巷の評判・うわさ
標題の件、先日来アップされているotoさんのブログを見て私なりに思いました。
ハッキリ言ってこれほど当てにならないモノはない。しかしながら、何でもかんでも自分で確認出来る訳でもないので殆んどの方がこれで失敗する羽目になるのですね。
勿論私も趣味のことでは多くのケースでそれに該当します。又実用的なことでも失敗例は枚挙に暇がない位です。
メーカー・販売店・評論家と言った類に関わる人たちは多くの場合、良いことしか言わない。
メーカーは勿論自社製品のことを冷静に分析して我が社の製品はここが他社に比べて弱点なのです、何てことは口が裂けても絶対に言わない。
販売店は良心的なところは比較しての判断基準を示すことはあるけれどもそれもメーカーとの力加減によります。
評論家に至ってはメーカーの提灯持ち、会社の(自前の)広報よりも多くの金が絡んでいるので真剣にやっているスポークスマンと言えるでしょう。
下手なことを言えば我が身が危ないのでそれはそれは表現力豊かに言い包めて本当のところが見え難い誤魔化しの話術、作文に長けた人種である。
私は多くの場合、オーディオに拘わるこの種のことしか分かりませんが大体↑と思って間違いありません。
と言う中々判断が難しいこのオーディオと言う趣味、機種の選定も簡単ではありません。
そんな中、otoさんがブログに書かれたので私なりに考えた次第です。
前置きが長くなりました。
先日遂にotoさんが決断され、パワーアンプが交代となりました。
ビオラのシンフォニーは1/24到着とのことですから、現時点は冷ややかな関係となったアキュフェーズのA-65と対峙しても燃える喜びが湧く筈もなく、まさに離婚寸前の夫婦が同じ屋根の下に同居している感じと言ったところでしょうか。
アキュの巷の評判は概ね「良好」の評価が多いですね。私は大昔使った経緯から幾ら時間を経過してもあの態勢でアンプの製造を続けている以上、基本的なコンセプトは何ら変わりがないと思っていました。
では、何故巷の評判が概ね良くてotoさん宅では歌ってくれなかったのでしょうか。
私が思うには矢張り環境の所為だとしか言いようがありません。
つまりotoさんの通称「物置」では洗いざらい出て来る性格・性質がその他の環境では悪さをせず、上手く隠れて良い子ぶっていられるからなのです。
これはメーカー自体の試聴している部屋の問題もあるでしょう。そう言う謂わば欠点が見えない部屋でモニターをしているからです。
で、イコールその他の部屋も似たような環境の為、欠点が暴露されないのです。
機器の価格が安ければそれほど目くじら立てて文句を言うこともないですが、¥100万円を超えるような商品がその程度では困るのですね。
同価格帯のマークレビンソンの532Hですら差は良く発揮されたそうですが、下取り価格とのことで更なる価格帯のビオラに行き着いたのは(資金を投下出来る人であれば)良い判断だったと思います。
これも高い授業料となりましたが、結果オーライだったので良かったのではないでしょうか。
趣味ですから優等生タイプでは何とも面白みに欠ける訳でと言ってビオラに特別のキャラが満載にある訳ではなくこれを聴いた後では何とも全てが小さく聴こえたことでしょう。
又賛否両論と言う言葉があり、機器の評価にも良く使われますが、これも全く同じで全てのユーザーの環境が違う以上当たり前のことです。
加えて判断を下す個・個人の能力・志向・好みを考えれば言わずもがなです。
まぁ、人の判断を気にして決断出来ないようではこの趣味以外でも同じですが、程々にして火傷をしないようにした方が身の為だと思います。
以上、私の考えでした。
今、otoさんはビオラの到着をどのように料理しようか手ぐすね引いて心ワクワク待っている状態でしょう。
やっと納得出来るアンプに出会えて良かったですね。おめでとうございます。
伊豆のフーテン老人より
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コメント
コメント又ゝ有難うございます。
>オーディオの音の構築をアンプでやる方には向かないと云う意味です♪
殆んどの場合、アンプはおろかその前段のCDプレイヤー等で色づけされる事を嫌うと思います。
ただ、その中身の捉え方、方向性等が違うのではないでしょうか。
何れにしてもアキュファンのカズリンさんがアキュに対し信頼を置いておられることは良く分かりました。(爆)
>色づけや癖が無い
これも奥の浅いモノや深いモノ、機器にはそれぞれ特徴があるのでそれが趣味として楽しみの多いところではないでしょうか。
以下は私の独り言とご理解下さい。
スペック重視だけでは音楽は楽しく奏でられない、と言う厳然たる事実はあります。
カズリンさん色々ご意見有難うございました。他のアキュファンの方からもご意見をお寄せ頂くと嬉しいですね。
今後とも宜しくお願いします。
投稿: EVA | 2011年1月23日 (日) 13時12分
なんだかアキュの悪口の様に聞こえますので補足を(^^ゞ
オーディオの音の構築をアンプでやる方には向かないと云う意味です♪
例えば自分の音を持っている方が、アンプやCDプレイヤー等で
色づけされる事を嫌う場合に変な色づけや癖が無いアキュのアンプは
使い易いアンプになります。
個性的な音のするプレイヤー、アンプ、スピーカーを使用して
自分の音を作るのは大変ですよネ(*^^)v
投稿: カズリン | 2011年1月23日 (日) 12時34分
カズリンさん、おはようございます。そして初めまして。
ようこそコメント下さいました。有難うございます。
>この無味でつまらない音がアキュの売りでもあります。
つまらないと感じる方は買ってはいけません(^_-)-☆
これがアキュの売りだとは思いませんでした。
アキュファンの皆さんの多くはこのコンセプトを承知の上「つまらない音」に大金をはたいているのでしょうか。それは知りませんでした。(爆)
だとすればコンセプトを知らない人は絶対買ってはいけませんね。
貴重なご意見ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。
投稿: EVA | 2011年1月23日 (日) 07時38分
はじめまして。
私もアキュのアンプを長らく使用しております。
確かにアキュの音はつまらないと言う方も居ります。
でも、そう言う方の殆どの方はアキュのコンセプトを
知らない方が多いのです♪
低歪率、高SN比がアキュの売りなのです!
これが進む程、音に癖が無く平坦でつまらない音に
聞こえる筈ですね。
この無味でつまらない音がアキュの売りでもあります。
つまらないと感じる方は買ってはいけません(^_-)-☆
投稿: カズリン | 2011年1月23日 (日) 02時50分