「夢が叶う」は始まりの一歩
先日TVを見ていたら↑と同主旨のことを言われていた。
私も振り返って見ると同じことがありました。
その時にそう思っていればその後の展開が違っていたかも知れませんが今や遅し(泣く)です。
私の場合は今の住まいを建てることがその当時の夢でした。
サラリーマンで東京にマンション住まいの身で更に別宅(この時点では別荘→定年後本宅の構想)を建てることが出来るか、と自問自答する日々でした。
勿論前提になる土地すら持っていません(汗)。
私の目的はマンションでは叶わない音楽鑑賞をしたい為、まさにこの一点です。
つまりスペース(高さ等々)の確保と隣人に気兼ねしなくてある程度の音量で楽しむことが出来る環境です。
これを考えると答えは山の中です(爆)。
ただホントに何もない山の中では色々な意味で不自由この上ない、と言うことからある程度人家がある場所と言うことで土地探しを始めました。
東京を中心に最初は北関東方面を略毎週末ドライブがてら下見に走る生活が始まったのが40歳目前の頃です。その後縁あって今の土地の紹介を頂いて現地確認をする前に略即答して次の休みの日に案内して頂きました(汗)。
そこは正真正銘の山の中でした(汗)。
周辺の木を伐採すれば何とかなるだろうと(爆)。
で、早速設計図の依頼をしました。
これが結構時間が掛り約半年あ~だ、こ~だの繰り返しで図面も6~7回書き直して頂きました。
尤もオーディオルームのことなど全く分からない普通の設計事務所ですからこちらの要望を書き込むことにして頂きました。
と言っても私自身も初めてのことなので全く勝手が分からず結局はベースがコンサートホールをダウンサイジングした形をイメージして傾斜天井+最高部5mの空間を確保することを前提にした設計となりました。
これが完成したのが今から丁度24年前の今日です。
その時は完成したことだけで嬉しくて舞い上がっていました。
で、その時に合わせて購入したのが昨年復活した電音ギアドライブプレーヤです(これは自分へのお祝として購入しました(爆)。
表題の意味はまさに我が家にも当て嵌まりました。
実はオーディオをその空間にセットしてからがホントの勝負と言うかまさに越えられない大きな壁にぶち当たったのです。
冷静に考えれば分かることですが兎にも角にも自分のお城が持てたこと自体が嬉しくてその先を考えてはいたのでしょうがその考えが実に甘かったのですね。
モノの見事に夢は粉々に砕け散りました。
その頃は本拠地は東京でしたので毎週末通ってはいたモノのオーディオを楽しむよりは日曜大工的な木工に励んでいました。
今もその成果(粗大ゴミ?)がオーディオルームのそこかしこに点在しています(汗)。
こう言う冷却期間を経た頃会社より優先退職の募集がありそれに応募して退職金の割り増しを得て49歳の時退職してこの地へ参りました。
それからが更に大変で職はないし、で僅かな貯金(退職金は殆んどローンの返済でなくなっていました)は底を尽き掛けたので何でも良いから食う為に就職しました。
それが所謂3K職場です。
それでも食うと言うことでは安定して来たのでやっとこの頃から少しづつオーディオを見つめ直すことが出来る余裕が出て来ました。
実に8年位は普通に聴くだけの状態が続いていたのです。
そしてアナログはここに来てから10年位は聴いていませんでした。
ですから別荘として利用中はマンションで聴くことは出来ましたがレベルアップと言うことではまさに停滞中でした。
「「夢が叶う」は始まりの一歩」」と言う言葉がその時点で私の頭の中にあればもうチョッとその後の進展も変わっていたかも知れませんが、後の祭り状態です(爆)。
と言うことでその後大いなる遠回りをした訳です。
閑話休題
当地へ越して来て23年経ってやっと少し見えて来たような訳ですからこの趣味も時間が掛ります。
なお現時点でも完成の域に達している訳ではないので余計に始末に悪い(所謂完成は永遠にないですから・・・その人自身の考え方次第ですが...)。
偏にそもそもの構成仕様において当時は手探りの状態で不明な部分が余りに多かったのが原因です。
救われたのは我が家独特のプロポーションが私の音作りの根幹となってそこそこのシステムでも唯一無二のオンリー・ワンの世界を結果的に構築出来たことです。
足らざるところが多過ぎて改善するにも今更ですのでこの環境下大いに楽しもうと思っております。
我が家では不可能ですがここに来て色々判明して来たことは2/16アップの記事を含め過去何度か書いています。
これからやって見ようと言う方がおられましたらどんなモノかご覧になるのも良いでしょうし、この程度のことは百も承知と言うことでしたら恐らく素晴らしいオーディオルームになることと思います。
今日23回目の我が家の誕生日を迎えるに当たり少し振り返ってみました。
| 固定リンク | 0
« 八城一夫のアルバム | トップページ | 旅立ち!! »
「オーディオ関連」カテゴリの記事
- ダイナミック・オーディオの厚木店長さんが来られました(2024.11.01)
- 村田さんがお越しになられました(2023.09.28)
- EXAKTシステム=AKUDORIK SPが大化け!!(2023.04.27)
- 電動エアダスターを買ってみた、結果は如何に!!(2023.04.25)
- 3/3は我が家の32回目の誕生日(2023.03.03)
コメント
カクタスシティさん、おはようございます。
専用部屋・専用電源等々はこの趣味の人にとってはとても気持ちの良い響きで気持ちをくすぐられますね。
ただ見よう見まねのこの手のことをやっただけでは寧ろ一般の居住スペースで楽しんでおられる人たちよりも結果によっては悩みは大きいかも知れません。
特化した分取り返すのに時間もコストも馬鹿にならないからです。
単に居住スペースから分離した程度の専用部屋では何も意味はありません。
又防音ばかりを気にした部屋作りも最低です。
音楽はライブが基本でその上で気持ち良く消音させる必要があります。
モニタールームはそもそも目的が違うのでオーディオルームとは別の部屋です。
今まで沢山の記事を書いて来ましたが近々集大成とも言えるお宅を訪問させて頂き今までの考えが正しかったかどうかを検証したいと思っています。
勿論それぞれに個性があるので全てを模倣・否定したりする必要もなく一定の効果を得ることが出来たならその後は自分の考えを取り入れてまさにオンリー・ワンの世界を構築して楽しめば良いと思います。
未だお若いですからじっくりと時間を掛けて計画して見て下さい。
今までペケと言って来た工法とか形等は絶対排除した方が後々早く良い形に収斂出来ると思います。
楽しみながら想を練って下さい。
楽しみにしています。
投稿: EVA | 2014年3月 4日 (火) 09時31分
こんばんは、EVAさん。
築23年目、お祝い申し上げます。(^ ^)いいですね。
今回記事を読んで暫し考えていました。私ごとですが仕事と生活に流されて最近はオーディオも腰を据えていません。
私もオーディオ専用ルームは「夢」ですが、今だスタート位置にも立っていません。。
よい機会と思ったので、少しいろいろと実行あるプランを考えてみます、ゆっくりですが。。(^ ^;
追伸
貯金箱小さいのは持ってましたね、もちろん陶器製。。
投稿: カクタスシティ | 2014年3月 3日 (月) 23時29分