オーディオ中級編(下)~1980年代(10)
今日はパワーアンプのことです。
この時は未だA3600x2台のモノ構成で使っていたのですが、これもプリと同様に改造に着手したのです。
カートリッジ | アーム | プレーヤ | パワーアンプ | 電源 |
SX-8SS | FR-64fx | VTT-1 | A3700 | VACx7 |
アンプ | SP | |||
A3600x2 | 4A70 | |||
名無しプリ |
こちらの内容は配線材としてのコードとコンデンサの変更です。
当たり前の話ですが改造してパーツを変更すれば音は変わります。この辺が素人の怖いもの知らずなのですが、自分がやったことは間違いない、と思いたいのですね。
学業の成績=社会での成功となる訳はない、それ以上に無謀な全くの門外漢が平気の平左でこう言う改造をやってしまうことに当時何の違和感も感じなかった。今考えると冷や汗モノでこれ自体が問題なのですが...。
私自身昔から「井の中の蛙」と称していますが唯我独尊であれば比較する必要もないし、完全に自分の世界に入って楽しむだけです(所謂オタク・ネクラ)。
アンプ系の改造はこの後も5年以上延々と続くのですが、そのいつだったかは記憶が定かではありませんが、感電した記憶があります。とっさに体が反応して手を離したので事なきを得ましたが、これがいわゆる肩こりに効くショック療法かと嘯いていました。
後年改造を止めた理由は
1.20何台もアンプを改造しSPはボイスコイルから巻き直し、モール線も変更し、カートリッジも考えられることをドンドン変更して貰い、アームも改造し、手を付けない機器は何一つない状態になった上でどんだけーと言う冷めた気分が一瞬襲ったことがあります。
2.↑の感電事故を切っ掛けに仮に命を落とすような事故を起こしたり、そうでなくともそれが原因で使用中に火災事故を起こすようなことに繋がったりすることを恐れた
為です。
実際に某評論家が推進した方法(改造ではなくアンプの上に重しとして鉛だかの金属板を置く。振動を防ぐ意味でしょうが)をマニアが真似て結果として放熱孔を塞いだのでしょう、火災が発生した事故がありました。
某評論家の名誉を最大限忖度すれば某評論家を信奉するマニアがその真意を充分理解しないで使い方を誤ったとも言えますが、何れにせよこの某評論家もその道の専門家とは言えないレベルなのですが、人気はあったので御自身の影響度を考えればもう少し、専門家の意見を取り入れてから発表する等慎重な姿勢があれば良かったと思われる。
私自身は全くこの人の能力を認めていなかったので何を馬鹿なことを言っているのだろう位に思っていた矢先の事故だったと言う訳です。
話はブーンと現代に飛びますが最近でも某オーディオ誌で連載されている門外漢(自称コーディネーター?)とその雑誌社の編集長とのコンビでマニア?宅のレベルアップを模索する連載記事があります。
私も一時期読んでいましたが、この人たちは何を基準に他人宅をいじくり回しているのだろうかと思いました(今は余りにも次元が低いので購読していません+お金もないので...)。
門外漢本人のシステム環境も特別素晴らしいモノではないし、ましてや他人宅をコントロール出来る能力など持ち合わせていないし、その経験・実績すらない。
本業はオーディオと全く関係ないし...。
そうまでしてお金を稼ぎたいのでしょうか。言い換えればこう言う人たちに依頼する方も問題なしとは言えませんが...。
ましてや宗教ではあるまいし、全国からこの方のお部屋へ聴きに行きたいと言う方が多いと言うからこれまたびっくり。これに味を占めてかどうかは知りませんが聴くのが有料だそうな(・_・)エッ....?。
どんだけ素晴らしい音が聴かれるのか聴いてみたいモノですが生憎只今私は貧乏なのに加えて体がガタガタです。
旅費も捻出出来ないし、長距離移動には体が持ち堪えられません。環境とシステム内容を聞くだけで凡その想像は付きますので全くそう言う気持ちは起きません。
脱線しました。で、この方たちが絡んで出来上がった状態を聴いた複数の方達の弁は酷い音だなー、だったそうです(;´Д`A ```。
聴いた方達のレベルの程度は分かりませんが...。
普通真剣に取り組んでいる人は自分のところはまずまずのレベルまで持って行くことも出来るでしょう(出来ない人の方が実際は多いけれど)。
私自身は今は真剣に取り組んでいません。自分が楽しめれば良いレベルです。これで丁度良いのです。どこまでやってもキリがありません。100点など求められません。自分が良いと思えばその時点が100点に到達した時ではないでしょうか、私はそう思っています。
でも本家本元の自分の音が不十分なレベルでしかない体たらくな人がどうして他人宅をチューニング出来るのでしょうか。余りにも好い加減過ぎはしませんか。・・・誰かのセリフの逆パターンですが、客観的に物事が見えない方なのかもしれませんね。
皆さんも良ーく考えて依頼しないとただ単に雑誌社の販売戦略に利用されるだけで良い笑いモノになりますよ。・・・確か実名も公表されているようですし...。
彼だけが特別レベルが低いのではなく、その他の評論家・ライターと言った方達も右へならえのレベルです。皆さんお金儲けが第一でその道の勉強を必死にやっている訳ではありません。言動を精査するまでもなく基本的なことを知らなさ過ぎると思います。
私も過去に信用してやったことで大損をしたことがありますがそう言う経験は延々と真似をし続ける必要は更々なく立ち切るべきです。
話は飛躍しますが賭博汚染と同じです。自らリセット出来ない人(おかしいと気付かない人)は延々と続く危険性がありますので要注意です。・・・メーカー・販売店・評論家のカモネギにならないように。
こう言うことが何十年も続けられて来た結果か他に原因があるのかどうかは分かりませんが今や絶滅危惧種となりつつあるオーディオの行く末を考えるとダニのような存在は排除すべきです。
因みにこの企画は「一人でやるよりは複数でやる方が...。」(今は読んでいないので正確でないかも知れません)何て言うコンセプトですが能力のない人達が寄ってタカってやることで良い結果を導き出した例を見たことがありません。
まさに船頭多くして何とかの図ではないでしょうか...(爆)。
| 固定リンク | 0
「自分史」カテゴリの記事
- オーディオ中級編(下)~1989年(25)(2011.02.06)
- フーテン老人徘徊記(1.24)(2011.01.24)
- オーディオ中級編(下)~1988年(24)(2011.01.30)
コメント