今、私はアナログとデジタルの二刀流で日々楽しんでいます。
我が家においてはCDも今までで最高のパフォーマンスを発揮してくれているのは間違いありませんが、ここに来てアナログつまりLP再生が途轍もなく素晴らしく良くなった。
アナログは周辺の環境の整備次第ではどこまで良くなるか分からない秘密のゾーンが未だゝ沢山あるようです。
つまりCDにおいては下も上もカットされた謂わばコントロールされた狭い帯域内での録音なのでこの最初の段階でのハンディがズーッと尾を引いている。つまりアナログに比べてそもそも限界点が低い。
これはどうやってもリカバリーは出来ません。(ないものねだりは出来ない、と言うこと)
それに対してLPはテープ録音で録音出来る範囲は全て録音しているので言い換えれば清濁併せ呑んでいると言えます。
長所短所はそれぞれあるのでそこは現時点での自分にとってより良い方を重視して楽しむことで良いと思います。
それが私の場合は当面二刀流なのです。
更に歳食って体の不具合がより進行した場合は馬鹿チョンのCDに移行せざるを得ません。
で、アナログですが
その再生においては難しく又かつてのアナログ再生は温かみがあって線が太くてと言ったような印象が良く聞かれる所以でもありますが、それは昔の音。
電源環境の改善をきちんとすればそのLP再生も信じられない位の大化けをします。
卑近な例で言えばotoさんが先日電源環境の整備の一段階目が終わりました。(最初はこれで終わりの筈だったのが何と追加で来年4月に更に上流部分をやるそうです。電源の整備の美味しさが分かったと言うことでしょうね。流石料理のプロです)
otoさんは元々LPも良いけれどCDには適わない、と常々言っておられました。
それがこのところブログでも書いてありましたがメインはLPに移行しつつあるようです。
何故なのでしょうか、ね~。(爆)・・・10/31のDCアンプマニアさんのコメント(目覚められましたか)を素直に認めたようです。と言うことは今まではお寝んね中、だったのですね。
私は全く同じ環境ではありませんが一応otoさんの電源環境の先輩格と言うことで概ね同じレベルになっているとは思います。・・・違いは多々。(;´Д`A ```
我が家の工事から3年以上後の根岸さんの工事ですし、私もotoさんから取次依頼があった時根岸さんには私の工事内容には関係なく、現時点での最高のパフォーマンスが発揮出来る工事をして上げて下さいとお願いしておきました。
加えてotoさんのところはアース値が化け物レベルですし、引き込み線も常識を逸脱したレベルですから逆立ちしたって適いやしません。
私は取り敢えず今の電源環境で満足していますが経済的にチャレンジ出来るようになったら未だやり残したアイデアはあるのでそれが実施出来る時に又その時点での最高の工事をして貰えればそれで良いと思っています。
話戻して
我が家のLP再生は今般のCaprice導入によりCD再生が(我が家で)最高レベルとなった段階でもLPは外せないなぁー、と思いつつ日々両刀遣いで楽しんで来たのですが、ここに来てその違いの大きさに改めて気付かされました。
CD再生は↑で述べたように整理・圧縮された条件で録音されていますので幾ら再生レベルが上がってもその支配下からは絶対に脱却出来ません。
つまり再生音は整理された小奇麗な音になりますが驚くような弩迫力の音にはなり得ないのです。
それがアナログ演奏はCDに比べても極めて不確定な要素が多いのですが電源環境の大幅な改善がなされた時ビックリする位の質感を味わわせてくれます。
それを切り口で表現すると
CDが日本刀で切ったようなシャープで細い切り口に対し、LPは大鉈で抉ったような太くてざっくりとした切り口になるのです。
別な言い方をすれば
CDはクリヤーですが、LPは深くて凄味のある味わいを醸し出します。
これが両者の味わいの差です。(言葉としては単純ですが本当はもっと深くて複雑で大きな差)
現在の我が家のアナログ環境はN2電源システムの100V→200Vに変更→パワーに化け物電源ケーブル(CDも共通)を追加したことで今まで以上に活きて来たと言うことでしょう。
今思えば次元は低いけれど昔(30年位前)から色々とプレーヤの電源に関してはやって来たのでその都度音が激変する体験はして来ました。(モーターを駆動する電源=アンプによって音が激変することを知れば益々アナログの深みに嵌って行きます)・・・LINNがやっているのも同じことですが如何せん最上流ではないので更に良くなる要素があるのは当然です。
さて、
どこまで行ってもCDとLPはクロスしない、つまりCDがLPの領域を超えることはない、と思います。
その他の方式は汎用性において論外だし、元々のベースがデジタル音源である以上↑なのです。
otoさんから最近近所の中古屋さんでLPを買い漁っていると聞かされ本当に良かったと思いますしそれが出来ることが羨ましい。
当初アナログシステムを導入すると聞かされた時は今からやるのは止めておいた方が良いよ、と言ったことがありましたが良い意味でそれを覆してくれたotoさんの音楽に対する飽くなき追求心に敬服する次第です。
今はハッキリ言ってLPがゴミ同然で売られていますしエサ箱の中には安くて素晴らしいお宝がぎっしり詰っている可能性があることを考えるとアナログ派にとっても千載一遇のチャンスですね。
中古屋さんが近所にあると言うことなので是非足繁く通ってお宝を発掘して下さい。
出来るならヤフオクには手を出さないでこう言うところで買った方が安い上に中身のチェックが出来ますからその点でも安心です。
私も近くに中古屋さんがあれば来年後半以降多少ゆとりが出て来る予定なので月に1回位のペースでエサ箱を漁ってみたいモノですがネットで見る限り近所にはなさそうですしね。゚゚(´O`)°゚
自分が気に入った音源が最高なので所謂、オリジナル盤とか名盤とか重量盤とかDD盤とかは気にしないでお宝探しを楽しみましょう。コレクターになる必要は全くありません。
沢山聴いて行けば必ず良いモノが見付かり残って行きます。
駄目なモノは元が二束三文のLPですから気にせず断捨離の精神で捨てるか売れば良い。
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我が家も今まさにアナログ最高になって来ました。やりようによっては未だゝ未知の領域が沢山残っています。(アナログのシステムアップはこれもやればキリがないので現状維持で楽しむことが前提ですが)
アナログも前述したように昔風のモッサリとした温かみがあると言うだけの音ではなく切れ味鋭く深みと凄味のある音が存分に楽しめます。
これは逆にCDでは到達し得ない領域です。
今後デジタル領域の再生がどこまで進展するかはそれはそれを追求している方たちに任せて私は双方の汎用性ある音源を目一杯楽しむことで残された人生を過ごしたい。
アナログはCDに比べ手間暇の掛る再生システムですが良いモノは矢張り良い。
これもCapriceのお陰かも知れませんね。ある意味CDの限界を教えてくれたから...。
今まで知り得なかったCDの世界を教えてくれました、でもアナログは超えられない、アナログには更に素晴らしい未知の領域があると言うことです。
何事も最上流の改善をしないでその後のことをあーだこーだと論じても所詮目糞鼻糞のレベル。
システム以外の上流の基本的なことをきちんと抑えずして論じ合っても意味がありません。
私ゃ、この目糞鼻糞論戦を端から無視して来て良かったよ。いつまでも延々とやりあっていて下さい。そこからは何も生まれませんゾ。(爆)
<本音>
私もDCアンプマニアさんが惜しみない情熱を注いで作ったバッテリー・プリでLPを思う存分聴きたいよー。m(_ _)m
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