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2015年5月 6日 (水)

SIC-MOS搭載フォノイコ(モノラル用)導入!!

SIC-MOS搭載フォノイコ(モノラル用 MM型)導入しました(5/4到着)。

到着後早速繋いでみました。

上流から電音ギアドライブプレーヤ→オルトフォンRMG-309→オルトフォンSPU MONO G MKⅡ(MC型 出力3mv)→SIC-MOS搭載フォノイコ→プリです。

一聴して驚くべきはそのS/N比の良さでした。

目の覚めるようなサウンドを奏でてくれます。つまり鮮度感が半端でない、と言うことですね。

LINNのAKURATE内臓のフォノイコに比べるとゲインは低いのでLP12(ステレオ)で聴くレベルにして略同じになりますが今まで無音時には若干のハム音も確認出来た(演奏時は全く支障なし)のが今回はそれすらも略聞き取れません(汗)。

そしてモノラル録音の特徴として上げられる太くて押し出しの強い、エネルギッシュな音は勿論ですが、このフォノイコを通して聴くと更にきめの細やかさ・柔らかさ・艶・潤い等も実に良く表現してくれます。

大袈裟に言うと今までは粉をふくような乾燥肌だったのがしっとり・潤いたっぷりのすべすべ肌に変身したようです(汗)。

まさにモノ・ステの録音方法の差でしかなく内容的には同等に楽しめます。

2日間聴いた中で主だったモノを次に上げておきます。

1.BEN WEBSTER/SOULVILLE

tsの形状宜しくまさに吹き上げる様が見えるようです。

2.HERB GELLER/THE GELLERS

夫婦(as & p)+αの演奏なので息もピッタシ、迫力ある演奏で楽しいです。

3.BUDDY RICH/THE WAILING

これは豪華メンバーです。dsの早打ち・連打が素晴らしいしtpのストレートな音色が良い。

4.LAWRENCE MARABLE/TENORMAN

これもtsですが、良い響きですね~。

5.ART PEPPER/ART PEPPER MEETS THE RHYTHM SECTION

流石オリジナルは音の抜けも良くART PEPPERのasも冴え渡っています(ステレオ盤ではこうは行かない)。

6.HARRY JAMES/HARRY JAMES IN HI-FI(10)

これは弩迫力そのもの(汗)。難は古過ぎてややノイズがあること、でも音楽性は素晴らしい。

7.ELVIN JONES/AND THEN AGAIN

JONES三兄弟揃い踏みです(このケースは余り多くはないような...)。

そしてELVINのdsも圧倒的な迫力で迫って来ます。

8.JOSE GRECO/SPANISH DANCE SPECTACULAR

タップで床を踏み抜く音は圧巻。この盤はとても良い状態のモノが手に入ったので再生系が良くなると益々真価が発揮され、思わずニヤリとしてしまいます。

9.BUDDY RICH/THIS ONE’S FOR BASIE

MARTY PAICH アレンジのアルバムです。BUDDY RICHのdsのキレキレの凄みが味わえます。総じてB面の方がより楽しめます。

10.BEN WEBSTER/THE CONSUMMATE ATISTRY OF BEN WEBSTER

BEN WEBSTERのtsが野太くて聴き惚れてしまいます。特にB面ラストのDANNY BOYは絶品です。

~~~~~~~~~

このフォノイコの能力は私の予想を遥かに超え、想像以上のポテンシャルには脱帽ですm(_ _)m。

構成は次の通りです。

・電源トランス  15VA トロイダルトランス
・定電圧電源    SiC-SBDダイオード×4、SiC-MOS×2 nonNFB
・アンプ基板   A7 SiC-MOS×4、FET×5/CH   入力インピーダンス 47KΩ
・イコライザー    NFB形 RIAA MM専用
・ミュート回路   約3秒

このフォノイコはFN1242A搭載DACと同じNさんの製品です。

Nさん自身多くのカートリッジを使っておられ、このフォノイコは全てのカートリッジの性能を如何なく発揮(つまり個々のカートリッジが持つ個性を充分に引き出している)している自信作ですと言われておられますがまさに一聴すれば分かる納得のサウンドでした。

さて現在のところ電源ケーブルは有り合せのモノを使用しておりベストとは言えませんがこの状態でも充分過ぎる位その能力(良さ)は発揮されています。

今後の楽しみとして電源ケーブル含めての微調整(N2ケーブル分電盤直結化)はゆっくりとやる予定です。

で、電源系は別として電音ギアドライブプレーヤシステムは完成(は有り得ないので)ではなくこれにて打ち止めです(’13.2に粗大ごみから蘇って、同5に完全復活して丁度2年後に漸く全てが調いました)。・・・つまりSIC-MOS搭載フォノイコ>AKURATE 内臓フォノイコと言うことです。

これで後は年内にステレオ用のフォノイコ「UPHORIK」を導入すればLP12システムも打ち止めです。

そうそうもうひとつありますね。

それはCDPです。

FN1242Aを導入して聴いていたら現在のCDPの役不足が感じられるようになりました(汗)。

もうチョッとグレードの高いモノだとどう表現が変わるか興味津々となりました。

ただこれは「生きていたらの話で」来年以降の楽しみとします(年金生活の身なので今年はここまでで一杯一杯です(汗))。

これが終われば全てのシステムが打ち止めです(本当かな???)。

それにしてもこれで益々モノラル録音のLP収集(再発でOK)に拍車が掛かりそうで怖いです(汗)。

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コメント

toyocrimさん、今晩は。

>1242AのDACは組合わせるCDTで素晴らしい実力を発揮します。

そうだと思います。SIC-MOSフォノイコも素晴らしいのですが、組合せに於いてはアナログ系に比べデジタル系の方が見劣りするのも事実なので今年残したことが終われば来年はどこまで出来るか分かりませんが相応しい相手を見付けたいと思います。

又厚木店長さんに色々お願いしようかと考えています。

アナログ・デジタルそれぞれが出来ることを目一杯出来るように仕向けてやるのがマニアの役目ですからね...。

又色々教えて下さい。

投稿: EVA | 2015年5月 7日 (木) 20時37分

良かったですね。
1242AのDACは組合わせるCDTで素晴らしい実力を発揮します。私はP-0と組合わせています。
アナログは比類なき音を出しますがデジタルも中々イケます。オーディオライフを素晴らしい物にすると思います。

投稿: toyocrim | 2015年5月 7日 (木) 20時25分

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