MERCURY LIVING PRESENCE CD・・・備忘録
MERCURY LIVING PRESENCE シリーズCD(2)
これは’09.3.24にアップしたモノの要約です。
今日紹介するのはバイロン・ジャニス(ピアノ)です。アルバムはリスト ピアノ協奏曲第1番、2番 モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 指揮キリル・コンドラシン、指揮ゲンナジー・ロジェトヴェンスキー(’62録音 於ソ連)です。収録時間63:28
リスト(1811~1886)
ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調(指揮キリル・コンドラシン)
1.ALLEGRO MAESTOSO
2.QUASI ADAGIO、ALLEGRETTO VIVACE-ALLEGRO ANIMATO
3.ALLEGRO MARZIALE ANIMATO
ピアノ協奏曲第2番 イ長調(指揮ゲンナジー・ロジェトヴェンスキー)
4.ADAGIO SOSTENUTO ASSAI
5.ALLEGRO AGITATO ASSAI
6.ALLEGRO MODERATO
7.ALLEGRO DECISO
8.MARZIALE UN POCO MENO ALLEGRO
9.ALLEGRO ANIMATO
10.ハンガリー狂詩曲第6番
11.忘れられたワルツ
シューマン(1810~1856)
12.ロマンス 嬰ヘ長調
13.ノヴェレッテ ヘ長調
ファリャ(1876~1946)
14.粉屋の踊り
リスト
15.ペトラルカのソネット第104番
ギオン
16.ハーモニカ・プレーヤー
このアルバムは病気がちでこの当時以後目立った活動をしていないアメリカの名ピアニスト、ジャニス(’28~)の最も輝かしい時期の記録。
それではバイロン・ジャニスについて触れておきます。
このディスクの演奏は彼が怖いものなしの30代初めだった頃のものである。クラウディア・キャシディは「シカゴ・トリビューン」に次のように書いている。
彼は細くて機敏な指を持つ華奢な人だ。しかし彼は荒々しい力で嵐を巻き起こすことも出来る。彼にはドラマを作り上げるタイミングの感覚がある。
彼は音楽が敏感に反応し、きらきらと輝き、皮肉な色合いを含む頃合いを知っている。そしてそれが解放された時、歌が生まれる、と~ライナー・ノーツ。
20世紀最大のピアニストの一人に数えられている。
事故で一つの指の感覚を失ったが、15歳の時トスカニーニの指揮によってデビューする上では妨げにならなかった。
ジャニスはウラジミール・ホロヴィッツが認めた唯一の弟子である。4年間ホロヴィッツに師事することができた。
’60に、最初のアメリカ人として選ばれてソ連に派遣され、ジャニスの演奏は雪融け期間の米ソの交流の幕開きとなった。
’84に米国大統領より表彰された、レーガン大統領主催のホワイトハウスにおける晩餐会の席上で、もう数十年来にわたって重度の関節炎を患っていることを打ち明けた。痛みによってついに手の手術が必要になったが、奇蹟的に回復し、演奏と録音を再開することができた~ネット。
このアルバムは2度目のソ連訪問時の録音のものです。
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