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2012年4月27日 (金)

音の秘密

先日otoさんから面白いことをやった、と連絡がありました。

これ自体はどう言うモノかは内緒です。

で、私はその後これをベースに色々考えてみました。

我が家は何度も言うようですが安普請です。

壁も普通仕様で音は筒抜けです。

だから市街地ではとても音楽を心置きなく聴くことが出来る環境ではありません。

尤も私は所謂爆音派ではないのでそれほど迷惑を掛けるレベルではないと思いますが...。

ここは山の中、だから全ての環境面でOKなのです、ただ陸の孤島と言う不便さと自然の脅威を意に介さなければ...と言う条件付きです(;´Д`A ```。

我が家の周囲にも家が点在していますがもっと近視眼的に見てみるとオーディオルームのフロントと左右に隣接する床面の高さが同等の建物は一番近い建物で20m以上離れています。

しかも幸いなことにその家(別荘)は我が家より後に建ったのですが我が家のオーディオルームとは平行ではないのです。

我が家の形状が変わっていることが幸いしていてリヤ奥のリビングとは略平行です。

加えて床の高さが同レベルの建物はこれ以外には近所にないのです。

あるのは木だけ。それも我が家の庭にも植えた木が沢山ありますがそれ以上に隣接地にはヒノキ他が沢山生えています。

木は乱反射と吸音の効果がありますので壁を透過した音は人工的には成し得ない最高の条件で極めて自然に減衰していきます。

何が言いたいかと言いますと

壁の外に遮蔽物のようなモノが平行に建っていると透過した音がそれに当たりフィードバックされ壁が揺らされ、結果不要で不快な振動源となります(音量にもよりますが...)。

こんなことを言い出したら市街地でのピュアな音は先ず無理なのでどうしたら良いの、と言うことになりそうですね。

結論を先に言うと我が家のように山の中に家を建てるのが安価で良い音を求めるには一番のショートカットではないかと思います。

それも出来るだけ↑条件に適った場所で音が筒抜けでも近所迷惑にならない場所です(山の中でも意外に混み合ったところはありますから)。

我が家は21年前に建てた時はそこまでは毛頭思いも及びませんでしたが一部の願いを込めて建てた経緯があります。

当時から全ての思いが及んでいたらもう少しマシな形状・構造で建てたことでしょう。

ただ資金的な面でも限界ギリギリでしたから例え分かっていても今みたいに総合判断出来る材料がまるでなかったその当時ではやはり決断を下す勇気はなかったでしょう。

21年と言う長い時間が掛りましたがその意味でもある結論が出たように思います。

オーディオってホントに奥が深いし、何よりもまず入れモノ(=部屋)だけでは駄目で+周辺の環境が大きなポイントになると言うことを改めて思い知らされたotoさんの実験でありました。

ややもすると部屋だけしっかりと対策を立てれば一定水準のモノが出来ると安易に考え勝ちですが思いもよらぬところに落し穴が潜んでいた訳です。

オーディオを通じて良い音楽生活を送る為には途轍もない壮大な計画が必要だと言うことです。

纏めますと

1.立地条件・・・市街地は制約が多過ぎるので難しい。

2.周辺の環境・・・敷地は広いに越したことはないけれどそれ以上に隣接する建物がないこと。音のフィードバック現象を遮断する為。

3.建物の構造

等々万全を期して実施すれば後は従来から言っている弁当箱オーディオ機器で充分楽しめそうです。

やっぱり宝くじでも当たらない限り無理だ~。

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