オーディオ中級編(下)~1980年代(12)
4A70を購入した時期にファイナルオーディオリサーチ社のベースを購入していきました。
それまではSP台にはブロックとか御影石を切って貰い積み重ねて使用していたこともあります。
ブロックは鮮度が濁るし、御影石はカンカンとして音がやかましくなります。
私の住んでいる街に石屋さんがありわざわざ訪ねて行って寸法を言って切って貰いました。
今では石をこう言う目的で売っている業者も多いようですが、私の経験から言うと使うべきではないですね。
用途を間違えてはいけません。硬くて壊れ難いので矢張り定番の墓石に使うのが良いと思います。(爆)
私もこの時の御影石は庭の石テーブルのトップに置いて使用しています。(爆)
最悪のケースとして何を血迷ったかプレーヤキャビの匡体に作り上げている御仁もおられました。・・・1枚石を刳り抜いた日には最悪でしょう。音が籠って全く逃げ場がありません。
見栄えは良いかも知れませんが一番微細・微小な信号がカンカンと鳴く匡体の中を経由するなんてもっての外です。・・・本人が気に入っていれば何の問題もありませんが...。
今はLPは主流ではないけれどひょっとしたら今でも後生大事に使い続けておられるかも知れませんね。
入口の経路で音を脚色したらその後幾ら頑張っても元の音には戻りません。
音の脚色は精々SPだけで良いのです。まぁ、現実的には無理な話かも知れませんがその位の感覚で整えた方が良いと思っています。
それぞれのポイントで個性がぶつかり合ったらどんな音になるのか考えただけでもぞっとします。
この当時は環境のことまでは全く考えが及びませんでしたが、少なくとも音の基本線はこうあるべきだと思っていました。
でもそう言っている割には未だゝ迷走を続けるのです。
この時のベースも今我が家で活躍しています。今はもっと良いモノも沢山あるでしょうが私にはベースとしてはこれで充分です。
因みにこのベースは鉄道の線路に敷いてある砕石の効用にヒントを得たものでベースの中には砕石が入れてあります、なので重いです。(爆)
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