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2011年4月10日 (日)

電力問題~夏のピーク時を乗り切る為には

今夏の電力消費のピーク時(PM1:00~PM3:00)を乗り切る為に皆さんご存知の通り政府は色々と策を講じつつあります。

企業~個人に至るまで節電の要請や果ては天気予報ならぬ電気予報等々です。

既に企業では業界単位で節電の協力をする為に輪番休業を検討しているところもあります。

一方全く耳を貸そうとしない馬鹿な業界も見受けられますが...。

さて、今夏の電力乗り切り作戦は計画停電はせず、と言うのが前提です。

これは政府が国民を信じる謂わば性善説に立った大きな賭けです。

つまり、現在休止中の計画停電が実施されなかったエリアの世帯数が全エリアの何%に当たるかは分かりませんが人口密集地である都心区部並びにその近郊のエリアですから、ざっくり見れば半分或いはそれ以上に当たるのではないでしょうか。

こう言う人たちは今回の強制停電と言う痛みを全く味わっていませんので、節電の声掛け位では間の抜けた対応しか出来ないのではないかと私は危惧しています。

つまり、このエリアの人たちの一挙手一投足が今夏の大停電のキーパーソンとなっているのです。運悪く大停電が起こればそれは取りも直さず自分で自分の首を絞めることになるのですよ。分かりますか。

勿論他エリアでも大なり小なりの影響は出るでしょうが、その度合いは比較にならないでしょう。

あなたたちの考えと行動次第で大停電(突然死)は起こる可能性が残っているのです。

地下鉄や地下街と言った日の当たらない場所、高層建築のエレベーター閉じ込め事故(復旧に時間が掛る可能性大)、信号停止による交通事故。業務上のパソコン使用では当然トラブルが発生する可能性が高い、等々。

最悪のシナリオとしてはそう言う時に大震災が起こる可能性だってあるのです。

私は凡爺なのでそれほど多くのことが見通せませんが枚挙に暇がない位の被害が出ると思われます。

まぁ、私はそんな不測の事態を起こさない為にも説明不足な無計画停電と言われない計画停電も今から準備・計画すれば充分皆が納得する案が出来ると思っているのですが。

お願い(要請)ベースで片が付くようであればこれ以上のことはありませんがギャップが大き過ぎるので小心者の私は他人ごとながらビクビクしつつ非常に心配しています。

まぁ、田舎の山の中の凡爺が言ったことが通るような政治でも困ったモノですから、後はお好きなようにやって下さい。お手並み拝見です。

TV業界も政治も全く当てに出来ませんから...。ブツブツブツ。忘れた、東電も、だ。

ところが4/8に下記のことが発表されました。

これまで計画停電の対象となった一般家庭や事業所に対し、停電日の電気料金を割り引くと発表した、のです。

5月分以降の料金請求時に、必要な手続きを取る(4月の検針はここでは4/11なので間に合わない、と言うことでしょう)。

3月14~28日の計画停電で1時間以上停電した管内の約1300万世帯が対象で、街灯なども加えた全体の割引額は数十億円規模になる見通し(時事通信)。

とのことです。

し、しかーし

個人ならいざ知らず、企業・自営業等日々業務をしているところでは単に停電時間だけの問題ではない筈です。

停電を実施するのかしないのか結構ギリギリまで発表がなかった訳で、これらの対応で振り回された損害に対する補償はこんなもので済む訳がないと思っていますけれど...。東電さんよ、考えがちと甘いのではないでしょうか。

又今夏の節電計画が計画停電をしないで済ませようとしているのはこの種の割引・損害賠償を回避する為なの。本当に危険な賭けですね。

そして自主的に節電して協力する企業に対しては有難うの一言で済む訳?。

私にはどうも腑に落ちませんが、皆さんは如何お思いですか。

さて、そんな中、私には良い案が浮かびました。

電気予報を出す位なら、今の東電発表の需給バランスを例にもうチョッと工夫して各変電所単位の需給バランス(今夏の予測供給力(昨夏の実績を加味して)をシミュレーションして作成)が見られるようにして今あなたのエリアは一杯一杯ですよ、とか分かるように出来ないものでしょうか(変電所単位のエリアを別途公表する)。

そして電気予報として公開する、尤も全所帯の人が見る訳ではないモノのただ単に大雑把に要請をするよりは肌理細かく現状を周知することで皆さんの連帯感も生まれ危機を乗り切れるのではないか、と思ったのですが。こんな細かい芸当を東電に期待すること自体無理か。

どちらにしても都心区部並びにその近郊の人口密集地帯の人たちの協力度合いに掛っています。真面目に真剣に対峙して頂きたい。

東電については現状のままでの将来への存続・展望は全くないので誠意を尽くせるだけ尽くして引き際だけは奇麗にしましょう。

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