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2010年12月13日 (月)

JACINTHAのアルバム

JACINTHAです。彼女の存在は私のHPのリンク先の方から以前教えて頂き、その時は私はCDのみ聴いていたのでCDを買いました。その時もLPの方が良いですよ、とアドバイスは頂いていましたが...。

そんなこんなで月日が経ち、LP12を導入することでこのLPが欲しくなり、手を尽くしましたが在庫切れで一向に入手出来ませんでした。そんな或る日諦め掛けていた私が何気なく検索したら在庫が1枚あったのでした。

このLPは45回転盤ですが新品なので安心して掛けられます。CDを購入した時からお気に入りはDANNY BOYですが、これは紹介者のお奨めでもあります。

前置きが長くなりましたが、アルバムの紹介です。

タイトルはHERE’S TO BEN(’98発売 GROOVE NOTE)です。

Ⅰ 

A 1.GEORGIA ON MY MIND 2.OUR LOVE IS HERE TO STAY 3.TENDERLY 

B 1.SOMEWHERE OVER THE RAINBOW 2.HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON? 

Ⅱ 

C 1.STARDUST 2.IN THE WEE SMALL HOURS OF MORNING 3.PENNIES FROM HEAVEN 

D 1.DANNY BOY 2.THE LOOK OF LOVE

バックはカルテットの演奏です。

これは輸入盤の180g重量盤です。従いましてライナーは読めませんので悪しからず。

彼女はシンガポールの歌姫です。

45回転盤ならではのゆったりとした音楽表現と言ったら良いのか、音に余裕があります。しっとりと聴かせる上手い歌手です。今まで温存してやっと聴くことが出来た。スローな曲は歌手にとって評価がハッキリするものですが彼女の歌唱は絶品です。

秋の夜長に物思いに耽りながらブランディーを嗜みながら聴くのも一興かも。ただし、カートリッジの取り扱いには充分注意をしましょうね(今はブランディーもウイスキーもやりません、残念です)。

改めてDANNY BOYを聴きましたがこのアルバム中最高の歌いっぷりです。息継ぎの音まで聴こえる生々しさです。テナーサックスも伸び伸びと吹き上げ正に絶品です。

このアルバムは録音レベルが低いので通常盤よりヴォリューム位置は高目に設定して聴くと丁度良い。リアル過ぎてゾクゾクします。EVA CASSIDYも良いがJACINTHAのこのアルバムは最高です。

アルバムはCDのHERE’S TO BEN(’98発売 GROOVE NOTE)です。

’06.2に購入しました。

Img_10141_2

メンバーはTEDDY EDWARDS(ts)、KEI AKAGI(p)、DAREK OLES(b)、LARANCE MARABLE(ds)です。

1.GEORGIA ON MY MIND・・・●

2.OUR LOVE IS HERE TO STAY・・・●

3.TENDERLY・・・●

4.SOMEWHERE OVER THE RAINBOW・・・●

5.HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON?・・・●

6.STARDUST・・・●

7.IN THE WEE SMALL HOURS OF MORNING・・・●

8.PENNIES FROM HEAVEN・・・●

9.DANNY BOY・・・●●

LPは2枚組(45回転盤)で収録曲は一曲多いですね。CDには「THE LOOK OF LOVE」が入っていません。普通は逆のような気がしますが、時間の問題ではないので収録しなかった理由が知りたいところです(爆)。

どの楽曲も良いですが、何度聴いても「DANNY BOY」が絶品ですね。

息継ぎの音が生々しく、聴いているこちらまで生唾ごっくん状態になります。

演奏も録音も大変素晴らしい。

アルバムはLUSH LIFE(’01発売 GROOVE NOTE)です。

1.THE BOULEVARD OF BROKEN DREAMS

2.BLACK COFFEE

3.SUMMERTIME 

4.LUSH LIFE

5.MANHA DE CARNEVAL

6.THE SHADOW OF YOUR SMILE 

7.WHEN THE WORLD WAS YOUNG

8.SEPTEMBER SONG

9.HARLEM NOCTURNE

10.SMILE

です。

輸入盤なのでライナーは省略します。

周辺の整備が進んだので以前とは全く聴こえ方が違います。彼女の声質はとても好きなタイプです。

アルバムはBEST OF JACINTHA(’08発売 GROOVE NOTE)です。

このアルバムは過去発売の6枚のアルバムから計15曲抜粋されたものです。この6枚は何れも45回転盤なのですが今回のものは33回転盤です。

このアルバムはLP2枚組で15曲収録されています。A~C面4曲、D面のみ3曲の贅沢な収録です。

A 1.THE LOOK OF LOVE 2.WILLOW WEEP FOR ME 3.AND THE ANGELS SING 4.CALIFORNIA DREAMING

B 1.O GANSO 2.A MAN AND A WOMAN 3.SOMETHING COOL 4.MANHA DE CARNEVAL

C 1.AUTUMN LEAVES 2.ONCE I LOVED 3.LIGHT MY FIRE 4.BOULEVARD OF BROKEN DREAMS 

D 1.WINDMILLS OF YOUR MIND 2.WATERS OF MARCH 3.DANNY BOY

この盤は高価には違いないけれど2枚組みと言うことを考えれば割安感もあります。

現在持っている「HERE’S TO BEN」ではこのアルバムのD面3曲目のDANNY BOYがお気に入りでしたが今回の盤ではどうでしょうか。それも楽しみです。

輸入盤なので試聴感想のみです。

A面1曲目からゾクゾクしますね。2曲目はサックスの音も痺れますね。バックのサポートもとても良いです。3曲目に入ってドラムスも上手く絡んでヴォーカルが一段と冴えています。

4曲目は最新盤の中からチョイスした曲です。耳馴染んだ曲ですが彼女が歌うととても新鮮です。

B面1曲目は曲調も変って意表を突かれます。バック、特にピアノはとても良い。2曲目も彼女が歌うとこんな感じになる、と言う歌い方です。それにしてもスロー・バラッドは絶品ですね。

C面はAUTUMN LEAVESを初めとしてバックが渾然一体となってのっているので聴く側も非常に楽しめます。

D面の1曲目、素晴らしいです。2曲目のアップテンポはひょっとして最後のDANNY BOYに繋げる布石か、とすれば曲順も中々良く考えられていますね。

一転してじっくり聴かせる彼女の実力、流石です。ヴォリュームは少し大きめで聴くと彼女の息継ぎもよりハッキリ分かるし、6枚のアルバムのトリをとるこの曲は彼女の最高の歌なのでしょうね。

全体を通して感じたのは音が落ち着いていて非常に聴き易いこと。演奏のレベルも高いし、これはお薦めです。

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