五木ひろしのアルバム「ひろしとギター」シリーズ(1~7)
今回は順番に紹介します。なお中身はアップ済みの内容から抜粋しています。そして写真は省略させて頂きます。
1枚目は①(’78録音 ミノルフォン ¥2,400.-)です。
A 1.渚の女 2.港町・涙町・別れ町 3.津軽海峡冬景色 4.恋あざみ 5.おゆき 6.ひとり酒場で
B 1.神田川 2.春を運ぶな雪の海 3.酒と泪と男と女 4.山谷ブルース 5.面影橋 6.無縁坂
Aの一曲目の前奏と間奏のメロディー聴いたことがあると思いながら聴いているとギターの名曲として有名なアルハンブラ(アランブラとも言う)の思い出のメロディーをアレンジしているような。
五木の声も張りがあってとても良い。私は彼のアルバムの中でもこのシリーズが一番のお気に入りです。伴奏がギターだけなので唄の上手さが良く伝わって来る。勿論ギターは名手の木村好夫(’96没)です。ギターの音色が切々と胸を打ちます。
2枚目は②(’78録音 ミノルフォン ¥2,400.-)です。
A 1.夜の銀狐 2.雨の銀座 3.あいつ 4.つかれたわけじゃないわ 5.恋のしずく 6.ベッドで煙草を吸わないで
B 1.ひろしの夢は夜ひらく 2.命かれても 3.ネオン川 4.兄弟仁義 5.そして神戸 6.星影のワルツ
このシリーズ中一番好きなアルバムです。唄も伴奏もノリが違うように私には聴こえます。特にB面の5.そして神戸 は当時のリファレンス曲でした。
今思うと理由はハッキリしませんが一つにはギターの共鳴板を叩く音が本物っぽい音がするのが好きでそれがそのように聴こえなければいけないなんて思っていました。神戸~のフレーズの歌い方そのものも琴線に触れたのでしょうか。
3枚目は五木ひろし古賀政男を唄う(’78録音 ミノルフォン ¥2,400.-)です。
A 1.青春日記 2.愛の小窓 3.緑の地平線 4.人生の並木路 5.回想譜 6.男の純情
B 1.浜昼顔 2.人生劇場 3.オランダ屋敷の花 4.白い椿の唄 5.夕べ仄かに 6.影を慕いて
古賀メロディーをしっとりと唄っている。その昔、私もギターを始めて古賀メロディーは下手くそながら弾いていました。当時の独身寮の皆様にはお耳を煩わせて大変申し訳ございませんでした。
彼はこの頃30歳位ですから一番脂の乗った時期でしょうね。声も張りがあるし良く通る。
当時良く聴いたと見えて盤面は多少傷付きノイズが気になる。
4枚目は~今、こころの中にこの歌が・・・~(’78録音 ミノルフォン ¥2,400.-)です。
A 1.夢一夜 2.ANAK(息子) 3.なごり雪 4.季節の中で 5.青葉城恋唄
B 1.帰らざる日々 2.「いちご白書」をもう一度 3.さよならだけは言わないで 4.美しく、そのままで 5.与作
当時良く聴いた曲が目白押しです。私はA面の1.夢一夜 2.ANAK(息子) 3.なごり雪 4.季節の中で が好きですが、特にANAK(息子)は大好きです。勿論元歌を歌っているフレディー・アギラーは最高です。
B面では1.帰らざる日々、3.さよならだけは言わないで が良いですね。
5枚目は演歌(’79録音 ミノルフォン ¥2,500.-)です。
A 1.逢いたかったぜ 2.みちづれ 3.おまえとふたり 4.裏通り 5.すきま風 6.わすれ宿
B 1.夢追い酒 2.涙の酒 3.柿の木坂の家 4.他人船 5.おもいで酒 6.灯が欲しい
これは好きな曲を集めた感じですね。本人の歌唱も伸び伸びとしており歌にも感情が良く込められている。
これも良く聴いたと見え、盤面のノイズが少々気になる。
6枚目はオリジナルヒット曲集(’81録音 徳間音工 ¥2.800.-)です。
Ⅰ 1.よこはまたそがれ 2.霧の出船 3.みれん 4.あしたも小雨 5.倖さがして 6.蝉時雨
Ⅱ 1.ふたりの夜明け 2.あなたの灯 3.千曲川 5.夜空 6.おまえとふたり 7.人生かくれんぼ
このアルバムは⑤に比べ非常に丁寧に唄っています。全て自身のオリジナルですから力が入るのも無理はないですね。
Ⅰの1.よこはまたそがれ は10年の歳月が唄に重みを与えているのでこちらの方がいけますね。後は5.倖さがして 6.蝉時雨 が印象に残りました。
Ⅱでは2.あなたの灯 が抑揚があって聴かせます。4.夜空 は良いですね。この唄は私が有楽町勤務の時の大晦日のレコード大賞のステージをTVで見たのを記憶しています。
確か仕事が終わって仲間と一杯やっている時だったと思います。懐かしい!!後は5.おまえとふたり 6.人生かくれんぼ が印象に残っています。
最後の7枚目は艶歌(’85録音 徳間音工 ¥2.800.-)です。
Ⅰ 1.長良川艶歌 2.大阪しぐれ 3.冬の蛍 4.矢切りの渡し 5.おはん
Ⅱ 1.細雪 2.夫婦坂 3.さざんかの宿 4.おまえとふたり 5.虞美人草
これのみ未アップですので、試聴感想は省略します。
このシリーズ全てが名手木村好夫の伴奏です。そして編曲も全て担当しています。木村好夫のギターはメリハリがあってとても耳に心地良いです。
この企画がスタートしたのは既に30年以上前ですが良くやってくれたと思いました。私は特に五木ひろしが好きと言うことはないですがこのシリーズのように単純な構成で聴かせるものは好きなので私はこのシリーズ(1~7)を買いました。
今となっては出来ない(木村好夫は故人となられました)ので良い企画だったと思います。段々年齢を重ねて来るに従いたまにはこのような懐かしい歌に耳を傾けるのも一興です。
この後もこのシリーズは出ているようですが、LPで出たか、又このコンビで出たかどうかは分かりません。
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