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2010年9月19日 (日)

オーディオ初級編~1980年代(5)

次にアームはガラッと変わり東京サウンド社のSTO-104と言うオイルダンプに替えました。

当然のことながら、サエクとは対極的な仕組みと言いますか構造ですから、音は様変わりです。

この頃は音楽を聴くと言うより音の違いをあーでもない、こーでもないと頭の中を弄くり回していたモノです。

これも改造の一種???

んな訳はないでしょう。経験しないと分からないのは当然ですが、こんな調子で次から次へ替えて行ったのでは当然資金も底を尽きます(自転車操業の始まり??)。

オイルダンプの音は良く言えば柔らかいのですが、ダンプされている製品の共通的な特徴としてしゃきっとしていないのですね。所謂モッサリしていると言うのでしょうか。切れはないし、鈍いのです。

と言うことで結果的にこれも後年変更となるのですが、↑の通りそう次から次へと買い替えは出来ませんので暫く我慢して使い続けました。

次の候補も見付かっていないので丁度良かったとも言えます。

その頃アンプの構成にも変化が出て来ました。先のフィデリックス社の後継機種として選択したのが真空管アンプです。

最初はラックスのA3600をステレオで使いました。

でも音的には不満があってもモノラル構成の魅力は捨て難いモノがありましたので翌年、A3600でモノラル構成としました。

そしてVTT-1のコントロール部分のバージョンアップに伴い駆動アンプをラックスのA3700にしました。

VTT-1の元々の駆動部分は少々お粗末だったのでバージョンアップされるまではフィデリックス社の社長さんにお願いしてシンクロナスモーターを製作して頂きそれを使用していました。

モーターはティアックのデッキで使用されていたモノを流用されていたように記憶しています(今は手元にないので...)。

そして↑のA3700を導入してモーター駆動のアンプによって音が激変することを知ってしまったのです。この辺が電源で音が激変することを知った頃でしょうか。勿論意味は良く分かりませんでした。

それで調子に乗ってモーターの構成金属の中身も変更する等してはちゃめちゃ振りが徐々に発揮されて来るのです。

この頃にはSPも4343から一転ダイナコA25にダウンサイジング化しました。

カートリッジ アーム  プレーヤ パワーアンプ 電源
SX-8 STO-104 VTT-1 A3700 VACx7
アンプ SP ヘッドアンプ    
A3600 A25 フィデリックス    
LZ-12   モノタイプ    

この時以降暫くは小型SPを楽しむようになりました。

謂わば環境に合ったモノと言う意味もありましたが、狭い空間ではこの方が良かったと今でも思っています。ニアフィールド向きとでも言いましょうか。

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