A・ライオン生誕100年ブルーノート再発盤(17)・・・備忘録
これは’08.8.10にアップしたモノの要約です。
今日紹介するのはKENNY DREWです。アルバムはUNDERCURRENT(’60.12.11録音)です。
メンバーはFREDDIE HUBBARD(tp)、HANK MOBLEY(ts)、KENNY DREW(p)、SAM JONES(b)、LOUIS HAYES(ds)です。
Ⅰ 1.UNDERCURRENT 2.FUNK-COSITY 3.LION’S DEN
Ⅱ 1.THE POT’S ON 2.GROOVIN’ THE BLUES 3.BALLADE
私の最も好きだったピアニストの一人がこのKENNY DREWです。但し私が持っているのは後年のものばかりでどちらかと言うと比較的入り易いジャズとは言うもののポップス色の強いアルバムが多かったですね。
又記憶が定かではありませんが比較的大きな会場(コンサートホールだったと思いますが)で一度だけ生を聴いたことがありますが席が後ろの方だった為音が余り大きくなく少々がっかりした記憶があります。
生は良いのですがこの席の問題等がネックになり全てが良いとは言えないのですね。勿論家で聴くのはそれ以上に問題が多いのは間違いないところですが。
彼はバド・パウエルに決定的な影響を受けてプロ入りした。所謂パウエル派の一人である。
彼はこのアルバムの完成後の翌年渡欧する。その後’64.1にデンマークのコペンハーゲンに拠点を移し、そのまま生涯同地を離れることはなかった。
UNDERCURRENT、曲は冒頭から壮絶な勢いでスタートし、モブレーのソロで最高潮に達する。この曲が提示する一つの基準はアルバムの最後まで保たれた。
FUNK-COSITY はUNDERCURRENTと同じくマイナー・キーだが違った雰囲気を持つ作品だ。
LION’S DENは楽しいスイング曲。
THE POT’S ON は特にリズム・セクションのパワーが強烈に打ち出されている。
GROOVIN’ THE BLUES はジャズが持つ力強さを具現化したようなマイナー・キーのブルースだ。
BALLADEはある若いご婦人の為に書かれた愛らしい作品です。
主役のドリューがそのキャラクターを発揮するのは’70年代に入ってからなのだった~ライナー・ノーツ。
私が持っている後年のアルバムは勿論’70年代以降のものですがこのライナーの意図しているものかどうかは分かりません。
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