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2010年4月23日 (金)

終のSPに至るまでの我がSPの変遷

夢のSP物語第2回目です。

でも内容は夢でも何でもなく我が昔の思い出です。

今日は最も初期のことで私がステレオ(当時はオーディオとは言っていなかった)に興味を持ったと言うか、音楽に興味を持った切っ掛けとなったことです。

銀行に就職して寮住いとなり、二人部屋の相方がギターの上手い人だったのでその彼に感化され、クラシックギターの通信教育を始めたのが本格的(と言えるかどうか?)なデビュー(爆)です。

でもこれは下手なりに数年続けたので多少は弾けるようになったし、楽器に親しんだことで所謂録音モノを聴く際にも楽器の音に関心が出て来ました。

ギターの音色も自分なりの感触を掴んだし、これは結構良い経験になったと思っています。その後聴く側に転じてステレオ遍歴が始まりました。

寮住まい・・・後年独り部屋となりましたが6畳の部屋なので自ずとセットするものにも限界がありますし、何せ情報もない中、今考えると良くそれなりに楽しんでいたと思います。

転機となったのは独身寮の定年で退寮せざるを得なくなった時、マンションを購入する決意をしました。普通は結婚が先か上手く行って同時でしょうが私には既にオーディオ(この頃はこのように言うようになっていた)と言う嫁さん?がいたので迷いはありませんでした。

お金はなかったのですけれど何とかなるさ、の軽いノリでした

即決理由は物件が東京駅を中心にして電車で30分以内、新築であること、駐車場に余裕があること、勿論一番の理由は安いことでしたが...(当時、車は未だ持っていませんでしたけれど)。

東京駅を中心に考えたのは私の勤務する銀行の本部が東京駅近くであることから、どこに転勤しても一応の拠点と考えられる、と言う読みでした。

実際は1時間半位掛かったところにも通いましたが、大体は1時間以内の場所でした。・・・でもどちらかと言うと東京駅より西の遠い場所(反対方面)が多かったですね(爆)。(千葉・埼玉方面の勤務経験はありません)。

話が逸れました。このマンションへの入居を切っ掛けにオーディオ熱が一気に加速したのです。

当然、ローンを組んでのマンション生活なので決して楽ではないのですが、出来る時にやろうと言う精神でやりました。・・・はははっ、まさにローン地獄で完全な自転車操業でした。

今考えると私は昔から自転車操業には慣れっこだったのですね。・・・自転車漕ぎは決して上手くはないが...

その時、使用した機材は現在、ホンの一部を除いて全て私の手元から離れました。残っているものも現用ではありません。記念品の位置付けです。

寮とマンションでの使用SPは大雑把ですが

1.SX-3・・・ビクター

2.L45フレア・・・JBL・・・フルレンジ

以上、寮での使用。

以下はマンションでの使用です。ただし、「L45フレア」は「4343」に移行するまでの極く短期間マンションでも使用しています。

3.4343・・・JBL・・・4ウエイ

4.ワーフェデール製2ウエイシステム(ユニットは確か25cmだったかな)

5.4A70・・・コーラル10cm・・・シングル一発・・・これは箱(ミズメザクラ製)毎残っています。

6.フィリップス20cm・・・シングル一発・・・これは箱(ミズメザクラ製)毎残っています。

と言ったところでしょうか。

で、こちらへ来てからも、暫くフィリップス20cmで楽しんでいました。

私は当時、最も好きなジャンルはヴォーカルでした。理由は人の声が一番、理解し易いことに加え、今まで経験して来たエア・ヴォリュームではビッグ・バンドやオケは馴染めず、演奏モノも必然的に小編成のモノとなっていました。

こちらに家を建てる時、マンションでのそう言う経験から、低い天井は限界あり、と言うことで2階分の高さを持つエア・ヴォリュームの部屋を作ったのです。

当然、経験上SPが部屋を音で満たす感覚も分っていないし、私自身、どの程度の音量で音楽を聴きたいのかも未だ良く分かっていませんでした。それで、次の段階ではお金の問題もありまして、一気に大型へは行けなくて中小型レベルの現用のPMCになった、と言う訳です。

勿論、現用のSPでは今度はキャパを使い切るには役不足で、雰囲気を味わう為にボリュームを上げると悲鳴を発する始末です。天井が高いのと後方部が開放されているので、音は籠りません。圧迫感もありません。ですから勢い、音圧を感じたいと思うと前述のようなことになるのです。

上を望まなければこれでも良い、とも言える状態ですが、折角こう言う部屋を作ったのだから、それに見合うSPを使って音楽を楽しみたいと言う気持が段々強くなって行っていたところへ、ネットを通じて知り合ったアイガーさんのお宅へ聴きに行ったことが運の付きと言うか気持ちに拍車を掛けてしまったのです。~この項続く

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