昨日で丁度1週間聴きました。鑑賞時間は約40時間。
従来でしたら、2週間位掛って聴く時間ですが今は朝から聴いていますので集中的に聴くことが出来ました。
このアンプの素晴らしいところは一杯ありますが、
中でもアンプが楽曲の邪魔をしないと言うところでしょうか。
勿論私は一介の年金生活者ですから耳の肥えた?オーディオ評論家と言われている人たちに比べ特別な能力も何も持ち合わせていませんが、それでも過去からの拙い経験で個々の機器の持つ特有のキャラクターが及ぼす弊害は相当あることも理解している積りです。
それが先ずこのアンプには少ないと思われます(皆無とは言いません。それでは褒め殺しになりますから)。
ですから、何を聴いても一本調子ではなくそれぞれの楽曲に相応しい表現を感じさせてくれます。
尤も音源の状態を知らないので飽く迄も推測ですが...(これはどなたでも同じですね)。
機器と言うモノは存在自体は出しゃばらず、必要な能力は出し惜しみせず、安定的に能力を発揮すればそれが最高です。
このアンプは曲の雰囲気を損なわず
ド派手な色合いの濃い楽曲はそれなりに、又しっとりとした楽曲はしみじみとさせ、明るく楽しい楽曲はまさに5月晴れのように気持ちの良さを味合わせてくれます。
つまり着色しないで素材が本来持っている味を引き出していると言えます。
アンプは飽く迄も黒子なのでこう言うスタンスで機能してくれることが一番良いです。
まぁ、これが村田さん曰くアンプは何でも良いに繋がるのでしょう。
お断りしておきますが何でも良い、の中身は実はそれほどに奥深いモノと言うことです。
つまりハイエンドである必要はありませんが、その辺に転がっている出来合いでも駄目なのです。何でも良いと言う条件は実は中々に厳しいのです(爆)。
良く想を練って作られた、ただし力の入り過ぎない力作が丁度良いのですね。
作られた本人(DCアンプマニアさん)は使い手の私が気に入ってくれれば嬉しいと仰って下さっていますが、言い換えれば本人にとっては普通に作れるアンプとも言えます。
それがこれだけ良ければ言うことはありません。
金田式は既に多くのファンを抱え、長きに亘って親しまれているようですが、恐らく皆さん全てが全幅の信頼を置き、気に入って使っておられる訳ではないと思います。
それを考えると矢張り作り手であるDCアンプマニアさんの力量と言うことなのでしょうね。
DCアンプマニアさんのコメントなどを読ませて頂くと基本的には普通に入手出来る部品で構成することを基本とされているようです。
大体金田式は発表時の部品は入手出来ないケースが多いとも言われており、殆んどが代替品で作られるようです。
それで結構問題が発生していることに繋がってもいるようなのですね。
皆がDCアンプマニアさんみたいに回路図を良く咀嚼して自分のモノにして臨まれていれば問題は起こらないのでしょうが、見よう見真似でやっている人はそこまで読み込むことが出来ないので結果として上手く行かないようでもあります。
ですから、本源的に見通すことが出来る人であれば金田式DCアンプは魅力あるアンプなのだと思います。
1週間と言う短期間での総括はかなり無理のあることだと思います。
未だゝこれから色々と素晴らしいことが分かって来るかも知れませんが同じテーマでズルズルと引っ張っていても詮無いことですのでこの件についてはこれで了とします。
最後の夜は
1.LOOKIN’ ON THE BRIGHT SIDE:HAROLD MABERN TRIO
2.CHOPIN・ETUDES:MAURIZIO POLLINI
3.EAST RIVER DRIVE:STANLEY CLARKE
を聴きました。
ジャンルは全て違いますがどのアルバムも素晴らしいです。
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