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2011年1月25日 (火)

マトリョミン、ってご存知!?

マトリョミン、ってご存知でしょうか。勿論私は知りませんでした。

夕方TVで放送されていました。

何でも浜松在住の竹内正美氏が’00に開発。普及に努めて来たそうな。

これは楽器です。ロシアのテルミンと言う電子楽器をロシアの民芸品「マトリョーシカ」の一体に内蔵したモノです。見た目は可愛らしいお人形です。外観は本場のロシアで仕上げられているそうです。

テルミンと言うのはアンテナがあって手を触れずに音階を奏でることが出来る楽器です。5オクターブの音階があるそうです。

ただ、そのアンテナが災いして、合奏には向きません。複数人の奏者がいると自分以外の方の動きや動作で音楽が纏まらなくなるのです。

そこで竹内氏が考案したのがマトリョミンです。

こちらは合奏が出来るように工夫された楽器です。

どちらも手を触れずに近付いたり離れたり微妙な手・指の動きで音階を自由に扱うことが出来ますが、マトリョミンの方がアンテナが弱くしてあるのでしょう、微妙な変化を自在に操れるそうです。

そして複数人の合奏にも問題なく対応出来るところがミソです。

で、先日、その合奏に100人の規模で挑戦することを企画されました。

全国のマトリョミン奏者に声を掛けたら、何と167人もの人が集まり、それで「第九の第九ブギ」を演奏しました。

ご本人の感想では上手く行ったとのことで大成功の発表会だったようです。

兎に角不思議な音色で皆さんの演奏スタイルも聴診器を当て、自らの音を確認しながら演奏していました。

まるで「人形に気を送っているような感じ」でした。

現在は圧倒的に女性の愛好者が多いようです。

演奏形態が鍵盤のような媒介もなく自分の手・指の動かし方だけで自在に操ることが出来るので創造性の豊かな方には良い趣味かも知れませんね。

動きだけ見ていると「上半身だけの太極拳」のようでもありました。

因みにこの楽器は一体4万円程度が普及帯の価格だそうです。

私もTVを通して今回初めて聴いたのですが、本当に不思議な音でした。

あなたもその魅力に迫っては如何でしょうか。

浜松って昔から色々なモノを創造・発信する街ですね。

静岡って、奥が深い!!。

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