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2014年2月26日 (水)

定位の考察

表題の件に付いて少し考えてみたいと思います。

我が家はスキップフロアですので一番下の床に設置してあるSPの音が3つのステージで聴く(楽しむ)ことが出来ます。

2つ目はスキップフロアの上階、更に3つ目は2階からも窓があって下の階が俯瞰出来るようになっていますのでそこからも音楽は楽しめます。

遠くなった分、音は小さくなりますが浸透力が良いので充分聴こえます。

定位に付いてはどこで(多少左右・上にずれても)聴いても問題ありません。

定位は平面上(2次元)の判断ではなく立体的(3次元)に判断(つまり間接音も考慮する)をしなければ意味がありません。

平面上の直線的な物差しだけのレベルではないのです。

空間全体のバランスを考えれば何もSP間とリスナーを結んだ状態をミリ単位でどうのこうの、なんて言うことはナンセンスです(SP間の中心とリスポジを結んで部屋全体を輪切りにして左右がシンメトリーになっている空間なんて先ず存在しません・・・形だけでなくモノの角度、質の問題を含めて)。

このことを理解して調整しなければ定位は合わせられません(だからサイズだけの問題ではないのです)。

置き方については交差法とか平行法とかネーミングは色々付けられていますがそれもどうでも良い(ネーミングが先ではないから)ことで環境の大きさ等によって自由に考えれば良いのです。

何故、人は何々法とかの方法論に捉われるのでしょうか。

それは言い換えれば考えが硬直しているからに他なりません。

もっと自由に発想して結果をどうするかが問題なのであって、その結果、置き方が平行的であったり交差的等であるだけのことなので名称などどうでも良い(後でゆっくり好きな名称を付ければ良い)ことです。

そう言う条件下ですので確かに定位を決めるのは難しいかも知れませんが逆に言えば神経質に考えても2次元的に捉えている限りは無理です。

大雑把にかつ意識して立体的に空間を捉えることで定位は定まります(何よりも空間を意識することが肝要です)。

人間の耳はある条件下ではシビアーに判定しますが逆にアバウトに状況を判断して気持ち良さを齎してくれることも多いのです。

人間の耳は測定機ほど融通無碍ではありませんのでリラックスしてオーディオライフを満喫出来ます。

まさに各自それぞれのオンリー・ワンの世界を楽しもうではありませんか。

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