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2010年6月28日 (月)

オーディオ 常識・非常識

標題の件、今まで折に触れ書いて来ましたが、ちょっと纏めてみたいと思います。

私自身は今まで書いて来ましたように約40年近く遠回りしてかつ右往左往して現在に至っています。で、今はもういいじゃないか、と言うことで音楽を楽しむことに軸足を置いています(本音はやりたくても出来ないから、とも言えますが...)。

過去から現在までの付き合い・経験を通して見えたモノを書いてみたいと思った次第です。

1.機器依存ばかりしている人

2.改造ばかりしている人

3.自作ばかりしている人

4.魑魅魍魎グッズに明け暮れている人

5.解析能力がないのに矢鱈テストをしたがる人

6.他人の囁きに弱い人

7.能書きと現実にギャップのある人

8.リセット出来ずにたこ足的にドンドンシステムを膨らませてしまう人

9.自信過剰から来る上から目線の人

10.思い込みが激し過ぎて他人の忠告を全く聞かない人

もっと沢山あるかも知れませんがこれだけあれば充分でしょう(爆)。

私自身過去を振り返ってみると

2.改造ばかりしている人

6.他人の囁きに弱い人

は特に強かった時期がありました。他にも特別と言うほどではない、と言う意味では未だありますが(爆)。

さて、この中で

1.機器依存ばかりしている人

環境の改善に限界がある場合もあるので気持ちは分かりますが、それにしても次から次へバージョンアップや機器の入替えをして何を目指そうとしているのでしょうか。・・・どう足搔いても限界はあるのだから...。

例えば私も経験のあるマンションの部屋はオーディオ用に改造でもしない限り大体がオーディオを聴く環境はシンメトリーではなくアンバランスな環境が殆んどです。

構造上、廊下に繋がっている空間であったり、片側が別の部屋に薄い扉で繋がっている(聴く時は開放することが多いでしょう)部屋であることが多いです。

こう言う部屋でも何かしらチューニングと言うことで対策しながら聴いておられる人は未だマシですが全く何もしないで聴いておられる人の方が多いと思います。

アンバランスと言うことは空間の広がりが偏っていると言うことで当然音は空間の大きい方へ流れます。

そして何度も言っていますがそう言う人に限って機器依存に走り、力付くでねじ伏せようと無意味な挑戦を性懲りもなく繰り返しています。

そんなことは幾らやってもバランスがとれる訳ではないし、要は狭い空間なので直接音だけを聴いていれば良いと思っているのかも知れません。

金がある人はドンドン、メーカー・販売店に協力して散財をし尽くして業界の活性化に尽力して下さい。

何もメリットはないです。最後は自身の破産へまっしぐら...。

本当は程々にして音楽を楽しんだ方が何倍か良いと思いますが、○○は●●でも治らないでしょう、ね。

2.改造ばかりしている人

これは私も自慢出来ないような過去があるので逆に良く分かるのですが、幾らやっても一人の力がメーカーのレベルを総合的に超えるようなことは絶対にあり得ません。

やった分良くなったと思うのは部分的なことで言い換えればバランスが崩れた結果、突出した部分がたまたま好みの方向になったと言うこと位のことでしょう。

勿論、専門家のレベルにも相当のピンキリがありますが、それ以上に個人の能力たるやたかが知れたものと知るべきです。

大怪我をする前に撤退しましょう。

3.自作ばかりしている人

目的が目的なのでこれはこれで楽しいことですから...。

音楽鑑賞が最終目的ではない類の人です。でもデストロイヤーとかクラッシャーにはならないようにしましょうね。

4.魑魅魍魎グッズに明け暮れている人

私には全く分からない分野です。

切ったり、貼ったり怪しげな新興宗教の小道具みたいなものが一杯...。何ともおぞましい限りです。

何をやっても変わる可能性はあるけれど、で、あなたは一体どうしたいのですか、って聞きたいです(爆)。

5.解析能力がないのに矢鱈テストをしたがる人

最近は昔と違い、簡易的にチェック出来るコンピュータソフトもあって遊びとしては選択肢が広がりました。

でも他人宅へ押し掛けてチェックをしてあーでもない、こーでもないと言うのは止めて貰いたい。

あなたにそのデータを解析してその上でチューニング出来るノウハウがあれば別ですが...。

原因を突き止めるまでなら分かるが現場で弄くり回してセッティング等々を変えてしまうのは如何なものでしょうか。

困るのは当の主ですからね。

出しゃ張れば出しゃ張るほど却って迷惑になるってことです。

やりたかったら御自宅で好きなほどやって下さい。誰も文句は言いません。

6.他人の囁きに弱い人

これはネットとか情報が氾濫するような状態になる前は皆無でしたが、今は溢れています。

勿論私は助けられた部分が多いと今でも思っていますが、これも程々にしないと怪我をしますのでこのタイプの人は要注意です(爆)。

別に耳元で囁かれるのではないので変な期待はしないと思いますが。

7.能書きと現実にギャップのある人

要は裏打ちされた知識がないってことです。

この手の人が意外と多いのに驚かされます。

評論家・ライターと名乗っている人は略全員そうですが、そうではなくもっとレベルの低い人でも平気でこれをやって金を稼ごうとしている人がいるのには開いた口が塞がりません。

勿論マニアの中にも確かに実績に裏打ちされた立派な見識を持った人もいますが、人間は一人で全てを理解し、活用している人など誰もいません。

ましてや素人がブログ等で上から目線の発言を平気でしたり、アクセスが多いのに慢心してかお山の大将気分になっている人もいます。

ブログの内容(が良い)=アクセスが多いのではありません。

内容が空疎でも多いことは多々あります。それは単に管理人が有名だからとか、仲間が多くて固定客が多いとかで...。

コメントの量にもよりますが返事の仕方でその人の人間性が分かるのもブログの怖いところです。

私のブログはボケ防止の為に書いているのでアクセスが期待出来る内容ではありませんのでお越し頂いている皆さまには本当に感謝しています。

8.リセット出来ずにたこ足的にドンドンシステムを膨らませてしまう人

これも過去随分やった結果無茶苦茶になった記憶がありますが、何かやったら必ず一度リセットして確認しながら少しずつ進まないと何が何だか分からなくなります。

塵も積もれば山となる、ではないけれど山になる前に気が付かないと多分永久に分からないでしょうね。

9.自信過剰から来る上から目線の人

↑の7.と重複する部分もありますが、何故、この人はこんなに自信があるのだろかと不思議に思うことがあります。

素人の経験などプロに比べたら屁でもない。

結果こう言うことがネット上にクソミソ情報として氾濫している要因でもあるのでしょうね。

お互い見えないモノ同士のやり取りは対面でのやり取り以上に気を配ってやるのが筋だと私は思っていますが、そうでない方が今は主流なのでしょうか。情けないことです。

10.思い込みが激し過ぎて他人の意見を全く聞かない人

こう言う人に限って根掘り葉掘り聞くだけ聞くのですね。

結局は自分の思った通りのことしかしない癖に...。

だったら聞くなってんだ、と言いたくなりますね。

オーディオってモノは飽く迄趣味ですから、どんな人がいてどんな楽しみ方をしても一向に構いませんが授業料は安い方が良いし、無駄金は払いたくはないですよね。

最後に以前こんな人がいました。

遠方から来られた方で、その方もブログを書かれているので感想を是非ブログにアップして下さいね、って当時は私にとってもオフ会は楽しみなことでもありましたのでそうお願いしましたら、その人は私は他人宅のことをあれこれ書くのは好きでないので書きません、と言われました。

これはこれでスタンスが決まっていて納得出来る、とその時は思っていました。

ところが2~3年経ってから何かの検索でふとその人のブログにヒットしたので見てみたら、何と私のブログに何度か来て余りにもしつこいのでお断りした人がアクセスしていて、私の書き込みがあるのを知ってしつこく我が家の様子を聞いているのですね。

聞いてどうなるの~、と思いますが...(爆)。

皆感じ方は違うし、果たして何を確認したいのでしょうか・・・自分の音の方が凄いとでも思いたいのでしょうか。

そんなこたー、どうだって良いのではないのかい、人づてに聞いた話なんて当てにはなりませんよ。

半年ほど経ったある日kさん(HN)はその人の要求に応えてブログ上で我が家の状況を伝えているのです。どう思うと構いませんが恰好良いことを言っておきながら陰でこそこそとやるのは感心出来ませんねー。

まさか私に見られるとは思っていなかったのでしょうか。ネット上に公開している以上見られる機会はあると思った方が良いですよ。

ハッキリ言って不愉快だし、マナー違反です。

こう言う性格が災いしたのかどうかは知りませんがこの人が信奉する人の家への出入りを拒否されたと本人がブログで書いていました。

勿論本当の原因は私には分かりませんが、拒否した人は何か感じるところがあったのかも知れませんね。

本人は私の知る限り頑固な人だから一旦拒否した以上は簡単には気持ちは変わらないと思います。

誰がどこで見ているか分かりませんし、こう言うやり方はフェアでないと思いますので未だ若いあなたの今後の為にも同じ過ちを起こさないことを祈っていますよ(私はどう書かれようと私自身大したレベルではないと思っていますのでぜーんぜん構いませんけれど)。

今後二度とお会いすることもないと思いますし...。

さて、私の関係した(する)方の中で実際に聴いたお宅、そうでないお宅を含めて一番楽しくオーディオと音楽を楽しんでいるのは北海道のtakeotさんでしょうね。

システムにお金をそれほど掛けることなく音楽鑑賞を第一義に、実にソフトな感じで楽しんでおられる様子が伺えます。

本来オーディオってこの程度の投資額(失礼!実際は知らないのですが、ご本人の弁によると貧乏オーディオって言われているので勝手に判断しました。m(_ _)m)で楽しめるようにしないといけないと思うのですが、やり尽くしてお手上げ状態になった私が言うべきことではありませんね(;´Д`A ```。

オーディオって所詮音楽を聴く為の手段と言うことを忘れなければ行き過ぎることはないと思います(このことに気が付くのに実に時間が掛り過ぎました...ヾ(_ _*)ハンセイ・・・)。

今、私は木を見て森を見ずの人たちのことをKM症候群と呼んでいます。

是非KM症候群にならない為にも大所高所から物事を見る目を養って素晴らしきオーディオ・ライフを楽しみましょう(爆)。

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コメント

takeotさん、今晩は。
>ブログに私の名前が出ていてびっくりしました
勝手に使ってすみませんでした。でも一番素直に楽しんでおられる様子が伝わって来ますので具体名がないと記事も信憑性に欠けると思い使わせて頂きました。御了承頂けると嬉しいですが...。
>来月はハンクジョーンズのCDやレコードが出ます
これは買うしかないですね
発売日は決まりましたか。後で見て見ますね。

投稿: EVA | 2010年6月28日 (月) 20時37分

EVAさん今晩は!
ブログに私の名前が出ていてびっくりしました
最近は、ソフトを買う資金も少なくなってきまして100円前後の中古レコードを探す日々です
そんな中にも良いレコードはあるものでだから面白いのでしょうね!来月はハンクジョーンズのCDやレコードが出ます
これは買うしかないですね

投稿: takeot | 2010年6月28日 (月) 20時29分

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