浅川マキのアルバム
今日紹介するのは浅川マキです。
可なり変わったところですが、何故か好きなのですね。歌は上手いし、心に響くものがあります。
それでは浅川マキ・ライヴ(’71.12.31新宿紀伊國屋ホールでのライヴ 東芝EMI ¥2,000.-)です。
Ⅰ 1.別れ 2.赤い橋 3.にぎわい 4.ちっちゃな時から 5.朝日樓(朝日のあたる家) 6.かもめ
Ⅱ 1.少年 2.死春期 3.ピアニストを撃て 4.オールド・レインコート 5.ガソリン・アレイ 6.さかみち
パーソネルは今田勝(p)、稲葉国光(b)、つのだ・ひろ(ds)他。
しみじみとした雰囲気の中、彼女のヴォーカルはリアルそのものでゾクゾクさせられます。特にⅠ面の5.朝日樓(朝日のあたる家)は良いですね。ちあきなおみのこの歌も良いがしみじみさはこちらの方が上か(私の主観です)。
次はブルー・スピリット・ブルース(’72発売 東芝EMI ¥2,300.-)です。
A 1.BLUE SPIRIT BLUES 2.難破ブルース 3.奇妙な果実 4.あの娘がくれたブルース
B 1.HUSTLIN' DAN 2.ページ・ワン 3.灯ともし頃 4.町 5.大砂塵
曲は暗いものが多いですが、彼女の声がたまらなく良いですね。
A面の3.奇妙な果実は山下洋輔のピアノが炸裂しています。ファンが多かったのも良く分かります。
次は裏窓(’73発売 東芝EMI ¥2,000.-)です。
A 1.こんな風に過ぎて行くのなら 2.裏窓*1 3.あの男が死んだら 4.セント・ジェームス病院*2 5.ロンサム・ロード *2
B 1.引越し 2.トラブル・イン・マインド 3.翔ばないカラス 4.町の酒場で 5.ケンタウルスの子守唄
雰囲気は暗いが中々味のある実力派で好きな歌手ですね。
何と言っても声が良く通り、聴いていてゾクゾクする。
*1・・・’73 明大前キッド・アイラック・ホールにて収録
*2・・・’73 神田共立講堂にて収録
これはライヴとスタジオ収録の混在アルバムです。
他に浅川マキの世界(’70)、灯ともし頃(’76)、寂しい日々(’78)の3枚があります。
彼女は’10.1.17、ライブ公演で滞在中の宿泊先のホテルで死亡。急性心不全。享年68歳でした。未だゝこれからなのに残念です。
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