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2014年3月 1日 (土)

水に付いて

水に付いて、と言うタイトルなのにカテゴリーがオーディオ関連とはこれ又、面妖な、と思われる方もおられると思います(爆)。

実は殆んど日々行っているLP洗浄で気が付いたことなのです。

私は昔(17年以上前)は東京に住んでいました。

その当時からLPは水道水で洗浄していました。

東京の水は汚いと言うことで当時から蛇口に取り付ける簡易タイプの浄水器を使用していました。

これでも分かるけれど直ぐにフィルターが黒ずんで来ました(汗)。

当時の方法は超音波洗浄機と言うモノです(触れ込み・効能を過信し過ぎた嫌いあり(爆))。

ハッキリ言って手間が掛る割には洗浄度は今一、二位だったように思います。

それはそれで済んでしまったのですが(機器は今でも物置にありますが)、ここに来てから10年位はCD一本やりでしたがその後LPが復活して洗浄することを思い付いたのですが果てさてどうしたものかと、思いました。

近くのオーディオマニアでLPをこよなく愛する方がおられてその方から女性の化粧落としの際に拭う布?なのかどうか素材は不明ですがそれを分けて頂きました。

この方は本業で使用されているので使用済みの中古品です。

新品は結構高価だそうです。

確か4枚位安く分けて頂き未だ現用と1枚在庫がありますので多分このままで残された人生は大丈夫ではないかと思っています(汗)。

他に使用する道具はレーベルカバー(LC-1)ときめの細かいスポンジです。

で、本題の水道水ですが実はここに家を建てて別荘として利用している時に水の味が全然違うことに気が付いたのです。

わざわざここから東京へ戻る時にはペットボトル2本分位は水道水を詰めて持ち帰っていました。

東京の水はホンと不味かった(今のことは分かりませんが...)。

で、更に本題は味ではなくその中身です。

原水が非常に汚いので浄化するのにも何工程も経ていると思いますし、カルキの使用も相当多いと思われます。

前置きが長くなりましたが実はこれが本当に書きたかったことなのです...。

東京にいた時代、LP洗浄して乾いた盤を見たらところどころ白濁しているのです。これはカルキの跡です。

で、これは不味いことにノイズの元になるのです(汗)。

東京にいた時は諦めの境地でしたが、ここに来てアナログ復活してから改めて洗浄するようになってからはたと気が付いたのです。

水が美味しいだけではなく原水そのモノのレベルが違うのでカルキの使用が少ないのです。

ここの水道水は柿田川の伏流水(富士山の湧水が元)を原水としています。

物凄い距離を延々とパイプを伸ばして利用しています。

だから元々不純物が少なく又美味しいのですね。

ここに来てから購入したLPは勿論のこと、東京で洗浄したカルキ跡の残ったLPも洗浄すればあ~ら、不思議カルキの跡が気にならなくなっています。

勿論ここで購入したLPはピッカピッカになります。

たかが水道水と雖も地域によってモノ凄い差があるのだと分かった次第です。

因みに私はLPを洗浄するのに当初は中性洗剤を少し使用しながら洗浄していましたがこれもやっている内に疑問が頭を擡げて来ました。

本当に奇麗に洗剤が取れているのかどうかと言うことです。

確認は出来ないので心配なことは止めようと言うことでその後水道水だけの洗浄になりました。

そして他にも色々薬剤やら使用する方法が取り沙汰されていますが↑のことを拡大解釈すると物凄く不安材料となります。

又針の洗浄もアルコール等は昔は使っていたことがありますこれも浸透性が高く針の接着剤を溶かしてしまう等問題点が指摘されています。

更にはLPが静電気を帯びないように静電気除去スプレーを掛けている人が今でも散見されますがこれも私は大昔にチョットやっただけで止めました。

と言うのは日本盤のLPと輸入盤を見比べれば一目瞭然ですが見た目は日本盤の圧勝です。

奇麗ですね~。

でも音はどうかと言うと100%ではないモノの略輸入盤の方が良いです(経験上)。

これは製盤後コーティング(静電気除去を含む)をして見た目を奇麗にしているからです。

これも購入後そのまま演奏した音と洗浄してからの音では自ずとその差は分かります。

と言うことはスプレーも目的は分かりますが音には良くないと言う推論が成り立ちます。

と言うことでその当時からその種のスプレーの使用は止めました。

静電気は環境にもよりますが我が家は冬の乾燥時でもそれ程気になりません。

夏場は湿度が高いので全く気になりませんが(爆)。

過日LPを何度か掛けた後の方が音が良くなるのではと言った記事を見ましたがそれは取りも直さずコーティングが剥がされているからに他なりません。

だから新品でも先ず洗浄するのです(どこまでコーティングが削がれているか確認のしようがありませんがやらないよりやった方が良いレベルかも知れませんが...(爆))。

結局私は一番シンプルな方法として水道水による洗浄を心掛け、針先もブラッシングするだけです。

静電気対策としては気になったら時々は丸ごと静電気除去する方法(SK-EXを使用)を取っています。

これはターンテーブルシートなんかにも効果があります。

オーディオ、特にアナログは色々なケアをする必要がありますがその方法如何によっては逆にダメージを与えることもあるので確認もしないで妄信してのやり過ぎは駄目と言うことです。

良く使われる言葉に「モノには限度、風呂には温度」と言う言葉がありますが肝に銘じたいと思います。

不便な山の中だからこそでしょうか、たかが水、されど水と言う時には良いこともあると言うお話でした(爆)。

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