それも殆どはオーナー一人で切り盛りしてでしょうから、尚更ですよね。

大雑把な目録は次の通りです。

1.全国ジャズ喫茶500余店収録(各店へのアンケートも収録)

2.都道府県別一覧表ジャズ・マップ付き

3.全国主要ジャズ・レコード店100余収録

以上の内容です。

今回はジャズ喫茶店に絞って採り上げてみたいと思います。それでは先ず地域別の件数をご覧下さい。(太字は各地域別での最も多い地域)

①.北海道:63(札幌:30、小樽:1、旭川:4、岩見沢:1、函館:6、室蘭:4、千歳:1、登別:1、八雲:1、帯広:5、釧路:3、北見:2、根室:2、美幌:1、稚内:1)

②.東北:65(青森:10、岩手:18、秋田:5、山形:7、宮城:11、福島:14)

③.関東:52(神奈川:14、埼玉:3、千葉:11、茨城:6、栃木:7、群馬:11)

④.東京都:113(千代田:4、中央:2、新宿:22、文京:3、台東:3、江東:1、品川:1、目黒:4、大田:1、世田谷:10、渋谷:12、中野:2、杉並:11、豊島:6、練馬:2、北:1、荒川:1、葛飾:1、江戸川:3、武蔵野:16、国分寺:2、国立:3、八王子:1、町田:1)・・・23区では港、板橋、足立、墨田の4区にはない。

⑤.東海・中部・北陸:70(静岡:11、愛知:22、岐阜:4、山梨:3、長野:8、新潟:8、富山:7、福井:4、石川:3)

⑥.近畿:100(三重:5、和歌山:1、奈良:8、滋賀:2、京都:32、大阪:34、兵庫:18)

⑦.中国・四国:57(鳥取:3、岡山:4、島根:6、広島:9、山口:10、香川:2、愛媛:13、高知:6、徳島:4)

⑧.九州・沖縄:74(福岡:21、佐賀:4、長崎:10、熊本:5、大分:6、宮崎:8、鹿児島:9、沖縄:11)

合計594店。驚くべきはバラつきはあるが1道1都2府43県全部にあることですね。当時はこんなにジャズ喫茶があったのかと言うことに改めてビックリしました、と言いながら本の裏表紙を見ると、そこには「ジャズ喫茶が消えて、もうだいぶ経つ」と書かれていた。この当時で既に減っていたのだ。凄いショックを覚えました。今はもう...、ですか。weep

それでは次に行ったことがないのも含め気になるジャズ喫茶と言うことで北から若干数を紹介します。データは当時のものです。

①北海道

札幌市:ジャマイカ

開店:S.37 レコード枚数:4200枚 

システム:アンプ JBL・520+400S、プレーヤ テクニクス・SP10+SME・3012+シュアー・V15/Ⅱ、スピーカ JBL・ランサー101

当時姉妹店「ピットイン・ジャマイカ」が札幌市の郊外にありここにはJBL・パラゴンが置かれていたと。

②岩手

一関市:ベイシー

開店:S.44 レコード枚数:約3500枚

システム:アンプ JBL・SG-520、SEー400Sx3、5232(JBLディバイダー)x2 プレーヤ LINN・LP-12+SME・3009/Ⅱ+シュアー・V15/Ⅲ スピーカ JBL・2220B、375+537-512、075

この当時からLP12を使い続け現在もヴァージョンアップなどせずに基本的には当時のまま、と言うのは凄いことだ。

③千葉

千葉市:CANDY

開店:S.51 レコード枚数:約600枚

システム:アンプ マッキントッシュ・C28+MC2505 プレーヤ ソニー・TTS4000+SME・3009+シュアー・V15/Ⅲ スピーカ JBL・2135+LE85(HL91)

今のオーナーは2代目です。場所は移転され地下ではなく地上に出ています。そしてSPは一昨年JBLのエヴェレスト66000に代わっています。勿論その他のシステムも同様変貌を遂げています。

この後は過去に行った乃至は何らかの記憶のある喫茶店の紹介です。システム等は省略します。

④東京

千代田区神田神保町:響

新宿区新宿:ピット・イン

有名な喫茶店だったと記憶していますが特に印象はないです。

葛飾区東金町:ジャズ38

私がここに来るまで住んでいた場所の近くと言うことで名前だけは知っていましたが、行ったことはありません。

⑤京都

上京区河原町:しあんくれーる

右京区西院:ぱぴよん

左京区熊野神社:YAMATOYA

こちらは私が始めて仕事をした京都と言う思い出深い場所にあった喫茶店です、が時間が経ち過ぎていますので印象は??ですが、薄給の自分にとっては見たことがない機器が並んでいたことだけは覚えています。でも音的には特別感動はしませんでした。

この本にはこの他ライヴハウス情報と全国ジャズ・レコード店が掲載されています。

全327頁+αの本ですが今となっては利用価値もないので資料としてこのまま死蔵することになるでしょう。(合掌!!)

因みに当時の我が家のシステムは次の通りです。

アンプ アキュフェーズ・E-202 

プレーヤ テクニクス・SP-10+サエク・WE-308+シュアー・V15/Ⅲ 

スピーカ ビクター・SX-3 

テープデッキ ティアック・3300X+アカイ・4400D PRO

部屋は独身寮の6畳和室です。(一応一人部屋です)シンプルで実に可愛いものです。・・・現在この当時使っていたモノは何一つ我が家に残っていません。(爆)

機器のとっかえひっかえに目覚めた(?)のは矢張りこの後マンションに移ってからです。(爆)

| | コメント (0)

2010年7月10日 (土)

レコード収集ここがポイント・・・備忘録

これは’08.5.2にアップしたモノの要約です。

私が持っているモノはS.55の初版本でした。もう28年前になるのですね。当時は勿論LPが全盛の時代でよもやその後10年も経たない内にCDにとって代わられるようになるとは思ってもいませんでした。

この本は音楽の友社のON BOOKSと言うシリーズの文庫本の大きさのものです。価格は¥680.-でした。ネットで検索してみましたらアマゾンで第2刷以降のものが¥3,280.-で出ていました。勿論中古です。ヤフオクでも出ているようですね。何でも売り物になる時代です。

著者のかまち潤はS.22年生まれと記載してありますので私より一歳年上ですね。

著者紹介によると当時でシングル・LP盤合わせて5万枚以上の収集とか。ただし本人にも正確な数は不明と、さもありなん。

因みにこの本はON BOOKSシリーズの35冊目に当るようです。

それではいつもの様に目次の拾い読みスタイルで紹介します。

初級篇

1情報のチャンネルは広く、浅く

2ラジオ・テレビ・新聞・雑誌の利用法

3資料作りの第一歩はメモを取ることから始まる

4誤った情報、好みに合わない情報に惑わされるな

5良い音楽仲間を作ろう

6見栄、高望みは禁物

7聞くは一時の恥、聞きかじり、受け売りは禁物

8音楽仲間のコレクションを拝見する

9特定の音楽ジャンルやアーティストに拘りは禁物

10うまい収集家は自分の趣味趣向する音を早く発見する

11自分自身の耳で確かめよう

12楽しむことをすべてに優先しよう

13失敗を恐れてはいけない

14レコード店の上手な利用法

15レコードの内容は価格に無関係

16輸入盤、中古盤、その長所と短所

中級篇

17情報収集は積極的に広く、深く

18海外の情報にも注目しよう

19レコード店の広告も貴重な情報源

20レコード店の特色をつかもう

21探し物に応じたレコード店の開拓と利用法

22計画性、目的を持ってレコードを収集する

23足しげくレコード店をのぞく

24レコード・ハンティングに迷いは絶対禁物

25レコードはレコード店だけの取り扱い品ではない

26収集範囲を広げて冒険もしてみよう

27レコード店のエサ箱は必ず隅々までチェックする

28紛らわしいレコードの判別法

29輸入盤の上手な買い方

上級篇

30上級者情報とその入手方法

31海外への送金方法と通関税

32上級ハンターの参考文献

33海外からのレコード購入法

34レコード・カタログの集め方、見方

35海外でのレコード収集術心得

36量より質を優先したレコード収集

37一度狙った獲物は絶対逃すな

38コレクションの充実はしっかりした目的の消化から

39海外のコレクターと交流をはかる

40トレードも方法論のうち

41日本とアメリカのコレクターズ・ショップの相違

42海賊盤、その利点と注意する点

43特殊なレコードについて

レコードの保存、整理と分類、トラブル処理

44レコード収納ケース

45レコードの置き場所

46レコードの分類、整理法

47レコード盤の事故とその防止、処置

以上221頁(除くあとがき)の本です。著者の収集のジャンルは主にアメリカポップスですが本の中身はジャンルには関係なく活用出来そうな内容です。

私はこの本を買ったは良いが殆ど活用出来ていませんでしたね。coldsweats01

今更ですが気になるところは読み返して参考にしたいです。目次の拾い読みだけでも何となく分かるような気がしますけれど。

気になった方はアマゾンでも買えますので買ってみては。ただし、高いですね。

| | コメント (0)

2010年6月20日 (日)

わかる音響学・・・備忘録

これは’08.4.5にアップしたモノの要約です。

S.54初版で私のは3版です。当時の価格は¥1,600.-です。(現在は価格¥1,950.-(税込み)で改訂版が出ているようです)はっきり言ってこう言う本を読んだからと言って何かオーディオの為になったかと言うとそれは分かりません。

当時はマンション住まいでしたし、何をするにしても今以上に制約の多さがネックでしたから。勿論環境が変わったからと言って全てがハッピーになる訳でないのは皆さんも良くご承知の通りです。

基本的な勉強は必要ですがその後は全てが応用問題となりますのであれをやったから、これをやったからと言って解決する程単純ではないところがオーディオの面白さであり、奥深さ・難しさでしょうね。

類稀な能力の持ち主は別として一般的には経験の積み重ねで徐々にレベルを上げて行くしか方法はないと思われます。

私がこの本を買ったのは3版ですからS’58以降のことです。今から25年以上前のことですね。

この本を例によって目次の拾い読みで紹介します。

第1章 音と人

第2章 音波と音圧

第3章 スピーカの特性

第4章 聴覚・音声・音楽

第5章 建築音響

第6章 騒音

第7章 波動方程式・音の強さ・定在波

第8章 機械回路と音響回路

第9章 発音体

第10章 電気音響機器

第11章 超音波

それでは章別に少しづつ更に拾い読みをしましょう。

第1章 音と人 

1・1 人が音を聞くところ・・・耳だけでしょうか?

1・2 視覚と聴覚etc

第2章 音波と音圧

2・2 音波の伝搬方法

2・3 純音と複合音etc

第3章 スピーカの特性

3・2 出力音圧レベル周波数特性 

3・5 コーンの振動

3・9 低音部における非直線ひずみetc

第4章 聴覚・音声・音楽

4・2 可聴範囲

4・6 日本語のアクセント

4・8 音階etc

第5章 建築音響

5・1 遮音

5・2 吸音

5・3 反響

5・4 室の固有振動

5・6 音圧分布

5・7 エコータイムパタンetc

第6章 騒音

6・1 騒音の影響

6・4 自動車道路の騒音

6・9 騒音に係わる環境基準etc

第7章 波動方程式・音の強さ・定在波

7・1 波動方程式

7・2 速度ポテンシャル

7・5 音のエネルギ

7・6 音の強さ

7・7 反射と透過

7・8 定在波etc

第8章 機械回路と音響回路

8・1 機械回路と電気回路との対応

8・3 音響回路と電気回路との対応

8・5 機械インピーダンスと音響インピーダンスetc

第9章 発音体

9・1 弦

9・2 棒の縦振動

9・3 棒の横振動

9・4 管etc

第10章 電気音響機器

10・1 変換器

10・2 動電変換器

10・3 電磁変換器

10・5 静電変換器

10・6 圧電変換器

10・7 非可逆変換器etc

第11章 超音波

11・1 超音波とは

11・2 超音波の発生

11・3 超音波の性質

11・4 超音波の応用

と言った内容であります。(良く分からない、と言う声が聞こえてきそう...)

この本は本文123頁の比較的薄い本です。その気になったら直ぐ読み終えそうですね。古い本なので今とは解釈が違っているところもあるかも知れません。

| | コメント (0)

2010年6月10日 (木)

レコードの美学・・・備忘録

これは’08.3.30にアップしたモノの要約です。

第一版は’90.7に発行されました。CDが’82に生まれてレコードの衰退がはっきりした時期(私の持っている通常盤の最晩年の発売は’87乃至は’88(一部重量盤等で発売されたものは除く)です。

私も今考えると恥ずかしいですがこの頃からLPを聴かなくなったと思います。レコード製造が極端に減って来たので止むを得ない選択ではあったのですが...。

さてこの本は買ったは良いが内容は私などがすらすら読み進めるようなものではなく非常に難しいものです。

しかしながら私自身昨年の1月以降アナログ復帰して今正に遅い春を迎え、難しさの中にも楽しみ・喜びを感じながら日々過ごしているような状況になりましたので紹介する気になった次第です。

著者の細川周平氏は当時東京芸術大学の楽理科助手をされており、音楽関係の著書も多数出版されておられます。’55生まれの方ですから私より若い方です。本文が399ページに及ぶ本で私には辞典に思えてしまうような本です。

価格も専門書的なもの?で¥3,914.-(税込み)します。今思うと何で買ったのか良く分かりませんが今は逆に読んでみたい気分にさせられています。

今回は紹介を先にさせて頂くので内容は大雑把に目次の拾い読みの紹介になりますが気になる方は探されてみたら如何でしょうか。出版社は勁草社(けいそうしゃ)です。

それでは紹介します。この本は’88に著者が博士論文として提出され、翌年合格した「音楽における複製技術の諸問題ーレコードを中心に」に基づくものを出版に際し全面的に改稿したものです。

この本は大きく分けて3部に分かれています。

1レコードの考古学

2聴取と複製技術

3美的経験としてのレコード聴取

に分かれて夫々項目別に考察されています。

1レコードの考古学では

1・1エジソン以前

1・4第二次聴覚性

1・5ベルリナー:保存から反復へ

1・6電気録音:マイクロフォン

1・7ストコフスキー:PAとステレオへ

1・8素晴らしきテープ編集etc

2聴取と複製技術では

2・2コンサートと自律音楽

2・3アウラとフェティシズム

2・3・1ベンヤミンのアウラの概念

2・3・2アドルノのアウラ批判

2・4永遠回帰と複製技術

2・5レコードにおける差異と反復etc

3美的経験としてのレコード聴取では

3・1機会性と経験

3・2効果の美学

3・3「サウンド」

3・4作品から経験へ

3・5ポピュラー音楽の方へ

となっています。

目次を見る限りでは所謂オーディオとは関わりのないもっと高尚なレベルでの考察のようです。従ってこれを要約して紹介するだけの能力は私にはありませんので帯に記された案内文で終わりたいと思います。(;´Д`A ```

~レコードを考えるとは、レコードを通して概念を鋳直すこと。レコードが回るように思考が回る。レコードの旋回運動をコピーするのではなくそれを耳で追いながら別の運動形態を創造していくこと~

この本を読みこなすことによってひょっとしたら今後レコードを初めCD等の媒体、そしてコンサートでの音楽の聴き方まで変わってくるかも...。

ネットで調べましたら今でも購入出来るようですね。お後が宜しいようで...。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

お尋ね山野草名 | お気に入りアーティスト | お気に入り(ステレオLP) | お気に入り(モノラルLP) | お気に入り(CD) | お知らせ | これっ、ご存知!? | その他風景 | ぼやきシリーズ | アクセス解析 | アバター | ウェブログ・ココログ関連 | オーディオ関連 | サーロジック・デモルーム | サーロジック・ブログ関連 | スーパーアナログディスクシリーズ | タクシー利用 | ニュース | パソコン・インターネット | フーテン老人徘徊記 | ブログネタ | モノラル盤ソフト50選 | ヤフオク面白笑劇場顛末記 | リハビリ散歩 | ルームチューン関連 | 不法投棄 | 健康関連 | 出来事 | 分電盤関連 | 四季の花々 | 夢のSP物語 | 富士山写真集 | 富士山定点観測 | 富士山番外編 | 市役所関連 | 年金シリーズ | 庭関係 | 心と体 | 我が人生に悔いあり!?それともなし!? | 我が家の今年の10大ニュース | 文化・芸術 | 朝聴くシリーズ | 本(オーディオ関係) | 検索ワード | 残しておきたいLP | 税金関係 | 竹の浸食 | 自分史 | 買い物関連 | 通院関係 | 電気代 | 音楽 | BN再発盤 | CAD図面 | CDあれこれ | CDソフト | CDソフト100選 | CDソフト200選 | CD温故知新 | DD盤関連 | LP(モノ)あれこれ | LPあれこれ | LPソフト500選 | LP(45)あれこれ | MERCURY CD