HANK JONES(ラストライブ)アナログ盤を聴く
HANK JONESのラストライブ盤のJAM AT BASIEです。(写真↓は以前CDを撮ったモノの流用です)
今般我が家のアナログが大変良い状況になったことに伴い改めて聴いてみました。
’09.8.14~15に掛けての一関のジャズ・スポット”ベイシー”でのライブ録音です。
「ベイシー」40周年記念企画として収録されたモノです。
LPは同時に初回限定生産として発売された。私は最後のチャンスなのでCDと両方購入しました。
LPは6曲のみです。因みにCDは10曲収録されています。差があるのは収録時間の制限によるモノなので仕方がありませんね。
メンバーはHANK JONES(p)、DAVID WONG(b)、LEE PEARSON(ds)、RAYMOND MCMORRIN(ts)です。
1.COOL STRUTTIN’(*1)
2.COTTON TAIL
3.SUMMERTIME
4.HAVE YOU MET MISS JONES?(*2)
5.ROAD SONG
6.IN A SENTIMENTAL MOOD(*3)
7.MERCY、MERCY、MERCY(*4)
8.TWISTED BKUES(*5)
9.MOOSE THE MOOCH(*6)
10.BLUE MONK
以上はCD収録曲一覧です。内LP収録曲は曲の後に(*)を付けました。*1~*3がⅠ面、*4~*6がⅡ面です。
ハンク・ジョーンズはジョークを連発する楽しい人で、「ハンク・ジョーク」と改名したら、と言ったやり取りももう出来ない。それほど乗りの良い人だったそうです。
さて、
この録音はアナログ一発録音です。
テープはAMPEX 456のハーフ・インチ・アナログ・テープ(この企画は入手困難なこのテープを探すことから始まった)
テレコはSTUDER A-820を2台とDOLBY SR等と共にレコーディング・モービル(NEVEコンソール33609搭載)に持ち込んだ。
↓感想は昨年7/30にアップした時のモノです。
演奏はこの通常盤を聴いてもライブの雰囲気は勿論、音の瑞々しさは格別のモノがある。
我が家のチープなシステム・環境でも充分楽しめます。
さて今回はどう表現されるでしょうか。(爆)
余裕含みの3曲ずつの収録が音にも反映されているのが良く分かります。
1年前のことは覚えていませんが矢張り何から何まで音の佇まいが違うような気がする。(記憶何て遠の昔に忘却の彼方なのでこうしか言いようがない)
どしっと地に足の付いた演奏に加えハンクのピアノはコロコロ転がるように軽やかです。名演かどうかは分かりませんが彼のラストライブだし私は大切に保管、たまに聴いて行きたいと思います。
普段はCDで良い。(そのCDがどこに埋もれているかは未だ探していない。(爆))
ひと言
ベイシーの環境はそのひと時のライブとしては盛り上がって良かったでしょうが録音会場としてはどうでしょうかね~。
音も今一スカッとせず抜けが悪く、迫力に乏しい。会場に比して観客の多さがミスマッチ(美味しいところを吸われている感じ)となって音に現れているようだ。
この前後に聴いた日々のアルバムの方が余程良いモノが沢山あった。
そう言えば5万円のガラスCDも販売されていたのですね。音としてどうだったのでしょうか。
私もこれ(LP+CD)は記念盤と割り切っています。
昔は↑の録音(程度)が当たり前だった訳で今日それが特別なモノと意識し過ぎたことも期待し過ぎに繋がったと反省している。
ともあれこんなLPでも恐らく今後欲しいと言っても入手は無理でしょうね。
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コメント
takeotさん、今晩は。
takeotさんも両方持っておられましたか。
仰るように記録として持っておきましょうね。二度と録音されませんから...。
投稿: EVA | 2011年11月 8日 (火) 21時16分
EVAさん今晩は!
私もレコードを持っておりますが、音に関してはもう一つのように感じました!これは記録として価値があると考えております
投稿: takeot | 2011年11月 8日 (火) 21時11分