アナログとデジタル
アナログとデジタル、オーディオの世界でも着実に変遷をし続けています。
さて、
私がオーディオと言う趣味に嵌って早40年以上になります。
勿論最初はアナログ、つまりLPですね(SPではありません。・・・多少はありますが(爆)。)。
そう言えば先日(7/24)、TVのアナログ放送が終了しました。
我が家も遅々たる歩みですが電脳化が進んでいます。
が、
ことオーディオに至ってはアナログは健在です、と言うより今でもアナログが僅差で優位です。
話戻って
その後80年代の後半になってLPのデジタル盤が幅を利かせ、その後CDが発売され、今やLPの姿は見る影もありません(我が家では未だ所有枚数ベースでは圧倒的にLPが多い・・・過去の遺物とも言える)。
更に私にはとても歩調を一に出来ないネットorパソコン・オーディオと言った方向へ世の中はシフトされて行っています。
流れはどうでも良いのですが、現在、我が家においてデジタルでもここまで楽しめると言うアイテムとしてフィデリックスのDAC Capriceを導入しました。
導入して2週間以上経ちました。
未だ十全の働きをしてくれているとは思いませんが質の良さは充分分かります。
で、現状の我が家での裁定は矢張りデジタルはアナログには僅差で適わない、と言う結論になりました。
勿論双方に短所・長所はあります、がここまで現状の素材・技術を持ってしても録音方式の差が厳然と大きな壁になって立ちはだかっているのだなと言うことが分かりました。
アナログは良くも悪くも録れるモノは全て録音してしまうのが基本です。それがコントロール不可避の不確定要素の多さに繋がっています。
一方デジタルはコントロールされているのでそこそこのレベルでは問題はありませんが、悲しいかな、01データに置き換えるので絶対にアナログのような滑らかな情報(=信号)の記録は出来ません。
この差は現状のハイテクを駆使してアナログ変換をしてもアナログそのものを凌駕することは出来ていません。
最終的に人間の耳に到達するのはアナログ情報ですから少なくとも私の耳にはそう聴こえます。
と言うことで今後はこの2種類のパッケージソフトをそれぞれの特色・利便性に合わせて使うことが一番良い、と私なりに結論付けました。今後はそれで楽しみたいと思います。
ソフトのヴァリエーションの問題は何れにもあります。年代に応じて購入して来た貴重な財産を最大限活用することで楽しいオーディオライフが送れると思っています。
その意味でCD演奏は今回導入したPD-F25Aの25連奏CDチェンジャーを利用してながら的に楽しむことも出来るし、ここぞと言う一番はLP12システムでソッと針をレコードに落すと言う古典的な儀式を介して楽しむことが出来る。
私の年金暮らしではアナログに関しては針が駄目になったら即アウトなのでそれこそ寿命は短いと言える。自分の人生に照らし合わせて楽しめれば最高だ。
PD-F25A+Capriceの紡ぎ出す音はLPの不安定さはないので平均的には上だと思っています。
分解能の良い低域のどしっと腰の据わった良い意味での太い音は今までのCD演奏で聴けなかった音ですのでたまにドキッとさせるLPに含まれている音には適わないが全く申し分ないです。
こうなるとデジタル録音のLPと言うのはどっちつかずの如何にも中途半端な存在になります。つまり手の打ちようがないと言うことで...。(爆)・・・当時から音は良くなかった。
先日村田さんに久し振りに話を伺うことが出来、その中で現時点ではオフレコですがとても興味深い話を聞くことが出来た。
これが現実のものとなればまさに鬼に金棒です。まぁ、私の最終目標(=夢)です、とだけ言っておきます。
ただ夢は見るモノではなく叶えるモノだ、と言ったなでしこジャパンの澤さんの名言に倣ってひたすらその実現を望んでいます。
独り言
ジッターとは無縁のDACが開発・登場することを祈っています。勿論、安価で...。
同軸ケーブルはジッターをそのまま伝送します。その点、光ケーブルは遮断してくれるので良いです。
Capriceはその意味でも光ケーブルの質的レベルの差を出したと言えます(今使っているのは中川さん推奨のケーブルです)。
つまり、同軸ケーブルでは個々の差は出ない(ジッターがそのまま影響するので)或いは出難い。一方光ケーブルはCaprice自体がジッターの影響を受け難い設定になっているのでそのまま光ケーブルの質の差が出ると言えます。
それにしても何故、一般のオーディオ仕様のDAC・CDPは同軸が標準で光ケーブルはどちらかと言うとおもちゃタイプだけに使用されているのでしょうか。
伝送能力的には変わらないと言うのが専門家の見解であるだけにこの仕様・対応には疑問があります。
Capriceは双方を使えるようになっていますのでその点も良いですね。
後は「独り言」冒頭に言ったジッターとは無縁のDACが開発されることを待つばかりです。
Capriceの上を行くにはこれが完成するしかないと思います。・・・独り言でした(爆)。
| 固定リンク | 0
「オーディオ関連」カテゴリの記事
- ダイナミック・オーディオの厚木店長さんが来られました(2024.11.01)
- 村田さんがお越しになられました(2023.09.28)
- EXAKTシステム=AKUDORIK SPが大化け!!(2023.04.27)
- 電動エアダスターを買ってみた、結果は如何に!!(2023.04.25)
- 3/3は我が家の32回目の誕生日(2023.03.03)
コメント