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2011年2月16日 (水)

安価で楽しいオーディオ・ライフの薦め!?

現在、北海道のotoさんが、常識的には考えられない部屋の大改造をやっています。

http://otoaudio.blogspot.com/2011/02/2.html

一般的に真剣に聴いていても環境そのものがそのレベルに達していないとややもすると単なる粗探しに終わり、結論を見い出せないまま不完全燃焼のやるせない苛立ちばかりが残って放り投げてしまうのが関の山です。

そこへ行くと我が家はその環境には程遠いので騙し騙し聴いていて可もなく不可もなく(自分ではそう思っている)楽しんでいられると言う世界なのでそれはそれで幸せなのか、な...、とも思う(爆)。

こう言う改造劇をやってのけるには本人の熱意とそれを正面から受け止め協力してくれる大工さんの存在が必要です。

旧知の間柄の二人ならではの仕事の合間のタイミングを見て改造が出来ると言う側面はあるけれど普通にはそう言う条件が整っていても中々出来ることではありません。

現時点では振動の元凶が略突き止められたみたいで、今後は時間を掛けて床と壁の振動の縁切りに移行するようです。

これは今までと違って時間が掛る大改造になるでしょうがアンプを変えたことで自分が追求したいことが見えたと言う一点に絞って集中出来るのは大した眼力・精神力の持ち主です。

これは言い方を変えると長いキャリアの持ち主とか自分の好きな音、とかに異常に拘りがある人(フィルターが介在)には到底見えて来ない現象でしょう。

勿論拘りはあって良いと思いますが、いつでもそれをリセット(白紙)出来る柔軟な頭の持ち主でないとこう言うことは思い付かないし、実行することは出来ません。

彼は現時点では全てではないけれど一部ハイエンド機器も使用しています。

それなりにシステムの昇華をしたことで見えた部分もあるのでその存在の否定はしないけれど、今やっている「床と壁の振動の縁を切る」ことに成功すれば次は「電源の見直し」をやってその後はもうオーディオシステムにはお金を掛けないで、音楽を聴くことに集中すると言う。

更に部屋と電源の結果に納得が行けばその後は徐々にグレードダウンをすることも考えているとか...。

要はそれほどお金を掛けないでも音楽が楽しめることが分かればハイエンドの必要は更々ないし、どこまでグレードを下げて満足が行くかを逆に見極めたい、と言うことでしょう。

巷の多くは根幹部分がなっていないのにシステムのグレードアップさえすれば音が良くなると勘違いしてエスカレートさせているのに...。

真逆の実に素晴らしい発想ですねー。

私も全ては見習えない(=部屋が軟弱な為)が元々蓄えがないのに加え今や年金生活なので今後は全てをリーズナブルな機器に逐次移行して行くことで「安価で楽しいオーディオ・ライフ」が実践出来れば、と思っています。

現在のオーディオと言う趣味は余りにもシステムにコストが掛り過ぎる、まさに歪な時代に突入しています。

オーディオと言う趣味が絶滅危惧種になったのもこう言う成金・金満家趣味的なことを嫌う層が多くなったとも考えられます。

トータル的に考えれば最も根幹的な部分(=部屋と電源)さえ、きちんとすれば結果的には安く仕上げられ、今までより上質な音楽生活が享受出来る訳で私は彼の行動に拍手し、(精神的な面でしかないが)お手伝いをしたいと思います。

趣味だから、何でもあり、とも言えますが、安くても押さえるところを押さえればハイエンド何するものぞ(=ハイエンド不要)、になるのではないでしょうか。

これはまさに現代のシステム偏重主義のオーディオに対する「警鐘」ですね。

これが実現することを私は心から願っています。

頑張れ!! otoさん。

追記

私がここまでotoさんに肩入れをするのには訳があります。

それはシステムは別にして我が家よりもより素晴らしい音環境を持ったotoさんが我が家の音・音楽を聴き、良し悪しを自分なりに判断して、それを自らに活かそうと努力する。

つまり、より良い環境を持った人しか判断し得ない訳で、レベルの低い環境下で音・音楽に親しんでいる人は余程の人でない限り、当然その環境に毒されている(脳⇒イコライズ)訳ですから、それ以上の環境のことは判断のしようがない。

今までも口酸っぱく言って来ましたが「木を見て森を見ず」の人が多いこの趣味、大局的な判断が出来ない人にあれこれ言っても仕方がないことは嫌と言うほど味わって来ました(爆)。

otoさんは只今開発・発展途上にありますので、恐らくチューニング度合いで言えばしっちゃかめっちゃかかも知れません。

でも私は全く心配していません。

縁切りを成し遂げた暁に自分でこれだと思う音になったと判断出来ればそれで良いのです。

それでこそ自分の音世界です。全体像を大きく食み出していなければその環境を一番良く知る人の音作りでOKです。

因みに我が家は村田さんにアドバイスを頂いたことはありますが村田さん自らがパネルをセットしたことは一度もありません。

設置場所やその置き方すら推奨パターンとは随分違います。

でもそれでも何の支障もありません。(と自分では思っているし、村田さんもあそこを直せ、ここを直せとかは言われません)⇒やりようがないとも言える(爆)。

SPを覗き込んだり、訳の分からないチューニング?グッズで部屋中貼ったり切ったり、アンプの抵抗・コンデンサーを弄くり回したり、何てことを幾らやってもまともにはなりません。

私がかつて身を以てやった結果が如実に示しています。実に馬鹿馬鹿しい。だから今があるし、こう言えるのです。

楽しみ方は色々あるけれど音楽が好きならそろそろ方向転換しては如何でしょうか。

お金があり過ぎて機器の買い替えを幾らやっても生活に支障がないと言う恵まれた方以外はもうその限界を悟るべきです。

根幹部分がなってない以上、そんなことは幾らやっても意味のないことの繰り返し(=堂々巡り)に過ぎません。キリがないのです。

勿論弄くり回すことが大好きな方は一生そうやって楽しめば良いと思います。それは音楽が好きなのではなくて工作の類が好きなだけですから、全く別の話です。

以上徘徊老人の独り言でした。

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