先日のアナ・デジ略リアルタイム比較で今後のオーディオの楽しみ方の結論が出ました。
今ままでも折に触れて言って来ましたが一番良いのは当然アナ・デジ二刀流です。
理由は何よりもソフトのないモノねだりをしなくて済むからです。
アナログの全盛時に買っていたモノはそのまま使うことが出来ればそれがベスト。
又デジタル時代になってからオーディオを始めた人が敢えてアナログをやるのはそれこそ自由ですが同等以上のレベルにするにはそれ相応のコストが掛ります。
我が家の例ではアナ・デジの価格比は少なく見ても4:1つまり4倍以上のコストが掛っている(それ以下でも勿論楽しめますが問題は満足度如何でしょうか)。
それを鑑みれば先般のテスト(テストデータが少ないけれど...)を参考に言えばDACがリアルタイムDSD化のレベルであれば略ブラインドテストで聴いても違いを当てられないレベルになったのは驚きであり、福音です。・・・時間差があっては正確な判断は出来ないし、音量差があっても同じ。
昔、私は勤務先の関係でビールはキリン一辺倒でした。
絶対の自信があってブラインドテストをしたことがありますが結果は敢え無く撃沈。
つまり味覚って視覚や先入観に大きく左右されるってことでしょうね。目から入る視覚情報が判断をあやふやにするのでしょう。
加えて時間差(タイムラグ)、これはない方が良いに決まっています。
人間の記憶力などは瞬間的なモノは別として時間差があればある程怪しい状態になります。
別に私はこう言うチェックがしたくてプリを買った訳ではないのですが副産物として出来ることが分かった為今回の結果に繋がりました。
ブラインドテストで分からないレベル、これは口で言うと簡単ですが内容的にはとんでもなく凄いことだと思います。
又先般のテストで使用したアルバムは飽く迄も同じ内容の普通のLPとCDです。
LP・CDに限らず生産国やヴァージョン違いの差はこのテストとは何の関係もないのでここでは問いません。
ソフトの入手に関しては現状、LPが略末期的な状態にあることは事実です。
中古は盤の状態の問題が常に壁となって立ち塞がっています(満足の行くモノが入手出来れば問題はありませんが可能性は限りなく低い...)。
また再発盤は原盤の状態によるので重量盤であろうがなかろうがこれ又当たるも八卦当たらぬも八卦である。
と言うことで簡単ではありますが私の方針は決定致しました。
デジタル音源は修復作業がアナログ音源に比し容易なので(LPに比べ)状態の保全・回復はし易いと言える。
LPも先般発売の100%ピュアLPのようにデジタルの手法を採り入れて修復作業を行った場合は相応の効果があるけれど如何せん高過ぎる(勿論どこまでやってもオリジナルではないし、オリジナルを知らなければその内容を肯定も否定も出来ない)。
新規に購入するモノは余程の条件に合致しない限りLPは排除(価格も含めての話)することにした。
つまり今後は基本、CDオンリーとなる、でしょうね。
ただ沢山のソフトを有効活用する為には再生装置は二刀流が望ましいので現状のスタイルでオーディオライフを楽しみたい(現状我が家にはLPがCDの約倍近くある)。
何れにしても高価に過ぎるオーディオ機器への投資は出来る人はドンドンやって販売店・メーカー等を潤して頂ければお金が回りハッピーになる人が増えるので大いにやって貰いたいですがその他普通の方は相応に楽しむことを考え資金投下の余裕があれば何はさておき環境整備を優先させましょう。
その方が根本的な解決に一歩も二歩も早く近づきます。
何れにしても先日のテストは思いも掛けない結果となり、安直・簡便を旨とする私へのご褒美だったのではないかと思いました。
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