aitlabo DAC EMOCIONとSWx2の直結
これに関しては今は亡き○○○ー○を使用していた当時よりプリ経由ではなく直接上流に当たる○○○ー○からL・R直結接続していました。
先日村田さんと話していて○○○ー○のようにヴォリュームがなくてもSW(サブウーファ)にヴォリュームがあるので充分調整可能ではないかとのヒントを頂きました。
で、その後、EMOCIONの製作者である角田さんにメールして確認したところRCAピンが遊んでいるのでそのまま利用出来ますよ、とのことでした。
出力もXLRと同じなのでSWの音量調整で充分使えることが判明(DACが代わってもプリ出力レベルは従来の○○○ー○と同じ状態で聴いている)。
これが可能であればジッターを排除した良いデータが使用出来る訳でSWと言う超低域とは言え、ジッターに塗れた今までのことを考えれば更に爽やかな超低音が堪能出来そうです。
と言うことで早速実施してみたかったのですが生憎の大雨の日で気分も乗らず1日延ばして5/3実施。
記事は4日間(約22時間)聴いた感想です。
我が家の最終システム図↓です。
さてその音ですがこれがまぁ、アンタ何と表現すれば良いの、と言う位良いのですよ。
いやはやSWの実力(DACあってのこと)を改めて思い知らされました。
SWは全帯域に影響を及ぼすことは以前から分かっていましたが今回の接続による量感・質感の更なる表現力アップはまさに特筆モノです。
こんなに澄み切った超低音は経験したことがありません。
ですからSWのレベルはINは今までと同じですが、OUTは2目盛り絞って丁度良いのです。これってノイズにマスクされずにローが伸びているってことでしょうか。上流が良くなればその波及効果が全てに亘ることが実証されました。ホンと半端じゃないですよ。
こうなるとその前に使っていたDAC ○○○ー○のヴォリュームって一体何だったのよ、と言うことになります。
私はこの○○○ー○を使用中12時位まで上げて使用していました。その上でSWのヴォリュームが↑だった訳です。
今回のEMOCIONは○○○ー○のようなプリ部がなくその上でアウトが2目盛り減って丁度良いのです。SPに対するプリ出力レベルは以前と同じです。
何がどうなっているのか、要するにジッター除去効果のレベルが違い過ぎるとしか言えませんね。
全体としても相乗効果で気持ちの良い音楽を奏でてくれます。
超低域がもたついていないのですっきり爽やかなのです。
しかし音楽全体はゆったりと流れているかのような錯覚を覚えます(処理速度が早いのでそう感じるのでしょう)。
そして特筆すべきはここまで来るとSWのステレオ配置は今まで以上に重要な意味を持って来ました。
部品の個体差はあるでしょうが超低音でも左右の音楽情報は当然微妙に違うってことは従来から分かっています。
SWのインジケーターを見ているとそのことが良く分かります。つまり同じように表示している訳はないのです、当たり前ですが...。
加えて今回のDACによる表現能力のアップで1台と2台ではその差が更に大きいのです。
だから理論上1本で良い、と言うのは超低域は通常聴こえない帯域なのでそう言うことにしてしまった従来の定説であって実は真っ赤な嘘と言うことになります(私は以前からSW1台と2台使用の違いは充分聴き分けられました)。
今思うとSW導入時無理をしてでも早々にステレオ配置を決断して良かったです(SWでもユニット違いではどうしょうもないですから。私の場合も2台目お願いした時辛うじてユニット在庫が少しありましたのでセーフだったのです。2~3ヶ月以上この決断が遅れていたら実現は不可能だったでしょう)。
これには伏線があり、私はLVパネルやSW1台目は未だサーロジックの村田さんと知り合う前だったので大阪の逸品館のK社長から紹介され買っていました。
そしてその後LVパネルの使い方で逸品館のK社長と意見が合わず、その後SWの2台目を打診した時も必要ないよ、と言う先を見通せないピンボケな回答を得たのでその時以来直接村田さんと取引するようになったのです。
つまりK社長が持っているLVパネルの設置に関するノウハウは精々フロントの設置だけで周囲やリアの設置については全く眼中になく理解していませんでした。・・・現在の認識はどうなのか存じませんが...。
で、現在の所有機器はその当時逸品館経由購入したモノはサーロジック製以外はPMCのSPだけになりました。
後はCDP、高域補正の○○○(名称を忘れた)、CL2、MCトランス、ケーブル等々全て買い取って頂きました(そう全て私にとっては中途半端な製品だったのです)。
少し脱線しましたね。
村田さんも当初はステレオ配置はまだ数多くのケースはやっていないが効果がないとは言えない、と含みがありましたので私は決断したのです。
未だ私も若かったので多くの皆さんがやったことがないことに対してはじゃ、やってやろうじゃないの、と言うチャレンジ精神が極めて旺盛だったのです(この頃既にステレオ配置の実施者は何人かおられたようですが効果の認識度は低かったのでしょうね、きっと)。
段階を経てここまで来ましたが良いことは皆で享受しあって楽しめば良いのでSW(通常は1本)をお持ちの方は是非この接続方法をお試しあれ(本件はサーロジック製に関してのケースです)。
○○○ー○の時に比べてもその情報量の差は歴然。ジッター除去効果の差が如実に反映されている。
まさに超低音のグラデーションが手に取るように分かる(ちょっとオーバーかな)。
まぁ、その位凄いってことです。
今まで聴いた音楽がまるで別モノのように新鮮に聴こえるのです。
3/29村田さんに試聴して頂いた時はSWなし(理由はその時点では対応出来るかどうか分からなかった為)でしたから完璧にDACに負けていた布陣だったかも知れませんが今はSW揃い踏みですから少なくとも超低域は互角に渡り合っているのではないでしょうか。
矢張りタッグパートナーは同等以上の力を持ったモノ同士が組むことが最上かも知れませんね(爆)。・・・1+1=2以上になる可能性も出て来るが見劣りするパートナーだと矢張り足の引っ張りあいになり、良くて限定的な効果を引き出すのが精一杯でしょう。
この状態になってやっと我が家の現状システムでの持てる力の全てを出し尽くしてくれたと言えるでしょう。
まさに我が家におけるオンリーワンの領域にチョッと近付いた、かも(どこまでやるかは別にして先は果てしなく遠い...)。
今後はこれをベースとして前回アップしたように順次ソフトを聴き込んで行く予定です。
これでaitlabo DAC EMOCIONの関連情報は私が分かっている範囲で細大漏らさずお伝え出来たのではないかと思います。
現状の音はひと言で言うと「誇張感・強調感のない、より自然な音」で極めて聴き易い音になっています。当然聴き疲れなどと言うこととは無縁の世界です。
そう、ナチュラルが最高なのです。
それでは一先ずこの辺でaitlabo DAC EMOCIONの話題とはさようならです。
今までaitlabo DAC関連でお付き合い頂き有難うございました。
これから本DAC購入希望者の方は楽しみですね。
さて私はもうこれ以上良いモノが出て来ても何も出来ませんが素晴らしい設計者の角田さんの次なる挑戦を楽しみにしたいと思います。
今後とも陰(草場の陰ではないヨ)ながら応援しています。
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