A・ライオン生誕100年ブルーノート再発盤(16)・・・備忘録
これは’08.8.9にアップしたモノの要約です。
今日紹介するのはTINA BROOKSです。アルバムはTRUE BLUE(’60.6.25録音)です。
メンバーはFREDDIE HUBBARD(tp)、TINA BROOKS(ts)、DUKE JORDAN(p)、SAM JONES(b)、ART TAYLOR(ds)です。
Ⅰ 1.GOOD OLD SOUL 2.UP TIGHT’S CREEK 3.THEME FOR DORIS
Ⅱ 1.TRUE MISS HAZEL 3.NOTHING EVER CHANGES MY LOVE FOR YOU
TINA BROOKSはアメリカにおいても幻のミュージシャンだった。42歳の人生を閉じるまでに彼は僅か14回のレコーディング・セッションしか残していない。
その内12回がブルーノートでの録音である。これは不幸中の幸いであった。ブルーノートだからこそ未発表の吹き込みもきちんとチェックされ世に紹介されることになったからである。
本アルバムは彼の存命中に発売された唯一のリーダー作である。
彼の作品は極めて少ない上に殆どが長い間未発表のままに残されていた。しかも滅多なことがない限り、演奏活動も行わなかったから有名になれないのは当然ですね。
しかし、この作品を聴いても分かる通り彼は如何にもブルーノート好みのハード・バッパーだった。過小評価と言う言葉は彼のようなミュージシャンに与えられるべきものだ。この作品でそのことを改めて思い起こさせてくれる。
GOOD OLD SOUL はブルージーなファンキー・ナンバーです。
UP TIGHT’S CREEK は如何にもハードバップといった感じの軽快な演奏です。
THEME FOR DORISは2管のフロントながら色彩感豊かなサウンドを現出させている。
TRUE MISS HAZEL はハードバップチューンの曲です。
NOTHING EVER CHANGES MY LOVE FOR YOUは本作中唯一のスタンダードナンバーです~ライナー・ノーツ。
TINA BROOKSはアメリカにおいても幻のミュージシャンだったのだから今まで私が知らなくても何ら不思議ではない(;´Д`A ```。
でも今日こうして聴くことが出来るのはブルーノートのお蔭であると言っても過言ではない訳ですね。
趣味の世界ですから知らなくても何ら生活に支障が出る訳でもないが、心の安寧さを考えると矢張りこう言った内容のアルバムは知っておいて損はない、とも言えますね。
演奏の雰囲気は最高ですね。私の好きなアルバムです
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