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2010年12月22日 (水)

「体感音楽鑑賞システム」とは

標題は検索ワードで私の記事に来られたモノです。これもお題頂戴した形でチョッと纏めてみました。

そもそも私の求めている音楽表現は立体的にリスナーを包み込むように又、適度な振動(=揺らぎ)を伴った状態で音楽を楽しむことを目指しています。

これは別の記事でも書きましたが、鎌倉由比ヶ浜の海上花火の低音がお腹に伝わる心地良い振動を体験したことが根っこにあります。

これに限らず、同じような経験は色々考えられます。

こう言う経験をどのように反映させるかはまさに聴き手の器量・判断だと思います。その位置付け如何で求める音楽表現のあり方は変わって来るのではないでしょうか。

サーロジックの村田さんがルームチューニングをやって来られたのも少なくともオーディオマニアと言われる人の中には日々聴いている環境に不満を持っている人が多いと読んだからであり、かつご自身の開発されたSWを遺憾なく発揮する為にはそれらをチューニングしても現状の環境は如何ともし難い、と認識されたからでしょう。

今準備中のデモルームはまさにこれらのことをクリヤーして完成させるものであり、検索ワードを使われた方の真意は分かりませんが少なくとも私は村田さんの意図しているモノは環境を含めたこの「体感音楽鑑賞システム」と思います。

勿論細かいところまで意見を擦り合わせた訳ではないので100%一致しているかどうかは分かりません。

村田さんの良く言われることに足元に低音がきちんと伝わって来る鳴り方が良い、と言われています。

ですから我が家で聴かれる時もスリッパは履かれません。私としては床が奇麗でないので履いて貰った方が有り難いのですが...(;´Д`A
```。

我が家は構造的には特別なことは何もしていないので恐らく村田さんの許容範囲以上の伝わり方をしていると思っていますが...。

ですから床は強固にすべきとは言ってもコンクリートでガチガチに固めたような床は好みではないようです。

さりげなく振動が伝わるのが良い、と。

この「体感音楽鑑賞システム」と言えばボディソニックシステムがありますがあれは全く発想の違う方法だと思いますのでここでは関与・言及しません。

私は音楽を楽しむのに耳だけで楽しむのでは片手落ちと以前から思っておりますのでヘッドホンとかイヤホンは大昔聴いた位で30年以上聴いていません。耳の為にも良くないし...。

尤もカセットにダビングしていた時は必要上少しだけモニタリングをしたことはあります。

どんなに開放型のモノでも長時間耳に当てて聴くのは辛いモノがあります。

環境的に許せるのであれば空間を行き来した音楽を体ごと聴くのが何にも増して感動が得られると思っている次第です(これは私の志向していることであって他人に強要するモノでは毛頭ありません)。

その意味では今の鳴り方は未だSPから音が放射され眼前から迫って来る程度の域を出ず私の想定している姿には程遠いモノがあります。

本当のことを言えば今の環境下ではどうやったって無理なのです...(;´д`)トホホ…。

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