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2012年4月17日 (火)

棚からぼた餅

棚からぼた餅、私の大好きな言葉です。

ブログを調べてみたら過去3回記事中に引用していました。

過去の引用は我が家のオーディオルーム自体の評価で築20年経って色々良さが見えて来た、と言う意味で使っていました。

もうひとつは大昔使っていた防振台の件です(この関連で2回)。

これは既に何度か触れていますので掻い摘んで申し上げますと、20年以上も経って私のHP(当時はHPを書いていた)の記事を目にしたメーカーの方からメールがあり社長直々御出ましの上、購入価格で引き取って下さったもの。

で、今回は多分金額から言っても↑以下ですが、中身の改善度は計り知れない位大きいので「棚からぼた餅」とタイトルで使用することにしました。

それでは

今回DACを外してアナログ(200V)を聴き始めた4/9から異変を感じていました。

最初は気の所為かなと思っていました。

あんまりCDばっかり聴いていないでたまには俺(=LP)も聴いてくれよと言わんばかりにそれはそれは瑞々しく朗々と良い音を奏でてくれたからです。

それにしても以前は気になったノイズの多いLPや、やや傷が目立ったLPも苦にならず聴くことが出来ます。

これは気の所為ばかりではないぞ、と思い、心当たりを探ってみました。

原因は直ぐ判明しました。

分電盤内のパワーの子ブレーカに近接の子ブレーカからDAC(その前は以前のCDP)の電源を取っていたのです。

これがなくなった為恐らくデジタル機器のノイズの影響がなくなったのではないか、と思います。

と言うのもプリの近接の子ブレーカにはパワーアンプの子ブレーカがありますがその影響は感じられません(と言うかこの時点では確認のしようがないことでもある)。

次は外したDACに使っていた子ブレーカにパワーを繋いでテストしてみました。

これは更に深みが出て来ました。音もまろやかで言うことありません。

この結果プリ~パワー間の子ブレーカを含めて他の子ブレーカ間も10cm以上離れましたので言うことなしになります。

DACが200V化して納品された日にはその子ブレーカの近くにはモーター電源の子ブレーカがありますがそれの相互干渉がどの程度かでしょうか。

DACから引き出す音情報には100V使用時と近接問題の視点からはそれほど差がないのでこの問題は無視出来そうです。

以上は全て1子ブレーカ=1機器接続ですから、コンセントタップで複数台使っている場合等はこの種の対応としては論外と言うことになります。

今回は加えて200V化とその他のバージョンアップの効果の方が大きいと思われるのでそれの確認が楽しみです。

フォノイコとも10cm以上離れていますので問題ないでしょう。

こう言うことがドンドン分かって来ると

矢張りかつて100V分電盤から200V分電盤を独立させた時相互干渉の影響の有無を目の当たりにしましたが今回又もやデジタル機器がなくなった為の相互干渉の低減と言うことがハッキリしました。

環境に係る問題なのでこれは誰にでも直ぐやれるかと言うと中々難しいですが幾ら良い分電盤と雖も中味の詰め込み過ぎは矢張り問題なしとは言えない、と言うことでしょう。

ただこれはその状態で聴き続けている限り分からないことなので現状問題ないと思っている人は大改修する気がない限りは気にする必要はないでしょう。

私が以前言っていた分電盤の戸建方式(根岸さん推奨方式)(=現状は集合住宅)は矢張り理に叶っていると言えそうです。

実施するとしてもコストも半端ではないしそれ以上に設置するスペースを考えると頭が痛くなりそうですね。

今ある分電盤の中で不要な子ブレーカは外すか兎に角近接配置を出来るだけ減らして相互干渉をなくすことは出来ないまでも次善策として減らす方法を考えるしかないでしょうね。

今回はたまたまDACの200V化移行に伴い100V分電盤内の使用回路が減った為に成し得た安上がりのバージョンアップと言えます。

ご参考

100V分電盤:10回路の内使用は6回路→5回路へ

200V分電盤:6回路の内使用は2回路→(DACが入った後は)3回路へ

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