A・ライオン生誕100年ブルーノート再発盤(7)・・・備忘録
これは’08.7.25にアップしたモノの要約です。
今日紹介するのはLEE MORGANです。
アルバムはCANDY(’57.11.18、’58.2.2録音)です。
Ⅰ 1.CANDY 2.SINCE I FELL FOR YOU 3.C.T.A
Ⅱ 1.ALL THE WAY 2.WHO DO YOU LOVE I HOPE 3.PERSONALITY
メンバーはLEE MORGAN(tp)、SONNY CLARK(p)、DOUG WATKINS(b)、ART TAYLOR(ds)です。
このアルバムはモーガンのブルーノートへの6枚目にして生涯唯一の貴重なワンホーン・アルバムとなった。
モーガンは僅か18歳での鮮烈なデビュー、33歳にして突然若さのまま死んでいったという事実。彼はキャラクター的な面においてはとても若々しい青年臭さのようなものを発散していたけれどその表現そのものにおいては実に老練な奥深い一面を持っていたと言うことが良く分かる。
それを人は天才と呼ぶのだろうけれどそのあたりの一人の人間の中での大人と子供的アンバランスが結局は彼の評価を更に高めることにもなっているのだろう。
彼は骨の髄までハード・バッパーだったのだろうし、その生き方、消え方までハード・バップしていたように思える。
このアルバムがベストなのは何の余計な飾りも演出もなく、ただ無心にtpを吹く彼の横顔をさりげないタッチで捉えた一葉のポートレートのようにシンプルであるが故の静かな奥深さによる。
このアルバムの特徴として大半が改良し易い曲からなっていて、モーガンに新鮮な研究素材を与えている。彼はそれを適度な情とユーモアをもって扱っている~ライナー・ノーツ。
私はハード・バップとか色々なジャズの区分けも良く分からないがこのアルバムはライナーの言うように本当にシンプルな音の構成でアーティストの気持ちがダイレクトに伝わって来て好きですね。
リー・モーガンは既に2枚持っているので改めて聴き直してみよう。
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