A・ライオン生誕100年ブルーノート再発盤(6)・・・備忘録
これは’08.7.24にアップしたモノの要約です。
今日紹介するのはSONNY ROLLINSです。
アルバムはA NIGHT AT THE ”VILLAGE VANGUARD” (’57.11.3録音)です。
Ⅰ 1.OLD DEVIL MOON 2.SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE 3.STRIVER’S ROW
Ⅱ 1.SONNYMOON FOR TWO 2.A NIGHT IN TUNSIA 3.I CAN’T GET STARTED
メンバーはSONNY ROLLINS(ts)、WILBUR WARE(b)、ELVIN JONES(ds)、DONALD BAILEY(b)、PETE LAROCA(ds)です。
このLPは二つの”初めて”からなる。その訳はロリンズがコンポのリーダーとして聴衆の前で演奏を聴かせるのはこれが初めて。もう一つはニュー・ヨークの名門クラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードが実況録音の舞台になるのもこれが初めてのことだったのだ、と言う訳です。
オールド・デヴィル・ムーンのインプロヴィゼーションには彼を邪魔するような複雑なアレンジはなく、dsはドライブし、bはひたすらビートを刻む。ロリンズの用いた手法は劇的効果を与えている。
朝日のようにさわやかにはロリンズ自身のアナウンスで紹介される。ロリンズのホーンがスポットライトを手中に収め、その演奏は激しやすいパーソナリティを反映している。素晴らしい録音だ。
ストライヴァーズ・ローはお馴染みのコード進行に基づいたミディアム・ブライトの演奏だ。
ソニームーン・フォー・トゥーではロリンズのホーンは情熱的かつ独創的に5分間目一杯支配した。
チュニジアの夜はここでは普通より早目のテンポで演奏している。ラロカのdsは非常に印象的なソロを展開している。
言い出しかねては唯一のバラードである。スロー・テンポで演奏され曲本来の概念は破壊しないままロリンズは力強いトーンと個性的なメロディのアイデアを盛り込んでいる~ライナー・ノーツ。
特にチュニジアの夜はライナーの言葉通り非常に良いですね。dsも際立って良く捉えられているので雰囲気は最高です。
どう考えても50年以上も前の録音機で録ったとはとても思えない。それ程新鮮で且つ十分なレンジがある。繰り返しますが良いアルバムです。
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