オーディオ中級編(下)~2003
前の記事でLVパネルとSW使用について触れましたが、モノ持ちが良いようで当時、サーロジックの村田さんへこのことについてお手紙(eメール)した原稿が紙で保存してありましたので掻い摘んで紹介させて頂きます。
時は’03.9のことです。
前置き
機器のグレードアップ、ケーブルの変更、アクセサリーの追加等枝葉末節的な対応で具体的な解決策を見出せない状態でいた。
序章
LVパネルの存在を知る。
既に各メーカーより似て非なるモノは沢山出ていたが、その殆んどが吸音主体の設計である為、導入を見合わせていた。
LVパネルはそこでの登場ですね。
最初は3セットで音出し。この段階で音楽を生き生きと奏でたのにはびっくりしました。思わずやったね、です。
この時点で天井高についてはもっと高くしておけば良かった、と書いている(6m以上)。
何が凄いかと言うと今まで散々色々な工夫で実現出来なかったことがいとも簡単に手に入れることが出来たことです。この手紙の時点でパネルは7セット使用と書いています。
この段階で巷のオーディオマニアがオーディオを良くしたいと言う気持ちで取り組んでいる投資対象の順序が違う、とも書いています。
1.ルームチューニングについて
ルームチューニングの必要性はオーナーの意識があるかどうかで決まるので今の環境に問題意識がなければ行われない。
だからと言って問題がない訳ではないのだけれどこればかりは聴く本人次第なので第三者があれこれ言うべきものでもない。
何でも気が付いていなければ相談もないし、自ら動く訳はないのである意味幸せなのかも知れません。
やった人だけが得られる至福の時ですね。
この時点で私はルームチューニングを通じてオーディオライフを満喫出来る仲間が増えると良いなー、と書いていますがあれから8年経った今でも多くは相も変わらずの状態のようです。゜゜(´□`。)°゜。。
勿論素晴らしく変貌を遂げた仲間もおられます。
2.SWの導入と効果
SWの導入でダウンサイジングではあるがコンサートホールの雰囲気を感じさせてくれるようになった。
先ず、1台を導入してその段階で他のどの部分を変更しても得られぬ「雰囲気」の醸成には欠かせないツールだと判断して8ヶ月後に2台目を導入した。
1台使用と2台使用では醸し出す世界が全然違います。
その時私は次のように書いていました。
~超低音はゆったりとした雲海の如く床を漂い、低音域はスパッと抜けの良いアタックを感じさせ、(超)高域は空からシャワーのように降り注ぐ感じでイリュージョンそのモノの音(音楽)世界です。~
チョッと気恥かしいような文章ですが当時はそう思いました(爆)。
当然その後も変遷をし続けて来ましたが、本当のところ↑のような感じは未だゝ味わえていないと思います。
要するにその時点では最高と思うのは何ら不思議なことではなくステップアップする度にその奥深さを知らされることとなるのです。
やればやるほど遠のいて行くようです...。オーディオは奥が深くて難しい。だから楽しい、とも言える。
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