新DAC(新潟精密FN1242A搭載)導入後我が家のオーディオは更にディスコンのウエートが高まりました(汗)。
しかしながらそれは我が家のシステム構成上重要な位置付けにあるモノばかりなので苦笑するしかありません。
それは次の3つです。
1.電音ギアドライブ・・・太古(オーディオ分類上私が作った括りです、以下同じ(汗))
購入時50年以上経過していると東京・秋葉原のエルタスの店主本田さんに言われました(汗)。
でもこれは極めて希少かつ能力高いADPだと。
当時今の家を建てる時だったので何か記念になるモノを購入したいと思い、毎週の如く通っていたエルタスの本田さんに候補の選定をお願いしていたモノです。
その結果候補に挙がったモノが鎌倉の家の倉庫に保管してあるので見に行ったのでした。
埃塗れとまでは行かないまでもそれに近い状態でモノは鎮座していました(汗)。
でも説明を聞いて今この時を逃したら二度と入手出来ないと思い大枚を叩いて購入しました・・・納品は建物が完成した1ヶ月後位に持ち込んで頂きました。
結果、少しだけ使った後、色々あってその後約20年以上我が家でも放置状態となっていましたが一昨年の2月に一念発起色々やってみた結果使えることが分かり今に至っています。
この約2年間は音出しする、しないに関わらず夜3時間程度は回しっぱなしです。
その効果が出て当初立ち上がり時はやや硬い動きでしたが今は最初から滑らかな動きとなりました。
勿論回転は正常です(33回転のみ)。
音は紛れもなくぶっとく歯切れの良い音で大好きなADPです(モノラル専用で使用中)。
2.DCパワーアンプ・・・中古
これは近所のDCアンプマニアさん製作の金田式です。
これに使われているMOS-FETは37年位前の日立の当時弩級のアンプ(HMAー9500)のモノだそうです。
これはその後ゴールドムンドに使われたりした石でもあるのだそうです。
我が家のNO.27Lが故障した際、お借りして今に至っています。
これは僅か30W程度の出力なのに鳴りっぷりは凄まじい。
NO.27Lに比べても劣るどころかNO.27L以上に大らかに鳴るところなんか「小粒でもピリリッと辛い」以上の存在感抜群のアンプです。
3.新潟精密FN1242A・・・新古
これは10年位前のフルーエンシーDACチップです。
これを通して聴くCDはまるでLPを聴いているようなアナログサウンドで鳴ってくれるので心地良く大満足です。
所謂歌舞伎で言う目力(めぢから)ならぬ音力(おとぢから)の効果でしょうか(爆)。
音に力があるので今まで詰まらないと思っていたCDが息を吹き返し命が宿った証拠でしょう(そんなこたぁ~ないでしょうが...)。
朗々と鳴って全然別モノを感じさせます。
やっと自分の目指す音のするDACに巡り会えたのです。これで私の新規ソフトの購入方針が変わりました...。
上記1.~3.に加えてLP12の音の共通点は線が太くて切れ味鋭いことです。
一番太いのは電音ギアドライブのモノラル再生ですがこれは別格で、ステレオ再生では2.3.とLP12は同等です。
比べると9018は優等生タイプでサラッと何でもそつなく熟すけれどFN1242Aに比し音力が少ない分、抑揚・高揚感等の感情表現に於いて劣る、と感じました・・・比較すれば平板(単調)と言うことに気が付く(比較しなければ分からない(今まで問題にしていなかった訳だから(汗))。
今回のDAC製作者は9018も自作して使っておられるのでお聞きしたら情報量はやはり最新の9018が一番だと。
このことから推測するに情報量の多さだけでは出音状態を推し量ることは難しいと言うことでしょう(我が家の9018(製作者は違う)とFN1242Aを聴き比べると圧倒的にFN1242Aの方が情報量も上ですから...(爆))。
何れにしても聴いて楽しい音を感じるのはFN1242Aが1枚も2枚も上のようです。
そうそう、このDACも基本は金田式です。
我が家のDACとパワーアンプが同じ金田式なので相性も抜群なのかも知れませんね(爆)。
意図した訳ではなくホンとたまたまですが我が家には↑のように古いモノが集まってしまいました(オーディオ以外にも古いモノが沢山あるのでその所為か(汗))。
でも出音は極めて現代的で線が太くて切れ味鋭いサウンドで懐古的なかび臭さは微塵も感じさせず実に楽しめる音です。
今は兎に角CDを取っかえ引っかえ次から次へ聴くのが楽しい、所有CDから今まで気が付かなかった何かが飛び出す(未知との遭遇)??、ワクワクします。
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