MERCURY LIVING PRESENCE CD・・・備忘録
MERCURY LIVING PRESENCE シリーズCD(5)
これは’09.4.6にアップしたモノの要約です。
今日紹介するのはロンドン交響楽団、ヘルガ・ピラルツィク(ソプラノ)指揮アンタル・ドラティです。アルバムは新ウィーン楽派管弦楽曲集(’62録音 於ロンドン)収録時間75:53
’61にロンドン交響楽団の首席指揮者に就任したドラティは数多くの名演を残しているがその中でもこのアルバムは屈指の名演。
シエーンベルク(1874~1951)
オーケストラのための5つの小品作品6(’49年版)
1.①VORGEFUHLE
2.②VERGANGENES
3.③SOMMERMORGEN AN EINEM SEE
4.④PERIPETIE
5.⑤DAS OBLIGATE REZITATIV
ウエーベルン(1883~1945)
オーケストラのための5つの小品作品10
6.①SEHR RUHIG UND ZART
②LEBHAFT UND ZART BEWEGT
③SEHR LANGSAM UND AUSSERST RUHIG
④FLIESSND AUSSERST ZART
⑤SEHR FIESSND
ベルク(1885~1935)
オーケストラのための3つの小品作品6
7.①PRELUDIUM
8.②REGEN
9.③MARSCH
「ルル」組曲
10.①RONDO
11.②OSTINATO
12.③LULU’SONG
13.④VARIATIONS
14.⑤ADAGIO
オーケストラのための5つの小品作品6(’49年版)は作曲から40年後に振り返り演奏を容易にするために改作した。オリジナル版では非常に拡大されたオーケストラを必要としたが、ここでは普通の規模のオーケストラである。
作曲者は塊としての響きよりむしろ各々の楽器の色彩に関心を払っている。
オーケストラのための5つの小品作品10はこの作曲家の円熟期のスコア同様の細密画である。各曲の殆どが1分とかからない。
第4曲に至っては20秒で終わる。この作品はシェーンベルクの(6つのピアノのための小品 作品19)から多くの影響を受けているが、その楽器の扱い方は全くウェーベルン的である。
「ルル」組曲のLULU’SONGは歌詞が付いており、ヘルガ・ピラルツィクが歌っている。
シエーンベルク、ウエーベルン、ベルクの3人は強い絆の下に共に仕事をし、同じ時代に同じ発見を探求しながらも、新ウイーン楽派の3人はそれでも自分自身の個性を主張している。
印象に残るのは、この3つの作品(オーケストラのための小品)の類似性よりも、その非同一性である。
各々の作品がそのめいめいの作曲者の最良の音楽的着想を示していると言って間違いはないだろう~ライナー・ノーツ。
私にとっては難解で良く分かりませんがこれがクラシックなのでしょう。
| 固定リンク | 0
「MERCURY CD」カテゴリの記事
- MERCURY LIVING PRESENCE CD・・・備忘録(2010.08.31)
- MERCURY LIVING PRESENCE CD・・・備忘録(2010.08.17)
- MERCURY LIVING PRESENCE CD・・・備忘録(2010.08.04)
- MERCURY LIVING PRESENCE CD・・・備忘録(2010.07.29)
- MERCURY LIVING PRESENCE CD・・・備忘録(2010.07.17)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント