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2010年6月11日 (金)

オーディオルームはヘキサゴン?

我がオーディオルームはヘキサゴン=六角形です。ただし正六角形ではありません...。

この形状は昔々今からもう20年以上前になりますがオーディオルームを作る時、大雑把に平行面とかを少なくする為に半年程の間寝食を忘れて(有り得ない)ない知恵を絞って考え抜いて出した形でした。

勿論、参考になる文献もありませんし、謂わば私の思い付き、良く言えばひらめきです。天井は傾斜させています。・・・横壁もリスポジ側を広げる等非平行にさせる積りでしたが、建築方法とコストの関係で出来ませんでした。

たまたま先日TVを見ていて自然界のヘキサゴンの優位性を人類は各方面に利用し成果を上げている、と言うようなことが言われていました。

ポピュラーなモノにハチの巣穴がありますね。これほど見事な造形美は他にはないでしょう。

又私の故郷の近くには玄武洞と言う名所があってこの玄武岩がヘキサゴンの形状をしているのです。

残念ながら幼い頃一度行ったか行かないか位なので実物を見た記憶は定かではありませんが、本とかで写真を何度も見ていますので良く知っています。

身近なモノの工業製品ではハニカム構造の製品が多いですね。スポーツではサッカーボールのデザイン(ただし五角形と六角形の組み合わせ)とゴールネット。

ネットに付いては四角形よりも六角形の方がボールがネットに付き刺さった時ネットも大きく膨らみ、かつ変形した時の模様の変化とかの余韻が美しいのだそうです。

とまぁ、こう言う事例が多いのですがこのことと我が家のオーディオルームがどう言う関係にあるのか何てことは実はさっぱり分かりません。多分何の関係もないでしょう(爆)。

ひょっとして造形美に何か意味があるとしたら、オーディオとしての空間にも何らかの影響があるのかも知れないかも、何て建ててから20年も経った今、思っている次第です。

とまぁ、こう言うことはさて置き先日サーロジックよりデモルームのキットとSPシステムの概要の発表がありましたが、我が家では幾ら安いと言ってもキットは採用することは出来ません。これは宝くじが当たった時の楽しみとします(爆)。

従って今の環境でSPの実力を発揮させることが出来るかどうかは大いに疑問ですが、一度きりの人生です。SPシステムを導入して残りの人生の苦楽を共にしたいと思っている次第です。

と言うことで私が30数年回り道をして、得た教訓はラフですが簡単に言うと

1.部屋⇒匡体の充実化

  形状は左右シンメトリーを基本とする。この形が歪であれば音像は空間が膨らんでいる方へ偏る。窓の大きさも厳密に言うと影響するでし       ょう。           

2.電源の充実化

  やり方は様々ですから、皆さんが一番信頼を寄せているプロへお願いされると良いのでは...。 

3.ルームチューニングの充実化

  これはサーロジックの村田さん以外の方は考えられません。

4.SPシステム=サーロジック式DSPドライブスピーカシステムの導入

を押さえれば後は何でも良い。要するにウェートは小さい小さいと言うことです(爆)。

現状の我が家は全てが不充分なので残り火を有効に活用し、少しでもこれの充実化に努めたいと思っている次第です。当面は4.の導入がポイントとなります。

既存の匡体を幾らチューニングしても最初からそれを想定して作ったモノに比べれば当然出来上がりは見劣りします。

マニアと言われる方が全て最高の環境を得られる筈がない、と言うよりも逆に機器のレベルアップで納得行くレベルが手に入ると言う錯覚に陥っているのではないでしょうか。

環境が満足行くモノでなければ幾ら機器に投資しても全体の10~20%もレベルアップは出来ないでしょう。ハッキリ言って無駄な投資です。それに敢えて挑戦することがマニアのマニアたる所以かどうかは凡庸な私には理解出来ません...。

環境が悪ければ(やりようがない場合)それなりに妥協して楽しむことを真剣に考えた方が良い、つまり結果として改善策に繋がらない機器投資に逃げるのではなく最大限の効果を得たいのであれば環境の精一杯の改善=チューニングをすることが一番のショートカットの道である。

それでも満足が行かなければ将来最高の環境を得られるようにその時の準備をする(含むノウハウ・サーロジック式オーディオルーム建設資金etc)。

1.音楽の再現性

これは誰しも普通は元(マスター)の状態を知ることは出来ませんので、入手したソフトで判断するしかありません。

最近、特にリマスターで音が全く違うことを体験された方は多いと思いますが、これも元のソースの弄り方で違って来るので益々訳ワカメの世界になって来ますね。

リマスターって、言い換えればリメイクと言うことなので要は作り直しですから、当時の世界を現在に持って来た訳ではなく、現在の環境に合わせて作り直したモノなので矢張り、別モノと定義した方が良いと思います。

化粧と同じで程々が良いのでは...。厚化粧で良いのは歌舞伎役者だけでしょう(爆)。

と言うことで

私は聴いていて

・ホッと出来る安らぎのある音(幸せ・充実感が得られる暖かみのある音)

を基本にし、

問題のある音としては

・チョイ聴きでインパクトを感じる音。・・・どことなく誇張感のある音=聴き続けていると気になる音。

と言ったところでしょうか。

以上、何をやるにしてもある程度の経験は必要ですし、一人でやるよりも仲間がいた方が良いけれど、船頭多くして...と言う諺もあるように自分がしっかりしていないと振り回される結果に陥りますので注意は必要です。

趣味と言うモノに限りませんが要は何をどの程度どういう方向へ持って行きたいのか意思を明確にしていないとドツボに嵌ることになります。皆それぞれ資力・体力・考え方が違いますので自分なりの着地点を想定して臨まれた方が良いと言うことでしょう。

資金に余裕がある人は直ぐに機器の買い替えに走って問題解決を図ろうとする。でもこれは全然問題解決にはならない...。メーカー・販売店・代理店の良い鴨ネギでしかない。

ソフトコレクターの方は環境のことは殆んど興味ないでしょうしね。

等々色々ありますが

何れにしても個々のケースで丁度好い塩梅(バランス)を考えて臨むことが肝要でしょう。

最終的には環境無視して得られたモノは「釈迦の掌の孫悟空」状態であることを知るべきです...。平たく言えば「井の中の蛙」です。まぁ、私もそうですから大した違いはございませんが

残り火も少ないことから余計に↑のようにいきたいと思っている次第です(爆)。

追記

過日北海道のtakeotさんから頂いたNORDOSTのチューニングCDでチェックしたところ、我が家の環境はベース(構造の強度等)が問題なのはさておいて、NORDOST社の提案する基本的な考え方にはマッチする方向でした。・・・ヘキサゴンも関係ありか??

このことから基本的なことはクリアしたと言うことで前述の「サーロジック式DSPドライブスピーカシステム」の導入を目指して行きたいと思います。

私は今以上に健康を悪化させないようにしてその日を楽しみに待ちたいと思います。

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コメント

takeotさん、今晩は。
>ヘキサゴンとは六角形という意味でしたか!知りませんでした
実は私も我が家が六角形と言うことは知っていましたが、=ヘキサゴンとは知りませんでした。(;´Д`A ```
>CDがお役に立っているようで何よりです
こんなボロヤで特に問題がないのはまぐれとしか言いようがありませんが気分は悪くはないです。(爆)
>北海道の良い気候にやっとなってきましたよ!
そちらが良い季節になる頃は他の地域はジメジメとした季節でもあるのですね。
寒さに弱い私はこの季節だけは北海道が羨ましいです。
音楽も乾いた空気の中で気持ち良く鳴ってくれることでしょうね。

投稿: EVA | 2010年6月13日 (日) 21時16分

EVAさん今晩は!ヘキサゴンとは六角形という意味でしたか!
知りませんでした
CDがお役に立っているようで何よりです
北海道の良い気候にやっとなってきましたよ!

投稿: takeot | 2010年6月13日 (日) 20時55分

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