人の生き方・死に方
昨日思いがけない事実を知って、少々ナーバスになっています。
私は常日頃自分の体のこと等を鑑がみていつお迎えが来ても良いようにと身辺整理をしているとブログ等には時々書いていますが、これは実際のところ仮定の話を前提にしているのでそうそう深刻にならないで書けるのであって、実際死を宣告された場合等どのように対峙出来るか、私はその覚悟は全く出来ておりません。
人は常日頃死と背中合わせに生きております。
それは仕事であったり、遊びであったり、移動中であったりと様々です。
又、3Kと言われる職場のように日々その危険度が高い職場はそれなりの意識を持って臨みますが、そうでない場合は余程のことでもない限り死と言うモノを意識しつつ行動はしないでしょう。
ましてや思い掛けない局面に出遭っての死はそれこそ予想だにしません。
死んでしまえば現世と隔絶されるのでどんな死に方であっても同じことかどうかは私はその道の能力を持ち合わせておりませんので分かりませんが、少なくとも考える時間があるなしでは違う様な気がします。
昨日の「悲しいこと」の記事の報道を見てみると恐らく瞬間的なことではなく多少の時間が掛って辛い思いをされた後亡くなられたのではないかと想像されます。
私も今の年金生活の直前まで約10年間、3K職場で糊口を凌ぐべく働いておりました。まさに毎日が死と隣り合わせでもありました。
実際、私も結果としてみれば私自身のちょっとした気の緩みか油断が原因でしょうが、クレーンで吊り上げたモノが落下して左指3本を損傷しました。
幸いにも手当てして頂いた外科医の能力が高かったこともあり、今は3本とも後遺症なしに使えています。
事故当時は3本の内2本は第一関節から先が略プラプラ状態でした。縫合しても壊死する可能性が高いとも告げられました。
でも私はその時、一歩間違え私自身が下敷きになって即死の状況でもありました。指で助かれば御の字と言うことで壊死も容認出来ました。又他人を巻き込まなくて済んだことは不幸中の幸いでした。
そんな自分の体験を思い出しながら昨日その記事を何度も読み返しては考え込んでいました。
当事者はその瞬間、その後何が起きるかは容易に想像が出来ますがそのとばっちりを受けた人は何が起こったか理解出来ません・・・事故原因の究明は出来たのでしょうか。
昨今のクレーンそのモノや解体現場の壁の倒壊等事例をあげると枚挙に暇はありません。
危険を伴う仕事に携わっている人は一瞬たりとも気を抜く訳には行きませんがそうはいっても人間です、長時間張り詰めた状態がキープ出来る訳もないのでベテランと雖もそう言う仕事は一定の時間を決めて休憩を取るなどして対処したいモノです。
こんなことを思うと矢張り人は生かされていると思わざるを得ません。自分の意志だけでは如何ともし難いことが多過ぎるからです。
生きたいと思ってもある日突然の幕引きが行われることは往々にしてあります。
その意味でも生かされている間は精一杯生き抜くことを自らに課して目標を持って生き抜くことが大切だと改めて思いました。・・・少なくとも逃げてはいけません(自殺)。
突然召された方は結果としてやり残したことが多いとは思いますが、何歳で召されようともやり残しがないと言える人は殆んどおられないと思います。
これが人生だと思って途中で断ち切られても悔いなしと思えるような日々を過ごすしかないですね。
非常に高度なことだとは思いますがそれしか出来ないのが人生ではないでしょうか。
何だか取りとめのない文章になってしまいましたが、直接的な知人とは言えないけれど縁あっての方の死を通じて現在の心境を書いてみました。
今日は雨が降ったりやんだりのハッキリしない天気です。
「けいう」さんに改めて合掌!!(けいうとは漢字で書くと渓雨となります)
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コメント
harumamaさん、今日は。
私は時間が経ってから知りましたので余計に嘘だろう!と思いました。
直接的な行き来はありませんでしたが、コメントの内容やそのやり取りで軽快なフットワークの方だろうな、と思っていました。
又ニュースを見て以前から私よりは若いだろうとは思っていましたが、それほど差がないとはとても思いませんでした。もっともっと若い方だろうと思っていましたから...。
私自身今回の件は事故のニュースを見ても恐らく「けいう」さんと繋がらなかったと思います。本名を知りませんでしたから。
たまたま某ブログでHNと事故の内容が一致したので分かった次第です。
>自分もいつ逝くことになるのか、神のみぞ知るですが毎日の暮らしを自分に恥ずかしくないように生きることしかできないと開き直るようになりました。
今は死ぬまで元気にしていたいと思っています。
同感です。精一杯生きることが人の務めですものね。
投稿: EVA | 2010年10月20日 (水) 14時11分
けいうさんとの突然のお別れはほんとうに驚愕のニュースでした。
私のブログへもよくいらして下さって、鳥の事、写真の事、
植物の事などを教えて頂いたのです。
以前犬を飼っていらしたとのことで、ハルを可愛いと言って
可愛がって下さるお言葉もよく頂いていました。
お名前も「けいうさん」としか知らない方ですがとても悲しいですね。。
けいうさんには御礼を申し上げ、ご冥福をお祈り申します。
人の死は思いがけなくやってきますね。
残された人の悲しみはそれぞれの積み上げた思いで
他にたとえようのないものです。
自分もいつ逝くことになるのか、神のみぞ知るですが
毎日の暮らしを自分に恥ずかしくないように生きることしかできないと
開き直るようになりました。
今は死ぬまで元気にしていたいと思っています。
投稿: harumama | 2010年10月20日 (水) 13時56分