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2010年12月16日 (木)

喉元過ぎれば...。

日本語には↑のような言葉が存在します。私は外国語に不案内なのでこの種の言葉が外国にあるのかどうかは知りませんが...。

さて、日本人の気質なのかどうかは分かりませんが、世の中のトレンドが大きく変化している時は全体主義と言いますか右向け右のような行動をとりがちですね。

しかし、一旦そのトレンドが去ってしまうと何事もなかったかのように忘れてしまいます。

大きな話題から瑣末なモノまでその範囲は実に広いと思います。

地球環境の問題、政治も然り、経済情勢も然り、国民の生活に関して言えば失業率、ローン地獄、そして自殺者の話題も然りです。

これらはほんの一部ですが、何一つ好転しているモノはないでしょう。

ところで先日その中で自殺者のことがヤフーニュースで出ていた。

それによると今年も3万人を超えるのは間違いないとのこと。これで13年連続3万人超えとなるのだとか。

つまりざっくり計算すると13年で40万人が自殺で亡くなっている、と言う現実。

自殺に関しては勿論本人の意思次第でしょうが、大きく捉えれば政治の問題から経済・国民生活へと波及して来る訳なので政治家の現状を鑑みるにもっと本筋論を戦わして国民の生活に直結する政治をして貰いたいモノです。今の政治家は自分のこと(保身、自分の派閥?)しか考えていない。殆んど全員ペケ。!!

私自身、何とか持ち堪えていますが「過去自殺を考えたことはありますか」と問われたらハイと答えます。

ただ、私は死ぬ勇気もないし、生に未練があるので死にたくないの思いが勝っただけでしょう。

政治家が本当にこの日本の将来を憂えているのであればもうチョッとマシな政治をして貰わなくては困りますね。

さて、

統計的に把握している機関等は地道にこの種のデータは把握し続けているでしょうが、問題はマスコミです。

彼らの多くは矢張り視聴者が関心を向けるであろう今まさに旬の話題に目が行ってしまい、この種のことはまさに「喉元過ぎれば」の扱いになっています。

殆んどの場合、フォローされることもなく次第に国民の頭からも遠い過去のことであったかのように忘れ去られて行っています。

報道の責務ってこんなことで良いのでしょうか。

どうでも良いような過去の内容を時々茶化すように採り上げることはあっても本来は今まさに続いている中身を採り上げて貰いたいと思います。

誰しも深刻な話題は好きでないと思いますが、いつもどうでも良いようなバラエティ番組やお笑い番組ばかり見ていては本当に真実を知ることなくドンドン馬鹿になって行きます。

マンネリは良くないけれど昔あったような政治談議の番組とか少しは骨のあるモノがあっても良いような気がしますが如何でしょうか。

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