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2015年2月11日 (水)

オーディオは継続なり

私はオーディオと言う趣味に嵌って既に47年以上経ちますが全く飽きませんね~(爆)。

尤もある事情で一時中断した時期はありましたが...。

47年の間、機材は当然のことながら種々変遷を辿って来ています。

資金もない若い時から始めていますので最初から納得出来るモノを使用し、かつ使用し続けることなどあり得ません。

又良いと決めたモノでもその時々に於いて新たな魅力ある機器との出会いや私自身の考え方が変わったり又時代の移ろいによって変わるのは至極当然なことである。

そんな中、時には一気に総入替え(リセット)何て言う荒業もやって来ました。

若い時のそう言ったことを踏まえて徐々に継ぎ足して行く現在の継続のスタイルが生まれました。

「たれ」の継ぎ足しではないけれどベースとなる基本が経験によってある程度定まって来れば継ぎ足しで進化・深化させて行くのが尤もオーソドックスで良いと思っています(サウンドの好みが決まればそれを発展させて行く)・・・これは何にでも当て嵌まりそうです。

30年位前は見よう見真似で機器の改造しまくりでした。

その経験で得たことはその後の判断基準に於いて大いに役立っています。

1.変化するけれどそれが果たして目的の音か(自作派・改造派の陥り易いドツボ!?)

2.一人の人間がやったことが果たしてメーカー製を超えられるのか(能力の限界)。

3.独りよがりの独自路線を貫き通すのであれば構わないけれどある程度は汎用性が認められるモノでなければソフトを鑑賞した際偏重の恐れがある(本当に良い音なのか検証・確認出来ない・・・バランスが大事)。

以上全てにおいて当然例外(全知全能の神のような存在の人=天才)はあります。

趣味ですから各自思い通りにやれば良い訳ですが凡人の私はやはりニュートラルを重んじました。

と言うことでその後は改造を止め、現在に至っています(得た教訓は↑以外にも大変多いです)。

現在のシステムは大きく言えば7年位前に出来上がったモノ(分電盤+LP12導入時)で爾来大きな変更はありません。

故障による機器の入替えは止むを得ず行いましたが、それ以外は新しい分野での機器の購入も最小限に止め、現在に至っております。

私自身のシステムの鳴り方・鳴らせ方は昔から一貫しています。

端的に言えば出音は「元気で明るく闊達で音離れの良い楽しい音」です(付随条項は沢山ありますが...)。

内容は当然進化・深化していなくては意味がありませんが考え方は↑の30年前の経験以来大きくは変わっていません。

現在はオーディオシステムの変革よりも音楽への造詣を深めたいと人生も残り少なくなった今真にそう思っています(汗)。

新しい音楽ジャンルへの挑戦は一時期真剣に考えたことがありますがやはり時間が掛かるので今は好きな音楽であればジャンルを問わず(雑食)楽しむと言う従来の姿勢に回帰しました。

残り少ない時間を考えれば気負って無理をしても何も楽しくない訳でただ只管好きな音楽を聴くのが体の為にも一番良いことだと思うようになった次第です。

どこまでやっても最後は聴く人それぞれの音楽なのでそこに優劣などはありません。

対峙して聴き続けても疲れるだけなので私はリラックスして楽しむようにしています(対峙するのは気が向いた時の僅かな時間だけ(爆))。

(建てた当初はそこまで気が回りませんでしたが)我が家の構造は普通のお宅とは違ってオーディオルームが完全に仕切られていませんので色々な+αがあります。

例えばリスポジ以外にスキップフロアの上階(1階)だったり、2階からも音楽を聴くことが出来ます(距離に応じて出音状態の確認が出来る)。

音はどこで聴いても通りが良くて楽しめます。

定位も何ら問題ありません。

建物の構造上一番離れたポイントで約8~9m位になりますが思ったよりは減衰せず届いています。

天井が高く奥行きが長くかつ2階へも筒抜け構造の為、音が飽和したり籠って閉塞状態になることがないので圧迫感はなく極めて気持ちが良いです。

加えて安普請の為壁も薄く音は外へダダ漏れです(自然減衰?(汗)。

我が家は山の中の一軒家ですのでこれでも問題はありません。

音楽鑑賞の為の建物作りも色々な方法がありますが建設場所を第一義に考えるとこう言う作り方はコスト的にも安上がりかと自画自賛しています(汗)。

勿論他の要因で悩みの種は一杯ありますが...(一例として寒い(汗))。

表題の「オーディオは継続なり」は音楽鑑賞上も同じことが言えそうですね。

日々使い続けて聴き続けることで音楽の楽しさ・難しさも自然に分かって来てそれこそ死ぬまで「解」が得られぬことはまさにオーディオも音楽も同じでしょう。

「オーディオは継続」なりが力を発揮することは言うまでもありませんが何よりも大事なことは器で自ずと音楽再生能力(の限界)は決まりますのでシステムを幾ら奢っても器以上のレベルには決してならないと知った上で程々に楽しむと自ら肝に銘じております(良くも悪くも器次第(爆))。

それにしても我が家の現役オーディオ・ソフトは何れも優に5~60年以上に及ぶモノが混在していること自体この趣味を始めた時には思いもしなかったことなので大変驚いています(爆)。

お粗末さまでした。

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