« 八代亜紀のアルバム | トップページ | アクセス解析遅延解消の為のメンテナンス終了?? »

2012年10月13日 (土)

床と基礎の関係

我が家のオーディオルームの反省とより良い響きを求めて...。

最近オーディオルームの建築の記事がネットを賑わせています。

不況の中又オーディオが絶滅危惧種と言われて久しい中、皆さん頑張っておられるのは自分のことのように嬉しいです。

尤もある程度年齢を重ねないとこれほど大きな買いモノはそうそう出来ません。

と言っても昔から納得のいく家作りは3度経験しなくては駄目だとか言われていますがこれも経験者としては頷けることが多いです。

難しい(頭で考えた通りには行かない)と言う実感はやって見ないことには分からない...。

又実際問題として3度はとても無理ですが...(;´Д`A ```。

初めての家=オーディオルーム作りは気合の入り方が違います。

色々なことを目一杯盛り沢山にと言う意欲ばかりが先行して空回りし勝ちです。

出来上がった図面と予算を提示されハタと我に返って今度は削減の対象探しです、と言うように現実は厳しい予算と言う高いハードルに直面します(予算無制限と言う方は別です)。

目一杯御馳走を並べてからドンドン予算内に削減して行く作業ほど辛いモノはありません(これもやっている内膨らんで来ることは充分に考えられます・・・私の場合はそうでした)。

まぁ、検討の仕方としては良いと思いますが、後は今まで音楽にどう対峙して来たかと言う姿勢と同じでどう言うコンセプトでオーディオルームを作りたいのかがポイントになりますがこれが環境の一変を期待しての企画だけに言うは易く行うは難しの良い見本となる。

一旦出来上がったモノの修正と言う二文字は不可と思ってやるしかありません。

そこで提案です。

現状進行中の方はこの先は読まないで下さい。がっかりするだけかも知れませんから...。

これから設計を始める方で変更が効くケースでしたら参考になるかも知れません。

それは

標題の床と基礎の関係です。

がっちりと言うことでしたら「べた基礎+布基礎」構造が良いでしょう。

その後が問題で

布基礎に渡す根太です。

見ていると大半のケースが基礎に沿うように根太が乗っています。

これでは床の上から振動が伝わった時強弱に大きな差が出来ます。

つまり床下の支えがある場所とない場所とでは天と地ほどの差になります。

完全な均一バランスを取ることは無理ですが影響を減らす意味から基礎に対し90度ずらす、つまり直角に根太を敷きます。

これも基礎が半間単位であれば根太も柱程度の太さで半間単位で行えばガチガチでしょう(通常の根太は細い)。

従って床も特別硬くて太い材料にする必要はなくなります。

こうすることで反射と透過性はある程度保たれます。

やっていけないことは普通の厚さの床材を貼り合わせたり、重ね敷きにすることです。これは厳禁です。間違いなく後悔します(圧を掛けて貼らなければ簡単に剥がれる)。

我が家もその昔同様のことを提案したことがありますが能ある建築会社がそれは後で反ったり、剥がれたりするので止めた方が良いと言われ却下したことがあります。

そうなるとどうなるか賢明な方はお分かりでしょう。

ブカブカして来て振動は切れることなく続きますね。

余り普通の建築屋はオーディオ的なセンスはないのですがこれは通常の建築としてのセンスある良きアドバイスでありました。

その結果普通の床なので弱いことには違いないのが弱点ですが...。

床に関してはオーディオ友のotoさんが散々苦しみ抜いて今に至っていますのでご覧になった方も多いと思われますが現時点では余り活きた教材にはなっていないように見受けられるのがチト残念です。

建てた当初は勿論何も問題は起こりませんが早ければ1~2年以内(もっと早いかも)にもその症状が出て来るでしょう。

又 

床が壁に対し強固過ぎると振動の逃げ場がなくなるので壁にそのまま盛大に伝わり低音域(125~250Hzのブーミング帯域)が盛り上がり盛大に長い残響を引き起こす要因となる。(容易に止まらないので)結果不快になります。

対策としては

壁は柱と桟が多い方が振動の遮断が早くなり効果的です。つまり壁が床以下の強度ではモロに影響を受けることになります。

壁が硬くて強くても窓があれば当然音はそこへ流れて行きます。最も弱い部分へ流れるのが常ですから...。

硬くて強ければ良いと言うそう単純な発想では上手く行かないのがオーディオルーム作りの難しいところです。

最後に音の逃げ場がなければ音は籠ります。

密閉度が上がれば上がる程この状況は深刻になりますので問題解決には大変な時間と労力が必要になることでしょう。

我が家みたいに軟弱なのも困ったモノですが軟弱な場合は逃げ場が多くそれなりに影響が軽減されるので誤魔化せる部分が多いのも事実です(我が家は隣室や2階にも開放状態で繋がっているので音が籠ることはありません)。

硬くて強いとお互いが主張し合って喧嘩します。

何ごとも押ば引けでその塩梅さ加減次第で良くも悪くも後々の音作りに影響すると言うことだけは理解しておいた方が良さそうです。・・・続きはあるのか...な?

関連記事オーディオルーム建設の指標~サーロジック掲示板より抜粋(9/26)参照。

| |

« 八代亜紀のアルバム | トップページ | アクセス解析遅延解消の為のメンテナンス終了?? »

オーディオ関連」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 八代亜紀のアルバム | トップページ | アクセス解析遅延解消の為のメンテナンス終了?? »