音の素性の良い部屋
以前定在波吸音パネルでサーロジックの記事を紹介させて頂きましたが私も中身についてはそれ程良く読み込んでいませんでした。
先日村田さんが来られた際、たまたまtakapalpalさんの話が出てあそこはとても素性が良い部屋ですよ、と言われました。
勿論最初からオーディオ的に建設されたモノではないのでしょうから細かい問題点はあるにせよそれは些細なことで他の物件で得られない特徴を持っているとのことでした。
それが↓の記述(本文中央よりやや下辺りの画像10の記事)です。
音が出た途端にびっくりしたのは力強く濁りなく沈み込む低音です。無償ルームチューンを始めて10年になりますが、100Hz以下の低音の再生能力ではこの部屋が一番であろうと思います。
正面の壁が強固な土壁で、藁スサが浮き出た凸凹のある荒削りな表面が、中高音域を拡散反射して低音楽器の倍音を増やし、低音楽器に明瞭度の高い存在感を与えています。
つまりポイントは<強固な土壁で、藁スサが浮き出た凸凹のある荒削りな表面>ですね。
今までコンクリは問題あるし高価になる、それでは板壁だと言うことで多くの方(含む私)が挑戦して来られました。
結論から言えば全て「帯に短し襷に長し」の状態でその後のチューニングは欠かせません。
それに比べたら遥かに良いスタートを切られている訳です。
村田さんは以前から聚楽壁に注目されていましたがまさにその方向ですね。
で、見栄えを良くしようとしてツルツルに仕上げないことがポイントです。
takapalpalさんの部屋は素材は良いので後は仕上げをどうするかに掛っている訳です。
この非常に恵まれた条件を活かして是非納得の行く相応しいシステムを構築して下さい。期待しています。
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コメント
otoさん、以前から言っているように人は経験したことしか分かりません。
>人がどうであれ自分が納得できてこそのオーディオや音楽と思うので私は鵜呑みにはしないようにしてますよ(笑)
それはその人の考えですね。納得出来ると言うのと正しいかそうでないかの判断は別の問題です。
何から何まで自分が関与して判断出来る筈もないし、ましてや自宅試聴したからと言って必ずしも正しい判断が出来るとは思えません。
瞬間的に分かる機器もあればそうでない機器もあるのでこれもその人の瞬間的な判断が必要となるでしょうね...。
私は否定することから始めません、つまり相手次第・内容次第で判断するようにしています。
ですから何でもかんでも鵜呑みにするとかしないとかとは意味が違います。
こう言う問題をやり合っても堂々巡りするだけなのでこれにて終わります。
人のことで熱くなっても疲れるだけですから...。
投稿: EVA | 2013年4月23日 (火) 15時41分
EVAさん、otoです。
>全てにおいてとは書いてありません。
100hz以下の低域についてだけですね。
>一般的な狭い空間
言葉不足でしたが、ここで言う一般的ではない空間とは一辺が数十メートル以上という意味でしたので、当然私の物置もEVAさん宅もこのtakapalpalさん宅も一般的です。
>村田さんが記事に書く位ですから素性は良いのではないでしょうか。
それはそうですが、どんな素晴らしい方がどんなことを感じてもそれはそれですよね。 人がどうであれ自分が納得できてこそのオーディオや音楽と思うので私は鵜呑みにはしないようにしてますよ(笑)
>音がいつまでもざらざらした状態をキープしながら反射・減衰をし続ける訳ではないでしょうから
瞬間的な一音でしたらそうでしょうが、音楽は連続音や持続音が多いのでそうともいえません。
たとえばA4大くらいの大きさの紙やすり上のものを壁に2枚くらい貼り付けたところで、あまりわからないでしょう。壁一面貼り付けてでやっと少しわかるくらいのざらつきでも壁4面に張ってみたら判ります。それでも分からなければ、その状態でしばらく聴き続け全ての紙やすりをはがしてみて判るような差ですが、私は壁4面と天井にニスを塗った経験から、ざらついたものはざらついた音がするといったまででした。
以上、私個人の感想でした(爆)
投稿: oto | 2013年4月23日 (火) 15時17分
otoさん、今日は。
記事にもあるように「100Hz以下の低音の再生能力ではこの部屋が一番であろうと思います。」と言うことで全てにおいてとは書いてありません。
>強固な壁による低域の反射は、一般的な狭い空間では一面だけあれば良い。
これについては私は伺ったことがないので詳しいことは存じませんが相当大きな空間のようです。
少なくとも我が家やotoさん宅よりは一回り位広くてかつ天井高もあるようなので断言は出来ませんね。
音のスペシャリストの村田さんが記事に書く位ですから素性は良いのではないでしょうか。
>ざらざらした表面はざらざらした音になります。
理想的にはつるっとはいかないくらい程度の滑らかさで、ぶつっとした凸凹があるもの意図しない程度の凸凹を形成するモノと言うことと理解しています。
そこで反射した音がいつまでもざらざらした状態をキープしながら反射・減衰をし続ける訳ではないでしょうから、村田さんが聴感上そう感じられたのならそれで良いと思います。
これも私は確認していない以上現時点ではotoさん個人の感想と言うことにしておきましょう。(笑い)
投稿: EVA | 2013年4月23日 (火) 11時39分
EVAさん、こんにちは、otoです。
サーロジックHPでこの記事は拝見しておりました。
釈迦に説法みたいで恐縮ですが、私の感想はちょっと違います。
強固な壁のよる低域の反射は、一般的な狭い空間では一面だけあれば良い。
高さは1m程もあれば良く、その面はSPの後ろ側すなわちフロント壁だけで良いと思います。 ポイントは低域の抜けが良いことではないでしょうか?
ざらざらした表面はざらざらした音になります。
理想的にはつるっとはいかないくらい程度の滑らかさで、ぶつっとした凸凹があるもの、
具体的には花崗岩を研磨したような表面が良いのではと思います。
あくまで私の感想でした(笑)
投稿: oto | 2013年4月23日 (火) 11時23分