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2014年2月 5日 (水)

SPをより良く鳴らす方法(活性法)とは

表題の件、以前にも同主旨の記事(相乗効果による「棚からぼた餅」(’13.5.28))を書きましたがその時は未だやり始めて間もない所謂ファースト・インプレッション的な感想でした。

8ヶ月経過した今、それは間違いないことと確認出来ましたので改めて記事にさせて頂きました。

それは鳴らす音源の種類を多くすること、です(中でも最大の効果的方法が↑の記事に関連します)。

この種類と言うのはアナログであったり、デジタルであったりと言うことです。

そしてアナログにはモノラルを初め、ステレオがあるし又媒介としてはLPのみならずテープ(今ではかなり限られた音源ではありますが)もあります。

我が家のケースで言えばテープは既に処分していますので残された音源はアナログ=LP(モノラル、ステレオ)とデジタル=CDです。

我が家では従来の音源であるLP(ステレオ)とデジタル(CD)に昨年LP(モノラル)が加わりました。

これが↑の変化に気が付いた発端です。

つまりLP(ステレオ)とCDと言う組み合わせは未だ少なからず楽しんでおられる方も多いと思いますし、私自身も7年前からこのパターンで楽しんでいます。

でもその間はSPの鳴り方に大きな変化は感じられませんでした。

と言うのもその前、つまりここに引っ越して来てからと言うモノ、アナログは最初何時間程度しか聴いたことがなく(聴けない環境になった)泣く泣くCD一本化せざるを得なかったのです。

で、アナログ復活するまでの約11年間はCD一本槍でした。

その後やっと元に戻って2本立てになってからも特に変化・効果は感じられなかったのですがモノラルが加わった途端音に変化を感じ始めたのです。

単純に言えばアナログでもステレオではそれ程変化しなかったモノがモノラル再生と言う謂わば異質な信号(どちらかと言えば帯域が狭くて中央に凝縮された音)が機器を通じてSPから放出されることで他の音源の場合でも従来とは違った(好ましい変化をした)鳴り方をするようになったのです(言い換えれば影響を与え(鍛え)ている訳です)。

この状態を約8ヶ月超続けて来た結果一番効果があったのは取りも直さず一番線が細く平板で一番鳴りっぷりの悪いCDの音が従来の再生音とはまさに一線を画した鳴り方(音質に厚みが加わった)をするようになったことです。

勿論LP(ステレオ)と同じと言うことではありませんが最近は別に気にすることなくそれぞれの持ち味で楽しめると言うレベルになったと言うことです。

これは当初全く予想していなかったことなので大いなる副産物=棚からぼた餅でした。

今はLP・CDを反復鑑賞していますが中でもこのCD、こんなに良かったっけ、と言う風に特にCDの再評価が続出しています・・・簡単に言うとディテールが鮮やかに出て来て音の芯もしっかりとし本来の演奏斯くあるべしと言った感じで楽しめます(勿論LPも今まで以上に良く歌うようになっていますので全て良い方向に波及効果が及んでいます)。

当初はモノラル再生がどこまで上手く出来るかが唯一の希望でしかありませんでしたからホンと何が起こるか分かりませんネ(爆)。

ただ我が家の場合、肝心のモノラル音源が未だ量的にLPステレオやCDに比べかなり見劣りするので少なくとも100枚程度はお気に入りになる様増やしたいところですが生憎今年はそうも言っておれなくて達成は来年以降に繰り延べせざるを得ません。

まぁ、それでも少し前までは全く聴く環境になかったことを思えば欲は言えません。

SPをより良く鳴らす方法(活性法)が分かっただけでも御の字です。

単一音源で幾ら爆音を鳴らせる環境にあっても結果は同じではないでしょう。

鍛え方(=ストレッチ方法)は千差万別色々あると思いますがこの異種音源活用法が一番手っとり早く効果的だと思いました。

つまりモノラル再生音は鉈でぶった切ったり、斧で叩き割ったりするイメージなのに対して(LP)ステレオ再生音は日本刀で切り裂くと言うイメージです。

これが双方に作用する訳ですから悪かろう筈がないと言うモノです(ただしステレオ再生に比べるとモノラル再生には目立った変化はないようですがそれでもぶっとさだけではなく緻密さも加わったように感じられます)。

CDの場合LPステレオ再生のように切れ味滑らかとまでは行かないまでもモノラル音源の再生でSPが鍛えられた影響が現れていると言って過言ではなく、従来比楽しめるようになったのは言うまでもありません。

3者3様の持ち味が残されつつそれぞれの作用で昇華した状態は予想を越えるモノで今はその達成度を味わいながら日々過ごしています。

勿論これで終わりと言う訳に行かないのがオーディオのオーディオたる奥深き趣味性の高い所以でしょう。

と言うことで出来る環境にある人は騙されたと思ってやって見て下さい。

現状を打破・改善出来る実にローコストな方法です。

新規にやるしか出来ない人にはシステムコスト+音源のこともありますのでお薦めしません。

又趣味の話なので性急に事を運び勝ちな人には先ず無理です。

じっくりゆっくり取り組める人にお薦めしたい方法だと思いました(飽く迄も我が家でのことなので同じようになるかどうかは責任持てませんが...(爆))。

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