柔よく剛を制す!!
「柔よく剛を制す」は柔道の基本理念ですね。
ただ現在は体重制とかが施行されていますし、無差別はあるが当然体格差・体重差の優位性は如何ともし難いようです。
現実を無視してまで中々理念通りには行かないと言うことでしょう。
他の格闘技でも同様にクラス分けがされているのを見ても然りですね。
まさに言うは易く行うは難しと言ったところでしょう。
前置きが長くなりました。
これはオーディオの環境にも部分的にチョッとだけ当て嵌まりそうです。ですから文字通りとは行きません。そうなれば良いですが...。
卑近な例で言うと我が家は安普請で良く言えば柔構造です。そして遠くて近いオーディオ友のotoさん宅は剛構造です。
比較するまでもなくとっくの昔にotoさんの環境は我が家とは月とスッポンのレベルになっています。(言うまでもなく我が家がスッポンです(;´Д`A ```)。
ただ、今も未だ弄っている状況を鑑みるとオーナーの性格・感性・飽くなき追求心の差以外何ものでもありませんがとどのつまり我が家は柔構造なのでどう足掻いてもピンは無理だととっくの昔に限界を悟って諦めているだけです。
でもそこそこのレベルで楽しむのであればその調整は比較的容易とも言えます。だから私の目指すレベルは70点台です(勿論未だ到達していません)。
対してotoさん宅は剛構造なのでやはりどこかが突出して良くなれば今まで気が付かなかった(比較すると)弱い部分が表だって目立つことになり勝ちです。
つまりそう言う類の逃げ場がない、と言うか粗が目立ち易いことでしょうか。
オーディオの環境造りはその意味では上を目指せば限りがなく果てしがない、と言えます。
落とし所を設定して臨まないと際限がなくなり、どつぼに嵌ると言う危険性が孕んでいます。
幸いotoさんに比べて私にはないモノが多いので諦めが尽きますが体力・資力に余裕がある人はやれる範囲が広いので悩ましい現実にブチ当たる可能性も多いと言うことになります。
デモルームのデモルームと位置付けているotoさんですからやるだけやって駄目ならその時その後のことを考えれば良い、と言う余裕・余力がありますから、やはり何事も体力・資力が必要ですね。
最終的には全てバランスが大事なので私の目指しているレベルは低い為どちらかと言うとバランスが取り易い、と言うだけのことです。
目指す理想が高ければ高い程バランスが取り難い・崩れ易い(諸刃の剣)ので至難の業とも言えます。
ただそれを克服した時を想像するとレベルの低いところでの達成感と全然違うことを皆さん分かっているのでその昂揚した最高の気分を味わいたいが為に挑戦しているのでしょう。
と言うことで
標題の「柔よく剛を制す!!」は飽く迄も理念・理想であって現実的には「柔よく剛は制することが出来ない」と言うお話でした。
otoさん、頑張れッ!!
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コメント
アンデウソンさん、今日は。
>自分の階級で高みを目指すのはスポーツとオーディオ(その他)も同じですね。
何故かしら人って成長するにつれ立ち位置が決まって来るのでその中でしっかり足を踏みしめ、見極めて行くのが結局ショートカットの道だと思いますね。
徒に高みを追っても挫折するケースが多いでしょうがそれでも「そこに山がある」と言って登って行く登山家と一緒の気分の人も又多いでしょう。
最終的には趣味なのだから好きにすれば~、でしょうか...。
私みたいに体に不具合が多くてかつ慢性金欠病の人はボチボチオーディオが丁度良いです。
尤も今の私の軸足は音楽鑑賞に向いていますので素晴らしいソフトを探し出す楽しみを味わいたいと思っています。これが結構難しい...。
投稿: EVA | 2012年7月 3日 (火) 13時02分
EVAさん、こんにちは。
確かに「柔よく剛を制す」は理想論ですよね。
格闘技でも一昔前は大きい選手は生まれ持った強さで怠慢。逆に小さい選手は人一倍努力しているイメージがありましたが、今は大きい選手も努力している時代です。現実は厳しいですね。
無差別に拘らず自分の階級で高みを目指すのはスポーツとオーディオ(その他)も同じですね。
投稿: アンデウソンさん | 2012年7月 3日 (火) 11時50分