ANTONIO SANCHEZのアルバム
今日紹介するのはANTONIO SANCHEZです。アルバムはTHREE TIMES THREE(’14)です。
これは2枚組で中年音楽狂さんの紹介です。
メンバーはディスクによって入替わっています。
ディスク 1
BRAD MEHLDAU(p)、MATT BREWER(b)、ANTONIO SANCHEZ(ds)
ディスク 2:1~3
JOHN SCOFIELD(g)、CHRISTIAN MCBRIDE(b)、ANTONIO SANCHEZ(ds)
ディスク 2:4~6
JOE LOVANO(ts)、JOHN PATITUCCI(b)、ANTONIO SANCHEZ(ds)
ディスク 1(34:54)
1.NAR-THIS(NARDIS)
2.CONSTELLATIONS
3.BIG DREAM
ディスク 2(49:35)
1.FALL
2.NOOKS AND GRANNIES
3.ROONEY AND VINSKI
4.LEVIATHAN
5.FIRENZE
6.I MEAN YOU
聴いて納得中年音楽狂さんお勧めの理由が良く分かりました。
~~~~~~~~~
CAM JAZZ 4作目となる本作は大きな注目を集めること必至といえましょう。
とにかく、コンセプトもメンバーも秀逸。異なる楽器、奏者をフィーチャーした3つのトリオで3曲ずつ演奏。
しかもフィーチャーするのが、ブラッド・メルドー、ジョン・スコフィールド、ジョー・ロバーノなのですから驚きです。
この3人が持ち分(?)の3曲をフルに使って最高の演奏を見せてくれるのです。
まずディスク1枚目は、ブラッド・メルドー。
今や未開の地平を切り拓き、自身のキャリアの原点ともなったジョシュア・レッドマンのバンドのプロデューサーもつとめたメルドーが、自己のユニットでなく、しかもトリオで演奏すること自体、皆無なのは言うまでもないこと。
しかし、リーダーを他の人に預けているから表現できることがあると見えます。
マイルス作曲(ビル・エヴァンスの作曲との説もあり)の「ナーディス」を詩的かつ端正に描き上げていくメロディ・センス、右手左手が会話するようなソロ演奏はまさしくメルドーならではのもの! このような演奏を聴けることだけで本作品は貴重といえます。
ディスク2枚目は、51年12月生まれのジョンスコに52年12月生まれのロバーノ。
サンチェスにとっては、およそ20歳先輩の二人。
しかし、数々の演奏をこなすサンチェスに気負いはなし。
それどころか、百戦錬磨のキャリアを積んだ二人を自由に泳がせて痛快な演奏を引き出しています。
特に、ロバーノに関しては、彼の演奏歴の中でも屈指の演奏と言っても過言でないでしょう。
作品や演奏の良し悪しはリズムが要というのは明らかな事実ですが、改めて、ドラムの存在感の大きさを思わされる一作。
共演アーティストの実力を活かすも殺すもドラマー次第、なんてことも実感。
もちろん、才能を引き出せるのがこのサンチェス。
各共演者の個性をつかんだオリジナル曲も見事!~ネット。
~~~~~~~~~
以上、詳細なことは私には分かりませんので解説文をネットから引用させて頂きましたが冒頭から痛快な演奏が始まります。
全ての演奏が同じメンバーでないのもダレルことなく新鮮なアルバムに仕上がったのだと思いました。
CDでは久々に心地良い興奮を覚えさせてくれるアルバムです。
皆さんにもお勧めしたいですね。
改めて中年音楽狂さんに感謝!!。
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コメント
中年音楽狂さん、続けて今日は。
このアルバムには私も衝撃を受けました。
MARISA MONTE良かったですよ、とコメントさせて頂いた時ANTONIO SANCHEZは今年最高かも知れないと返事を頂き到着が楽しみでした。
聴く前から身構えましたがそれを上回る内容にすっかり参りました。
CD2枚組は余裕のある収録になっているので1枚当たりでは短めですがこれも音に影響しているのでしょうか(アナログではそう言うこともありましたが...)。
2枚続けて良いモノを紹介して頂き感謝しています。
引き続きアルバム紹介お願いします。
投稿: EVA | 2014年9月28日 (日) 12時47分
EVAさん,続けてこんにちは。
このアルバムは興奮度が高いもので,私は正直言って,今年最も本作に興奮させられたと言っても過言ではありません。メンツも適材適所,そしてリーダーの煽りよろしく,熱演を聞かせていて,これはやっぱりいいですねぇ。
ということで,こちらの記事のURLも貼付させて頂きます。
http://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2014/09/antonio-sanchez.html
投稿: 中年音楽狂 | 2014年9月28日 (日) 11時54分