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2010年8月15日 (日)

オーディオ入門編~1970年代(5)

前回の記事で楽しんでいたと書きましたが本当のところは残念なことに今一喜べませんでした。鳴り物入りのメーカーですから私みたいな初心者には欲しいと言う気持ちの方が先走ってしまったのでしょう。

しかしどうにも線が細いし、好みの音ではありません。こう言う自分の求めている音とのギャップがこんな筈ではないとドンドンのめり込む切っ掛けになって行ったのは間違いないでしょう。

この後はプリとパワーを別々に組み合わせて楽しみました。

最初はAGIの511プリとパイオニアのM4パワーの組み合わせでした。この後とっかえひっかえが続いて行くのですから決して満足している訳ではないですね。

カートリッジ アーム  プレーヤ チューナー デッキ
XL-55 WE-308 RX-5000 ST-5130 3300X
JTR-Ⅲ       400DPRO
アンプ SP ヘッドアンプ    
M4 L-40 JC1-AC    
AGI511        

この時期にはマークレビンソンのML2Lと言うA級のパワーを借りて自宅試聴をしたこともありますが、M4よりは良いが飛び抜けて良いとは私には感じられませんでした。環境やらシステム全体のバランスのこともあったのだと思いますが...。

AGI511とは後年の村田さんとの長野オーディオ行脚の時、再会しました(同じ機種と言う意味ですよ)。

大切に使っている人がいることを知り、感激したモノです。

マンションに引っ越ししてから2年ちょっとして異動となりました。今度は結構通勤時間の掛る川崎支店です。約1時間半位でしょうか。それまでは遠くて1時間以内の場所ばかりでしたので30分余計に掛るだけでも非常に遠く感じました。

ここがサラリーマンの辛いところですね。文句は言えません、嫌だったら辞めるしかないですから...。

ところで私の住むマンションの近くに当時国民的な人気映画シリーズの主人公の寅さんの舞台として有名な柴又があります。勿論私も大好きなシリーズでした。

映画を見る為には一番近い映画館は青戸になります。京成線で正月・お盆には良く通ったモノです。

柴又までは歩きでしたら20分位は掛りますが車ですと本当に近いです。ただ、無料駐車場が少なかったように記憶しています。

ですから、私は電車で行くことが多かったですね。川魚料理で有名なお店も何軒かあります(川甚が筆頭格か)。

周辺は畑が結構多くて大都会でも田舎の雰囲気がありました。

話は仕事に戻りますが、この店にいた時に別の支店で悲惨な事件が起こりました。史上稀にみる凶悪事件です。最初聞いた時は何が起きたのか直ぐには理解出来ませんでした。多くの犠牲者が出ました。今思い返してもゾッとする二度と起きて欲しくない事件です。

話題を転換して明るく行きましょう。

私のいた支店の周囲は歓楽街で夜の遊びには全く不自由しませんでしたヽ(´▽`)/。

そんなある日、係の上司と飲みに行って終電車に間に合わず、止むなく事情を話して所謂連れ込み宿に男同士で泊まれるようにお願いしました。勿論別々の部屋ですよ(爆)。

普通こう言う場所は絶対に泊めて貰えないと思います(確認はしていませんが...)。

理由は賢明な読者の皆さんはお分かりだと思います。

どうして受け入れてくれたのかどうかは今となっては記憶にありませんが、ひょっとすると上司が身分を明かして問題ないことを説明したのかも知れませんが、私はへべれけ状態なのでさっぱり分かりませんでした。

職場に近い場所でゆっくり休むことが出来たのは不幸中の幸いです。

問題は翌日上司がどの部屋にいるのか分からなくて宿の担当者に教えて貰い起こしに行ったことを覚えています。

場所が場所だけに間違えたら大変です(;´Д`A ```。

と言うようにこの支店でも楽しく過ごすことが出来ましたが、何せ通勤時間に時間を取られているので時間的な余裕が矢張りありません。

勢い土・日の休みは集中してオーディオ三昧だったと思います。この頃には週休二日制になっていたと記憶しています。

今でもそうですから、当時はもっとレベルの低いところであーでもない、こーでもないと彷徨っていたのでしょう。

でも環境がマンションですからその中での挑戦と言う今以上に満足のいく環境ではないので自ずと限界はあります(勿論、その前の寮に比べると月とスッポンですが...)。

段々と問題点が見えて来つつあった時期でもありました(多分に勘違いの...)。

1970年代の最終時点でメーカー製をそのまま使っても満足行かない、と思い込み次に狙いを定めたのが機器の改造です。これが約10年位続きます。

これで1970年代を終わります。

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