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2010年10月27日 (水)

孤独死

孤独死、実にいやな響きの言葉です。

今朝、ヤフーのニュースで見ましたが、実に悲惨な実態が着実に浮き彫りされているようです。

孤独死の定義は「自殺、事件を除き自室でだれにもみとられずに死亡」したケースとしているようです。

ヤフーニュースによると

~都道府県や政令市、県庁所在地の計98自治体が運営する公営団地で09年度に誰にもみとられることなく孤独死した人が少なくとも1191人で、このうち65歳以上の高齢者が879人と73.8%を占めていることが毎日新聞の全国調査で分かった。

これとは別に、UR(都市再生機構)団地で起きた65歳以上の孤独死472人を合わせると、1日に4人弱の高齢者が孤独死していることになる。【三木陽介】

厚生労働省や警察庁は孤独死の統計を取っていない。孤独死問題に詳しい北九州市立大の楢原真二教授によると、弱者救済の観点から「60歳以上の単身者」の入居を例外で認めているため高齢化しやすいといわれる公営団地の孤独死の実態が明らかになるのは初めて。

調査によると、98自治体の公営団地の総入居戸数は約143万戸で、全国の公営団地の総入居戸数(約179万戸)の約8割にあたる。65歳以上の孤独死者879人の内訳で最も多かったのは、東京都営の約400人(正確な人数は非公表)。続いて、大阪府営130人▽神戸市営73人▽名古屋市営42人--と大都市が上位を占めた。

143万戸のうち、65歳以上の単身入居者は約25万8000戸で約18%。自治体別では、大津市(34.5%)▽岐阜市(34.4%)▽神戸市(31.7%)▽岡山市(30.7%)--の順に高く、地方都市でも孤独死に直面している実情が浮き彫りになった。

孤独死対策としては、自治会、民生委員らによる単身高齢者訪問や電話での安否確認、緊急通報装置の設置などの回答が目立った。「特に対策はない」と答えた新潟、山口、徳島の3県と大阪、松江の2市は孤独死の数だけでなく、65歳以上の単身世帯数も把握していなかった。

楢原教授は「団地に住む高齢者は家族らが遠方にいるケースも多く、町内会など地縁組織の役割が重要。行政はきちんと実態を把握し、情報提供や助言などの支援が求められる」と指摘した。

孤独死の数には、60歳以上の統計しかない横浜市(12人)、静岡県(9人)、北海道(6人)も含まれる。~

それにしても実態が分かれば分かるほど各自治体の対応姿勢が及び腰であることが分かります。

今まで散々無駄遣いをして来たツケが今こう言う目の前に迫っている高齢化社会への対応に何も手が打てない、ことを大いに反省して貰いたい。

あなたたちのやることは山ほどあるのですよ。前例とか過去に例がないとか言って定型事例の仕事だけやっているようなボンクラは要りません。

少ない原資を何にどう言う順番で使えば良いのかもう一度良く考えて下さい。

又、民主党の事業仕分けも結構だがパフォーマンスに終わっているのであればそれは国民からも見透かされるだけですので止めた方が良い。

大事なことはその仕分けが最終的に実施されることです。勿論中身の吟味は必要です。

私もそう長い先のことではないが、「孤独死」の一例になるのかと思うと何だかやるせない。

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