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2013年4月20日 (土)

我が家の音の素性

最近otoさんがまたぞろ屋外にブロックを積み上げたりして低域の変化を確認しておられます。

最新の記事では大成功だったようで大笑いされています。おめでとうございます。

これに触発された訳ではありませんが我が家の音の素性の基因を見つめてみました。

1.我が家は安普請(オーディオ仕様ではありません)なので壁から音は筒抜け状態です(汗)(遮音とは対極)。

2.空間容量は結構あります。

3.更に床下の空間も半端ではないです。

4.室内天井も床下地面も傾斜しています。

3.4.が我が家の低音の引きも早く音が良く弾み、かつ音離れも良くスッキリしていると言われる所以かも知れません(断定は出来ません)。

我が家のチープなSPですが環境に助けられ充分楽しめていますのでこれで終わっても良いかな~と次第に思うようになりました(先立つモノもないし...)。

同じような仕様の建物を他に知らないので飽く迄も私の主観に過ぎず複数の音の素性の検証・確認は出来ていません。

最近は傾斜天井も結構採り入れられて来ていますが床下の傾斜(傾斜地に建てるしかない)のケースは少ないでしょうね(盛り土・切り土は強度上ご法度)。

5.床下の支柱の間隔等は建築途中の写真で見る限り半間単位のようですが今や詳しいことは分かりません。

結果床上の重量を支える為に結構多くの支柱が立っています。

これは壁の柱と同様床下支柱は振動を分割遮断する為に必要不可欠なモノです。

つまりパネル構造の壁は別として通常の壁は柱があることで振動を分割遮断しているのと同様床下の支柱も支えるだけでなく一番厄介な低音域の床振動を分割遮断し早く地中に逃がす役割を果たしているのですね、きっと。

加えて床下空間が大きい(深さもある)ので反射音等のフィードバック現象も少ないと思います。

それがフッと息を吹き掛けるような軽い低音・早い引きに繋がっているのではと勝手に解釈しています。

床は我が家のように軟弱なのも今一ですが厚くて硬過ぎるのも床下に逃げられなくなり、更に壁も堅固な密閉空間では勢い強大な低音エネルギーが行き場を失って充満し悪さを惹き起すことは容易に想像出来ます。

建築当時はこんなこと考えてもみませんでしたが入手した土地の形状を上手く利用出来た結果かも知れません。

良いか悪いかは別にして最初の一歩の建物の構造設定がかくも音決めに重要なウエートを占めるとは思いもよりませんでした(これが全ての前提となるのでその後のチューニングレベルに大いに影響します)。

故に建物の構造で音の根幹は決まると言って過言ではありません。

今では全て結果オーライと言いたいところですがそう甘くはありません、20年以上も経つと結構不満だらけなのですね~(今は住めば都で楽しむ諦観の境地...)。

年齢と資金を考えてもこれ以上のことは出来ませんので現状の良さを認識しつつ残された人生を楽しみたいと思います。

データ的に詳しいことは私のオーディオ年表(4)(’11.12.25アップ)に書いています。

関心ある方はどうぞ。

なお古い記事なので当然その後時間の経過とともにシステムの変更・手直し等をしていますことを予めご了承下さい。

長年の経験から学んだこと

1.ないモノねだり

2.無駄な抵抗

はしないこと、です。お粗末さまでした。

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