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2010年10月29日 (金)

究極のオーディオ

究極のオーディオとはとどのつまり環境の構築・整備に尽きるのではないでしょうか。

つまりオーディオで言う環境とは第一義に部屋のことです。

自然と同じで環境を無視したモノは歪になるだけです。

即ちその中に設置するシステム等は二の次で一にも二にも部屋なのです。

部屋が満足行くレベルでないところへ幾らシステムを奢っても多寡が知れています。即ち限界点が低いのです。

その限界点が低い中で幾らもがいても蟻地獄と同じで這い上がっては来られません。這い上がって来られないだけならまだしもいつまで経っても底に引き戻されてしまいます。悪循環の繰り返しです。

村田さんが現在まで自宅にオーディオルームを持たなかった理由がここにあります。

つまり空間容量が中途半端な状態でかつ納得の行かない構造・躯体の部屋で音楽を聴き続けると脳内イコライザーが狂ってしまうからだと...。

その状態に常に晒されてしまうと後でリセット・脱却するのは極めて困難だと言うことですね。

村田さんをしてそう言わしめるのですから、平平凡凡とした聴き方をしている私などは既に汚染しまくっている訳です。

それは私自身、我が家を建てて長年あれやこれやと頑張って来たけれど今のレベルが精一杯の能力しか発揮し得ない現状を鑑みるにまさしくそうだと思います。

お断り

現在各地で行われているチューニングのウエートが大きいのは偏に部屋が駄目だからです。部屋が満足行くモノになればチューニングそのモノの必要が自ずと限定的になるのでウエートは当然下がります。

言い換えれば今の駄目な部屋で幾らチューニングをしても今後出来るであろう部屋優位の環境を凌駕することは出来ません。

部屋が7割、システムが1割、チューニングが1割、残りの1割が好みと永遠に残る届かない未知の領域と私は思います。

この割り振りは私がそう思っているだけで多少の違いは問題ではありません。

問題なのはこの好みとシステムのウエートが必要以上に大きくなることなのです。

大半はこの問題となる好みとシステムが大手を振って罷り通っている為、にっちもさっちも行かなくなっているのです。

そこが販売店・メーカー、更には提灯持ちの評論家等の付け込む隙となり彼らの思う壺となっているのです...。

この趣味を初めて初期段階の人であればあるほどこう言うしがらみは少ないと思われるので早期に脱却して「究極のオーディオ」を手に入れて貰いたいと思います。

現在、我が尊敬するサーロジックの村田さんが鋭意企画・制作中のデモルームを始めDSPドライブSPシステム等が完成の暁に入手されればこの問題は解決に大きく近付くと思います。

デモルームに関しては私もそうですが、土地もなく資金もない人には荷が重いけれど、ハイエンド機器を買い続け・買い漁ることが出来る人には何てことのない極めてローコストなアイテムだと思います。

因みにデモルームの導入時、電源についても希望の方には技術協力者としてEMC設計が手を挙げられたようですので総合的な対応も万全と思われます。

EMC設計の鈴木さんは私も一度だけですが、我が家に来て頂いたことがあります。

残念ながら私はその前にN2の根岸さんに電源関係はお願いしていたことと私の志向する内容とはギャップがあった為(要するにシステマティックに工事する)、断念した次第です。

お任せであるなら良いタッグだと思います。電源に関しては希望のある場合だと思いますのでご自分で別の方法を取られることには何の問題もないと思います(現時点で私はデモルームの導入は考えられませんので確認していません...)。

究極のオーディオはその意味でしがらみのある人には中々ハードルが高くなることも事実でしょう。

さて、この地球上には地球人のみならず、色々な星人が住み着いています(爆)。缶コーヒーのコマーシャルではありません。

それでは思い付くままに書き上げて見ましょう。

ハイエンド星人、ヴィンテージ星人、中古星人、キャビ星人、アンプ星人、箱庭星人、テスト星人、オフ会星人、改造星人、大音量星人、コレクター星人、アクセサリー星人、まがい星人、魑魅魍魎星人、思い込み星人、カモネギ星人、ネクラ星人、オタク星人、最近侵入して来たパソコン星人なんてのも...。

未だゝいると思いますが...。如何にもしがらみが多そうです(;´Д`A ```。

差し詰め私は先日otoさんからオーディオ仙人と言われましたが、とんでもありません。

生活困窮かつ健康に問題ありの「衣食かつかつ・体ガタガタ星人」であり、しかも「ローエンド星人」でもあります。

せめて死ぬ前に↑のDSPドライブSPシステムを手に入れて「衣食かつかつ・体ガタガタ星人」からは脱却出来そうにないけれど「ローエンド星人」からは脱却したいと願っている。

問題はいつそうなれるかなー、ですが人生の灯が消えかかっているだけにこれだけが唯一心配の種です。

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