今日紹介するのは’04年に発売された↑のアルバムです。
制作はEMI MUSIC JAPANですがカッティングは日本が誇る日本ビクターの小鐵徹氏の手になります。
今回一気に電音ギアドライブ+SPU MONO G MK2で聴いてみました。
録音期間は’53~’65です。
買った当時はLP12しか使える状態ではなかったのでモノラル・ステレオ混在のアルバムでかつステレオも録音は古い時期なので思うような感触が得られませんでした。
やっとここに来て真価を発揮するようになりました。
この期間ですとステレオ録音でも左右に単純に振り分けた程度なので汎用カートリッジで聴いても左右の広がりが先ず阻害されることはありません、それ以上に中央重点の厚みのあるサウンドが楽しめて私は好きです。
当時アナログ回帰して直ぐの頃ですがこのアルバムが未だ残っていたので入手出来、良かったです。
全体を見てみるとかなりダブりのあるタイトルがありますがオリジナル、再発年次違い等々も聴き比べられて楽しめます。
この20作品は↑のようにカッティングに細心の技術が注ぎ込まれているので取り分け素晴らしいと思いました(マスターのへたれによる目立ったノイズは感じられません)。
当時でも20枚一括購入は資金的にも結構大変でしたが何とかなりました(今ではとてもじゃないけれど...)。
20枚のタイトル(シリアル・NO順)
1.キャノンボール・アダレイ/SOMETHIN’ELSE(’58.3.9録音)・・・他に1枚あり
2.ソニー・クラーク/COOL STRUTTIN’(’58.1.5録音)・・・他に再発盤2枚あり、更に1、2あり
3.アート・ブレイキー/MOANIN’(’58.10.30録音)・・・他に1枚あり
4.バド・パウエル/THE SCENE CHANGES(’58.12.29録音)
5.ジョン・コルトレーン/BLUE TRAIN(’57.9.15録音)
6.ソニー・ロリンズ/A NIGHT AT THE ”VILLAGE VANGUARD” (’57.11.3モノラル録音)
7.リー・モーガン/CANDY(’57.11.18、’58.2.2モノラル録音)
8.クリフォード・ブラウン/MEMORIAL ALBUM(’53.6.9、8.28モノラル録音)・・・他に再発盤1枚あり
9.ハービー・ハンコック/MAIDEN VOYAGE(’65.3.17録音)・・・他に再発盤1枚あり
10.ケニー・ドーハム/’ROUND ABOUT MIDNIGHT AT THE CAFE BOHEMIA(’56.5.31モノラル録音)
11.ユタ・ヒップ/JUTTA HIPP WITH ZOOT SIMS(’56.7.28モノラル録音)
12.ジャッキー・マクリーン/SWING、SWANG、SWINGIN’(’59、10、2録音)
13.ハンク・モブレー/WORKOUT(’61.3.26録音)
14.ドナルド・バード/FUEGO(’59.10.4録音)
15.デューク・ジョーダン/FLIGHT TO JORDAN(’60.8.4録音)
16.ティナ・ブルックス/TRUE BLUE(’60.6.25録音)
17.ケニー・ドリュー/UNDERCURRENT(’60.12.11録音)
18.ケニー・バレル/MIDNIGHT BLUE(’63.1.8録音)・・・他に1枚あり
19.ジョニー・グリフィン/CONGREGATION(’57.10.23モノラル録音)
20.アート・ブレイキー/A NIGHT IN TUNISIA(’60.8.7録音)
以上全て素晴らしいアルバムです。
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