« 富士山定点観測 | トップページ | リハビリ散歩(185) »

2010年10月 8日 (金)

スーパーアナログディスク(6)・・・備忘録

これは’08.1.11にアップしたモノの要約です。

紹介するのは2枚です。

先ず超有名なCANTATE DOMINOです。これは原盤はプロプリウス(スウェーデン)ですが重量盤としてキングから出ました。先に普通盤で紹介していますので今回は普通盤との聴き比べの印象を記したいと思います。

普通盤A面1曲目:CANTATEDOMINO

コーラスの繊細さとオルガンの重厚な響が混濁しないで良く捉えられています。

重量盤A面1曲目:CANTATEDOMINO

全般的に音が更に重厚ですね。特にコーラスも声に深みが増しているし、オルガンの最低域などはぐっと沈み込んで素晴らしい響を出しています。この盤に関しては重量盤の方に軍配を挙げたいと思います。

次はファリャ:バレエ音楽「三角帽子」です。アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団の演奏です。

バレエ音楽「三角帽子」-全曲

録音は’61です。エルネスト・アンセルメはこの録音の8年後に85歳で他界。今世紀最大の指揮者の一人である。

初め数学者を志すが、趣味の音楽が昂じて学校教師から指揮者に転向と言う経歴の持ち主です。

このスイス・ロマンド管弦楽団は彼の創設であり、死の前年に引退するまで半世紀に亘ってこの楽団を薫陶育成、世界有数の楽団の一つに仕上げた。又50年間と言うつながりは一人の指揮者と一つのオーケストラとの結び付きの史上最長記録である。

彼の生涯はレコード発展の歴史でもある。

彼の長寿の秘訣は「いつも音楽を空気のように吸っているからだ」とあるインタビューで答えている。引退後その空気を吸わなくなって100日ほどでこの世を去った。彼は音楽の仙人であった(ライナー・ノーツ)。

本当に47年前の録音なのでしょうか、と問い質したいほどです。音的には何の不満もないし、演奏はダイナミックで素晴らしい。クラシックの聴き方が未だ良く分かっていないので音量の調整が難しくSPが悲鳴を上げそうです(;´Д`A ```。

| |

« 富士山定点観測 | トップページ | リハビリ散歩(185) »

スーパーアナログディスクシリーズ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。